九州大学 山田研究室

日本語学習VRの研究内容が論文に採録されました

2025年08月04日

結構、時間がかかりましたが、山田研修了の李さんが修士の時にやっていた、感情に関わる日本語オノマトペ学習を支援するVRシステムの開発・評価の内容がIEEE Access誌(Impact factor 3.6, Google Scholar Matrix #1 Engineering & Computer Science (general))に採録されました!まずは査読者の先生方による丁寧なフィードバックに大変感謝いたします。また本論文について修了後もがんばった李さん、その支援をした耿先生もお疲れ様でした。最後の最後でいい成果を上げることができ、本当に良かったと思います。

T. Li, X. Geng and M. Yamada, “Embodied Learning in Virtual Reality: Enhancing Japanese Psychomimetic Word Acquisition Through Emotional Experiences,” in IEEE Access, vol. 13, pp. 133694-133710, 2025, doi: 10.1109/ACCESS.2025.3590748.

本研究は日本語の感情語彙(ワクワク、ドキドキ、イライラとか)を学習する支援として、直感的に理解しやすいVRにて実現し、評価したものです。評価も単なるパフォーマンス評価だけではなく、視線データを使って、使用しているときの感情状態と学習習得の関係性に迫ったものです。本研究のPIでいうのものなんなのですが、知見として非常におもしろいものになったと思っています。私自身も研究を進める中で大変学びになった研究です。

VRはいろいろ広がりを見せてきていますが、実際に何がいいのか、研究としてまだまだやるべきことが多いと私は実感しています。教育というフィールドで、どのようにVRベースのシステムをデザインし、評価すべきか、追求していきたいと思います。

もしご興味がございましたら、お読みください。Open Accessなので、無料でお読み頂けます。

どうぞよろしくお願い致します。

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