九州大学 山田研究室

今年も始まりました「実践力入門 2012」

2012年10月01日

とうとう始まりましたよ!実践力入門!今日から授業が始まりました。昨年の反省を踏まえ、2コマ連続で行います。今年度もトゥールミンモデルの簡易版とされる三角ロジックの基本から学び、ディスカッショングループを仮想日本政府とした政策提案型ディスカッションを行います。後半ではプレゼンテーション練習をし、とにかく場慣れをしてもらうことに集中したいと思います。やはり、ディスカッションやプレゼンテーション中心で、ディスカッションの目標設定、リフレクション、フィードバックまで含めると90分じゃ足りませんね。三角ロジックをディスカッションやプレゼンテーションに活かすことで、論理的思考だけではなく、ディスカッションで求められる即応性も身につけるところまでは難しいですが、即応性が求められることへの慣れ、大事であること、それができるようになるには、どうすればよいかを考えてもらいます(ある程度のテクは教えます)。

この実践力入門では三角ロジックの基本をやったあと、授業時間の7割をディスカッション自体に費やします。2コマ連続なので、120、130分くらいですかね。残りの時間をリフレクションの時間にあて、次、どうするのか、考えます。またそのフィードバックについて、相互にコメントをするなどして、フィードバックの有効性を高めることをやっていきます。

結構、がっつりとやっていく授業で、共通科目にしてはかなり重い授業です。なので、気軽に、駆け込み型で学習してテストして点数取れば単位を取得できるといったもんじゃないです。なので、そこまで多くの学生さんを受け入れることはできません。せいぜい15名程度だと思っています。本気で自分を変えたい、論理的思考、ディスカッション能力、プレゼンテーション能力、そして大事なコラボレーション力(単なるコミュニケーション能力はこの授業で身につけて欲しいとは思っていません)を身につけたい、集中してこれらのことを学びたい学生を受け入れたいと思います。1週間に3回、英語ディスカッションを90分/回ほど1年半から2年くらい続けて、やっと「わかった!」と思えるようになりましたかね。私と皆さんが接する時間は1週間に180分、それが12月頭までなのです。あくまで今後のみなさんの成長のためのきっかけ作りなのです。もちろん、この授業で目標としていることは習得させるようにがんばりますが、継続こそが大事で、この授業で学ぶことこそ、ゼミ、バイト、部活、就職活動、さらには入社後も活用して、身につけていくのです。ここは忘れないで欲しいです。

例年、3年生、4年生が、就職活動や卒業後に向けた自己啓発で来る学生がいるのですが、今年はいませんでした。1年生が大半を占めています。珍しい・・・2年生が数人。でも、私の昨年度の授業を受講している学生さんで、私の授業がどういうものであるかわかっているので、安心しますね。

来週は休みで、再来週が2回目です。さて、みなさん、がんばっていきましょう!

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