皆さん、こんにちは。
耿学旺です。
初めて応募した若手研究が採択されました。初めての応募で、研究内容に不安があっただけでなく、科研費電子申請システムの操作にも慣れておらず、提出できるかどうかさえ心配していました。タイトルは「マルチメディア学習理論と自己調整学習を統合した概念理解支援・データ分析基盤の開発」です。
はじめに審査員の先生方に厚く御礼申し上げます。多くの申請書の中から私の研究の価値を見出していただき、このような機会を与えてくださったことに感謝しております。これから3年間、良い研究になるよう頑張りたいと思います。
この研究は、教育の情報化が進む中で、デジタル教材配信システムを活用した概念理解と学習プロセスの改善を目指すものです。具体的には、マルチメディア学習理論と自己調整学習理論の観点から、教材配信システムに組み込んだ拡張現実ツールとラーニングアナリティクス基盤を開発します。学習者が理解困難な概念や現象を視覚的にインタラクティブに学び、さらに学習プロセス全体と概念理解の状況を可視化することで、自己調整学習を促進する環境の構築を目指しています。
評価では教師の授業デザインと学生の概念理解の双方を支援するシステムの有効性を検証していく予定です。特に、ARによる概念理解とデジタル教材の自己調整学習プロセスとの接点を探ることで、教育工学に新たな知見をもたらすことができればと考えています。
これから3年間、本研究を通じて教育に貢献できる成果を出せるよう、取り組んでまいります。研究の成果については、今後も報告させていただきます。