やりました!CPS(Collaborative Problem Solving: 協調的問題解決)における事前知識の影響について調査した結果について投稿していた論文がTechnology, Knowledge and Learning誌にて採録となりました!!山田研修了生で、現在、大学院システム情報科学研究院で助教をしている陳莉先生がメインで、ファーストオーサーとして執筆した論文です。
Chen, L., Yuta, T., Shimada, A., and Yamada, M.(2024). How Does Students’ Prior Knowledge Affect Learning Behavioral Patterns in CPS-Based STEM Lessons?. Tech Know Learn (2024). https://doi.org/10.1007/s10758-024-09783-w, (Impact factor: 3.0, Google Scholar Matrix in Science and Technology Education #7)
なお、Springerのサイトでは読めないのですが、SpringerがResearchGateと提携しているようで、ResearchGateではオープンアクセスで読めるようです。たぶん・・・読めなかったら教えてください。
陳先生はCPSを取り入れたSTEMの授業デザイン研究をラーニングアナリティクスのアプローチから進めていました。今回、採録された論文は事前知識のレベルでどのように学習行動プロセスが変わるか分析したものになっています。具体的には、授業では個人学習と協調学習が組み込まれていますが、事前知識のレベルでそれぞれでどういう行動プロセスが見られるのか、分析したものになっています。もともとは中学校の化学の先生でしたので、その現場の実践経験を通じて、疑問に思ったことをラーニングアナリティクスの研究として練り上げて、実践しているのはすばらしい姿勢ですね。
この1年ちょっとでImpact factorつき、Google Scholar Matrixにて20位以内の論文誌3本ですか・・・すごいですね!!これ、博士課程学生でやってたら、確実に短期修了ですよね。いや、ほんとすばらしい!!元指導教員として誇らしいです。これで博士課程でやっていた研究はすべて業績化できたと思います。DX推進本部での私の研究ユニットにて、福岡市教育委員会と共同で進めていく、B-QUBEとMetaboardを活用した研究にも入ってもらっていますし、島田先生のところでは新しい研究をスタートさせているということで、これからの活躍に期待したいです。