九州大学 山田研究室

スマートラーニングデザイン研究ユニットを立ち上げました

2023年10月16日

データ駆動型イノベーション推進本部(DX推進本部)へ異動して半年ほど経ちました。いろいろ感覚も慣れてきました。これまでとは違う世界で、おもしろい出会いもいっぱいあり、楽しんでいます。

DX推進本部の専任教員として、自分が代表で進めていける研究ユニットを持った方がよいという理事からのご意見を頂きまして、それはたしかにそうだなと思ったので、いろいろ考えていたのですが・・・ラーニングアナリティクス(LA)は既にDX推進本部にはLA部門があり、加えてラーニングアナリティクスセンターもあります(しかも両方兼任)。私の強みは、LAだけではなく、教育工学という学際的な立場から様々な学習理論を踏まえて、幅広く学習環境のデザインができることかなと思ったので、研究ユニット名を「スマートラーニングデザイン研究ユニット」とし、9月からスタート致しました。

メンバーとして教育工学や知能情報学だけではなく、Web情報学、科学教育学(STEM/STEAM教育)、感性工学、教育哲学、それぞれのご専門の先生方にも入って頂いております。それぞれ研究テーマをお持ちですが、研究知見を共有して、研究ユニットとして、スマートラーニング環境のデザイン、開発、評価、その先の社会まで見据えられるユニットにできればと思っております。

本研究ユニットの立ち上げの土台作りとして、先日はPurdue大学のRichardson先生と前田先生をお迎えし、研究知見の共有とディスカッションを行いました。また同研究ユニットのキックオフとして11月14日にはシンポジウムの開催も致しますし、私のチームが主に開発したデジタル教材配信システム”B-QUBE”と学習ダッシュボード”Metaboard”、それらに連係して動く学習支援システムを学外の共同研究組織と連係して展開し、実践研究を積み重ねていきたいと思います。

ご興味のある方々がいらっしゃいましたら、ぜひ議論など行えると幸いです。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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