しいの木迎賓館セミナー室のデザインを懐かしく思う


img_6525今、金沢で開催されている国際会議”CollaboTech 2016″に参加しているのですが、会場が、なんと「しいの木迎賓館」なんですよ。何の縁なのでしょうか・・・私が一部デザインした教室がここにはあるんですよね。まさか、そこに利用者として来る日が来るとは思いもしませんでした。

当時、東京大学のKALSが日本の国立大学で先駆けて「アクティブラーニング教室」を展開しており、全国的にも注目を浴びていました。私も山内先生の産学連携プロジェクトにいた関係もあり、直接的ではないですが、いろいろ状況を聞くことができました。そんな縁もあり、金沢大学でも、大学図書館のラーニングコモンズにも関わっていました。このしいの木迎賓館の教室は、大学図書館のラーニングコモンズよりも前にスタートした記憶があります。確か大学コンソーシアム石川に関わっていたこともあって、旧県庁の建物を再利用するプロジェクトで、教室空間のデザインを担当しました。

東大の事例、先行研究を読んだり・・・一方で、予算の制約があったりで、いろいろ頭を悩ませた記憶が蘇りました。予算はやっぱり頭の痛いところでしたね。教育工学を研究している者として、単に「グループワークがやりやすい、話しやすい」ではなく、何か1つ、理論とか教授法に基づいたデザインをしたいなと思い、知識構成型ジグソー法など、グループの編成を繰り返すような授業デザインが展開しやすいようにしようと思い立ちました。当時、東大も含め、多くのアクティブラーニング教室で取り入れられていた、複数面のスクリーン、グループ形態が組み替えやすい机の導入のほか、8色(9色だったかな?)のいすが用意して、色でグループ編成をしやすくするなど、考えました。

今、そのように使われているのかは全くわかりません(そう期待したいですが、しっかりとした授業デザインが必要になるので、そこまでやる方はなかなかいないでしょうね)。ですが、個人的には今、いろいろ大学図書館関係のお仕事をさせて頂くことになった原点でもあり、ここで国際会議に参加することに何か感慨深いものがありますね。

さて、がんばるか。