九州大学 山田研究室

eLearnにて発表してきました

2024年10月15日

何年振りでしょうか、AACEという国際会議運営団体が運営しているeLearn2024に参加してきました。開催国はシンガポールです。いいですね、シンガポール。思ったほど暑くなかったです。また日本と時差は1時間、6、7時間くらいで行けるというのがいいですね。私は手術をした、仙骨あたりが痛く、長時間の着席になかなか耐えられないので、この時間くらいだと助かります。しかし、ホテルの隣がインド系の寺院で、お香の煙がホテルの中まで入ってきて、むせ返る感じでした。おかげで喉が痛いです・・・

しかし、考えてみると、前回eLearnに参加したのは2010年ですね。それ以降、参加してませんでした。またコロナ禍もあり、国際会議自体が開催されなくなったりして、久しぶりの開催という感じでした。

発表した内容は過去の記事に記載しました。連名発表した、相浦さん(システム情報科学府 修士1年)がデビューということで、私も懐かしく、昔を思い出しました。私は修士2年の頃で、ICCEが初でした。開催地はメルボルンだったかな。電気通信大学の柏原先生と同じセッションだったことを覚えています。緊張しますよね。

相浦さんのセッション自体、かなり盛り上がってよかったです。日本の保育の事情とか入るので、海外ウケはどうかな?と思ったのですが、参加者も海外の方もけっこういて、議論もかなり盛り上がりました。相浦さんも今回の参加で研究のモチベーションが上がったということでしたので、今後、楽しみですね。

私は、うちの特任助教であります耿先生と2件発表を行いました。もう耿先生はベテランですからね。英語はスラスラ出ていましたが、久々で緊張したのか、顔が下向いていました。練習しないとなあ(笑)。いかんですなあ。

ちょっと感じたことは・・・

・やっぱりAI系発表が多い。キーノートもAIが多い。でも、なんか、メリットとリスクのような話が多い。研究として進める中で、そういう話はもう大衆化してきているので、もういいかな。研究の話が聞きたいです。

・VR、AR、XRもかなり多い。これは研究の方向性によっては化けそう。コンテンツ開発が難しく、時間がかかるので、このあたり、どう効率化していくか。研究としても課題になりそう。

・ゲーム関係も結構多かったです。コンテンツ技術と合わせて、どう学習のエンゲージメントを高めていくべきかという視点が多かったですね。おもしろいと思いました。

・参加者数がとても少なくなった。100いるか、いないか。AACE系の国際会議って、私が学生のころ、いっぱい参加者がいて、元気だったのにな。残念。この参加者数が減っているのは、なんでもコストが高くなっていることや、遠隔参加で問題ないなら、それでもいいという人たちが増えた感じがする。また企業展示も3社くらいのみ。

あと日本からの参加者も多かったですね。博士後期課程時代の同級生 李凱先生(獨協大学)、東北大学の三石先生(こないだ9月に仙台で会ったばかりですが)、東京学芸大学の高橋先生(結構、いろいろお話ししました。楽しかったです)、近畿大学の越智先生とか、お会いしました。

eLearn、来年もシンガポールらしいです。2年連続???来年度の予算をみながら、チャレンジしてみたいと思います。

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