九州大学 山田研究室

日本教育工学会春季全国大会で発表します

2024年02月13日

2024年3月2日、3日に熊本大学で開催される日本教育工学会春季全国大会で発表をします。九州での開催ですからね。特別な感じがしますね。大会企画委員会、ならびに熊大のみなさま、お疲れ様です。春季大会担当の理事をやっていた身、裏側でいろいろ大変な業務がずっと続いていることと思います。開催まであと1か月ほどですので、最後の大詰めで、お疲れかと思いますが、がんばってください。楽しみにしております。

山田研究室としては下記の発表を行いますので、もしご興味がありましたら、聴講下さりますと幸いです(発表日時は現在、暫定)。

学生セッション(4):3月2日 11時〜12時30分

李 瑭,山田 政寛「仮想現実技術を活用した擬情語学習システム:感情表現の分類に基づくデザイン」

修士2年の李さんの発表ですが、李さんの研究は「ワクワク」、「ドキドキ」といった感情を表現するオノマトペの学習支援をVRで行うという研究です。感情を喚起させることでオノマトペが学習されやすくなるだろうという仮説のもと、VR環境を開発し、評価をしています。本発表ではその環境のデザインについて発表を行います。

教育学習支援システム・AI(4):3月2日 13時30分〜15時20分

平田 沙希,山田 政寛「音声認識を用いた英単語学習支援システムの開発と評価」

修士2年の平田さんの発表です。平田さんは音声記憶方略という、発音をしながら単語のフォームと意味を記憶する方略に、モニタリング、自己省察といった自己調整学習理論のエッセンスが組み込まれた機能を音声認識などの技術をもとに開発し、評価をしています。今回はその研究知見の一部について発表します。

自主企画セッション(3):3月3日 10時40分〜12時10分

山田 政寛,耿 学旺,谷口 雄太「粒度が細かい学習データ分析で見えることとは?- 学習プロセスの分析を如何に行うかを考える-」

今回は自主企画でシンポジウムを開催します。本学はデジタル教材配信システム、そのデータ分析基盤である学習ダッシュボードをセットにしたラーニングアナリティクス研究を進めています。教材のページめくり、マーカー、メモ、学習ダッシュボードの利用も細かいレベルでデータを収集しています。今回は本学が公式に運用をしているデジタル教材システム”B-QUBE”、学習ダッシュボード”Metaboard”を紹介します。またデータ分析方法としてラグシーケンシャル分析を使った学習プロセスの分析例を紹介します。最後に試験的?に使用しています、プログラミング学習環境の”WEVL”を紹介し、プログラミング学習における粒度が細かいデータ分析の意義について紹介します。最後にディスカッションを聴講者のみなさまと行いたいと思います。

あと、大分県のICT教育サポーター事業、過去には経済産業省の「未来の教室」事業の教育アドバイザーでご一緒していました、ネル・アンド・エム社の田中康平さんがChatGPTを使って、カリキュラムや授業デザインをインストラクショナルデザインのモデル等に基づいて提案を行うという、非常に興味深いGPT-baseのBotを作成されていて、「ぜひJSET全国大会にて発表して、参加者のみなさんからご意見をもらって、良いものにしてみては?」とお誘いしたら、なんと発表申込をされ、当日、ご発表があります。

インストラクショナル・デザイン(1):3月2日 9時20分〜10時50分

田中 康平「生成AIを利用した授業設計支援システムの開発」

こちらもぜひ聞いて下さりますと幸いです。私も聞きに行きますので。

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

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