九州大学 山田研究室

データ活用型教育・学習環境に関する国際共同研究シンポジウムを開催します

2023年09月27日

既にいくつかのメーリングリストにてアナウンスをさせて頂きましたが、11月14日(火曜日)13時より、九州大学データ駆動イノベーション推進本部 国際共同研究シンポジウム「デジタル社会における学習環境デザイン〜データ駆動型学習環境における学びとその支援をどのようにデザインすべきか?〜」を開催致します。

基調講演にミシガン大学情報学部 Research Professorで、アメリカ科学財団(NSF)のディレクターでありますDr. Stephanie D. Teasleyをお招きし、ラーニングアナリティクスを活用した学習ダッシュボード等、Dr. Teasleyが主導されているご研究についてご講演頂きます。Dr. Teasleyはラーニングアナリティクス専門の国際会議でCORE Ranking AでもあるLearning Analytics and Knowledgeを運営しているSoLARの元会長でもあります。

ミシガン大学はラーニングアナリティクス研究でも世界的に有名であり、数多くのインパクトのある研究プロジェクトが進められています。他にも教育工学関係でも古くから著名な研究者が活躍している場でもありました。私がずっと研究としても行っている自己調整学習でも、Dr. Paul PintrichやDr. Stuart Karabenickといった世界的な研究者がいました。Dr. Teasleyも研究キャリア初期では認知心理学をご専門とされていて、単なるデータ駆動型のラーニングアナリティクスというよりも、様々な学習理論などを踏まえて、どう学習環境をデザインすべきかご研究されています。

基調講演の後は、Dr. Teasleyとの共同研究の成果の報告を合田美子先生(熊本大学)、Nehal Hasnine先生(法政大学)から行って頂き、パネルディスカッションを行います。

今回、対面参加においては同時通訳を行います。50台用意していますので、お申し込みの際には「同時通訳機器要」とチェックして頂き、お申し込み下さればと思います。ハイブリッドでも開催しますので、お時間が少しでもありましたら、オンラインでご参加下さりますと幸いです。

お申し込みフォームはこちらになります。

https://forms.office.com/r/qiwJ2eUtZV

下記が詳しい主旨とプログラムとなります。多数のお申し込み、お待ちしております。

九州大学データ駆動イノベーション推進本部 国際共同研究シンポジウム
「デジタル社会における学習環境デザイン
〜データ駆動型学習環境における学びとその支援をどのようにデザインすべきか?〜」

高等教育機関だけではなく、GIGAスクールの展開により、初等中等教育にも1人1台端末の整備がなされ、ICTを活用した教育・学習環境が広がり、実践が積み重ねられています。教育の情報化が進むことで一番大きなメリットとなるのは、学習に関する膨大なデータが蓄積でき、それを活用した教育・学習環境の改善が可能となる点です。しかし、教育・学習環境の改善を目的として、データを活用するとしても、何を目的にして、どういうソリューションを提供するのか、そのソリューションはどのようにデザインするのか、どういう理論に基づいてデザインするのかなど、データ駆動型教育・学習環境のデザインを検討する必要があります。

九州大学データ駆動イノベーション推進本部デジタル社会創造部門では様々な領域において、デジタル化されることの効果、課題に関する研究を進め、これから求められるデジタル社会の姿を検討しています。同部門ではスマートラーニングデザイン研究ユニットを2023年9月に立ち上げ、デジタル化されたスマート教育・学習環境のデザイン・開発・評価、その先にあるデジタル社会の姿を教育・学習の観点から模索していきます。本シンポジウムではそのキックオフとして、ラーニングアナリティクス研究において、国際的な研究拠点を創り上げ、ラーニングアナリティクス研究を国際的に主導されている、ミシガン大学 情報学部 Research Professorで、アメリカ国立科学財団(National Science Foundation: NSF)のDirectorでありますStephanie D. Teasley先生をお招きし、基調講演を頂きます。またテーマに関する研究報告、パネルディスカッションを行います。

日時:2023年11月14日(火曜日)13時00分〜16時00分
会場:九州大学伊都キャンパス 稲盛財団記念館 稲盛ホール(ハイブリッド開催)
主催:九州大学データ駆動イノベーション推進本部、科学研究費 国際共同研究強化(B) 「学習改善行動の意思決定を支援する学習ダッシュボードの開発と評価」(代表:山田政寛)
後援:九州大学ラーニングアナリティクスセンター、日本教育工学会、教育システム情報学会、情報処理学会九州支部

備考:本シンポジウムでは対面においては同時通訳を行います。事前参加申込にて50名まで同時通訳機器を提供致します。50人目以降の対面参加お申し込みの方におかれましては同時通訳機器のご提供ができませんので、あらかじめご了承ください。

プログラム
・13:00〜13:05 開会挨拶
谷口倫一郎(理事・副学長/データ駆動イノベーション推進本部デジタル社会創造部門長)

・13:05〜13:10 主旨・注意点説明
山田政寛(データ駆動イノベーション推進本部 デジタル社会創造部門 教授)

・13:10〜13:50 基調講演
Dr. Stephanie D. Teasley(Research Professor, University of Michigan /Director, National Science Foundation, USA)

・14:00〜14:45 研究報告(1人15分)
1. 合田美子(熊本大学 半導体・デジタル研究教育機構 准教授)
2. 大久保文哉(九州大学 大学院システム情報科学研究院 准教授)
3. Hasnine Mohammad Nehal(法政大学 情報メディア教育研究センター 准教授)

・14:50〜15:40 パネルディスカッション
「データ駆動型教育・学習環境のデザインはどうあるべきか?」
モデレーター:山田政寛
パネリスト:Stephanie D. Teasley、合田美子、大久保文哉、Hasnine Mohammad Nehal

・15:40〜15:55 質疑応答
・15:55〜16:00 閉会挨拶

お申し込み
お申し込み期限:2023年11月13日(月曜日)正午まで。お申し込みは下記フォームにてお願い致します。
https://forms.office.com/r/qiwJ2eUtZV
オンライン参加ご希望の方には、お申し込み期限後に参加用URLをメールにてお送り致します。

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