今日は図書館総合展に行ってきました。大変活気のある展示会でした。ブースを回っているだけでも楽しかったです。いろんな図書館業務があり、それぞれにソリューションってあるんだなと実感しました。私たちが普段、あまり意識していないところにもいろんなものが導入しているんですね。
私は今回、山内祐平先生@東京大学が司会をされた「図書館における学習支援の現状と課題」で金沢大学と海外の事例について報告をしました。金沢大学は国立の中では、インフォーマルラーニングに関する支援というのはしっかりやっている方ですし、カフェの構造上、大学図書館と連携して、イベントが行いやすいというのがあります。そこで行われているイベント、また私が行っている「学習環境デザインプロジェクト」という授業における、「学びの場」としての大学図書館デザイン案の提案などお話をさせていただきました。また海外の事例では今年3月に回ってきた香港・シンガポールの大学図書館・ラーニングコモンズの調査結果、またオーストラリア、アメリカの図書館の事例について簡単ではありますが、お話をさせて頂きました。
いろんな大学の事例もありますし、今回、私たちの後のセッション、野末先生@青山学院大学がコーディネートされたセッションでもお話がありましたが、大学図書館がどう教育に寄与できるのか、考えて明示化し、行動しなければならないと思いました。国立大学であれば、第2期中期計画、年度計画がありますし、日本の大学ではアドミッションポリシー、カリキュラムポリシー、ディプロマポリシー、カリキュラムマップが公開されていますよね。そこで何ができるのか、考えていかなければならないと思いました。
これからも大学図書館における学習支援、いいものを出していけるようにがんばっていきたいです。今年3月の訪問調査の結果については下記で掲載されているので、お読み頂ければと思います。
今回の図書館総合展、非常に刺激になりました。ありがとうございました。
学習支援促進のための三大学連携事業による海外大学図書館調査報告書 : 香港,シンガポール,オーストラリアの大学図書館におけるラーニング・コモンズの整備及び学習支援の現状