九州大学 山田研究室

次のステップへ!基幹教育院を去ることとなりました

2023年03月31日

きれいになりました・・・引っ越しも終わり、このような形になりました。本当にここから去るのか・・・と実感しています。新たなステージでがんばろう!という思いと、寂しい思いが同時に起こります。

引っ越しを終え、お疲れ様&ありがとう!ということで、学生たち、テクニカルスタッフの芥川さんと一緒に昼ご飯をイトリーイトで食べました。

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まさかこのような日が来るとは思っていませんでした。私が基幹教育院を離れる日が来るなんて。ここで最後までがんばるのだろうと、頭のどこかには実際にはあったので。2013年1月からお世話になり、丸野先生、谷口(説)先生、現在の原田先生の、3代に渡って基幹に所属しました。もう3代にわたって所属している基幹教育院教員も少なくなってきました。でも、これは新しい空気も入ってきて、組織が変わっていくというよい循環でもありますね。木村(拓)先生が大学院人間環境学府へ異動されてからは、私がプロパー採用で最古参でした。基幹教育院には10年3か月、お世話になりました。

いろんなことを思い出します。精神的に辛かった仕事も多くありましたが、谷口(説)先生、野瀬先生、古屋先生、原田先生など、多くの先生に励まして頂き、支えて頂きまして、なんとかうまくやってきました。後継の先生方へこれまでやってきたことも引き継ぐこともできたと思います。サバティカルも頂きまして、大変感謝しております。

徳島大学から緒方広明先生(現在、京都大学)が来られた時は、驚きました。私の部屋をニコッと笑ってノックをされ、「えー!本当に来ちゃったんですか?」と言ったら、「来ちゃいました」と笑ってこられたのも覚えています。修士のころから学会、国際会議ではたびたびお会いして、お話しする機会も多かったのですが、まさか九大に、しかも基幹教育院に来られるとは・・・と信じられなかったのも覚えています。日本初のラーニングアナリティクスセンターの立ち上げ、マスタープランの策定・採択、IMS Glocal関係など、いろいろ一緒に研究できたのもの大変いい思い出です。今、ある私の立ち位置、研究も緒方先生がこちらにいらしてからが大きな契機になっています。大変感謝しています。まさにラーニングアナリティクス研究をする山田という姿ができました。今もたびたびお会いして、ラーニングアナリティクスの研究、課題などいろいろお話をさせて頂いております。

授業評価アンケートシステムの原型デザインも授業評価アンケート班の先生方と一緒にできたのもよい経験値になりました。Moodleのプラグインとして開発し、帳票としてダウンロードできる形、比較ができるようにすることと、その授業に特化した項目が選定できるように、アンケートにいれこむ質問項目の選定をやったり、大変充実した経験となっています。今、このシステムは基幹教育院だけではなく、全学へ展開されています。

授業もいろいろ持ちました。アクティブラーニングが当時、かなりホットワードで広がっており、九大も東大に続いて、国立では早めに動いていました。課題協学という1つのテーマについて3名の専門の異なる先生と組んで、様々な観点から1つのテーマについてアプローチをする授業があるのですが、それも試行段階から関わっていました。試行授業は古屋先生、現在、共創学部で学部長をされている鏑木先生とご一緒しました。教育工学の知見を活かすいい機会になりました。理論みたくうまくいかないということ、場面場面に応じて、変えていかないと行けないことなどいろいろ学びました。ジグソー法と反転授業を組み合わせた授業をやったり、ICTを活用する様々な授業デザインをチャレンジし、基幹教育の質的向上を目指したこともよい経験になりました。準備が大変な授業も多いのですが、楽しくできていましたし、ラーニングアナリティクスを活用してからは授業改善もうまくできてきたと思っています(あくまで個人的な感覚です)。大きな研究にもつながっていきました。理論と実践の往還を感じ取ることもできました。

本当にいろいろ思い出します。大変お世話になりました。ありがとうございました。

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