九州大学 山田研究室

研究成果がショートレターに掲載されました!!

2016年09月02日

大変ありがたいことに、私が関わっております研究成果の一部が、このたび日本教育工学会のショートレター特集号に採録されました!!

江藤真美子・井上功一・山田政寛 (印刷中) 高等学校における知識構成型ジグソー法を取り入れたヘルスリテラシー教育の効果, 日本教育工学会論文誌, 40(Suppl.)

松田岳士, 山田政寛, 合田美子, 加藤 浩, 宮川裕之(印刷中). 自己調整学習を支援するセルフ・レギュレータの開発と形成的評価, 日本教育工学会論文誌, 40(Suppl.)

本成果をショートレターへ採録されるに向けてご指導を下さいました査読者の先生方に感謝致します。ご指摘を踏まえ、よいものになったと思います。これらの研究成果がより一層、良い物になるよう、がんばりたいと思います。また、研究の遂行において、ご支援を下さいました皆様にも感謝致します。

1つ目は、高校における理科教育の中で、感染症のトピックを扱い、感染の仕組み、脅威、特徴などを知識構成型ジグソー法と、軽めのゲーム的要素を用いて、効果検証した実践研究です。教育工学会では、近年、医療・看護関係の研究が増えてきましたが、初等・中等教育における健康教育に関する研究は非常に数が少ない状況です。また、初等・中等教育では、健康教育に割り当てられる時間が非常に限られているので、その時間でも効果的な授業方法が求められます。本研究は効果的な健康教育推進に向けて、何かのヒントになればと思います。本研究は県のプロジェクトであります「福岡県立学校 新たな学びプロジェクト」という公立高校におけるアクティブラーニング推進研究の成果で、福岡県教育委員会、Chromebookの貸与にてご協力くださいましたミカサ商事様、パナソニック教育財団様よりご支援を受けました。感謝致します。

2つ目は、今回で3期目に入った、科研費による自己調整学習に関する研究プロジェクトで、これまでICTを活用して、自己調整学習を支援する試みをいろいろしてきたのですが、今回は、1人で学習する状況で、自己調整学習のForethought(特にPlanning)、Monitoringを支援するシステムになっています。今回のショートレターでは、このシステムについて、今後の改修・展開に向けて、どうすればいいか、ヒントを得るべく、評価した結果を掲載しています。今後、改修を行い、本格的な評価をすすめていくことになるかと思います。

今後もよい研究、その成果を実践に展開できるよう、日々、努力していきたいと思います。

このたびはありがとうございました。

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