前にTwitterで東大の頃からお世話になっているスパイスワークスの関根さんに学習システムやコンテンツでもお世話になっているというお話をしていたら、関根さんがマイナビ社(社名変わられたんですね。旧社名:毎日コミュニケーションズ社)のWebDesigning誌より取材を受けられることになりました。毎日コミュニケーションズ社というと、就職活動の雑誌で学生さんには有名ですが、Web Designingという雑誌も有名です。
そこで、関根さんが山内先生、北村先生@東京経済大学、私が取り組んでやってきたシステム”IDO”を紹介されたいということで、お受けしていました。”IDO”はスパイスワークスさんに開発をお願いしていました。
国際会議や業務に追われ、バタバタしていて、WebDesigningを購入するのを忘れていて、こないだ、国際会議に行く前にまとめて3ヶ月分購入したんです。読んでいたら、10月号の特集「Webデザイナー白書」に関根さんが載っていて、IDOの画面、出てました!!見たときは「おお!!」と感動しました。ちょっとでも、自分が関わったシステムがこのような雑誌に出るというのはうれしいですね。
しかし、学習システム、コンテンツは見た目や使いやすさというデザインも必要なのですが、それだけじゃダメで、学習行動の流れ、学習しやすいものというのが必要になってきます。Webのデザインというと、企業紹介、広報、マーケティングといった消費活動に結びつく方で話題になることが多いですが、学習という、心理的活動であり、成長していくという行動におけるデザインを、Webデザインで使われているセオリーの方向から迫ってみるのも面白いかも知れませんね。Webサイトでも啓蒙型コンテンツってあるじゃないですか。環境保護とか自然科学関係のWebサイトなど。そのあたりで使われているWebデザイン原則とか関連しそうですよね。
私たちの研究領域ではインストラクショナルデザインとか、学習科学で蓄積された研究知見・理論があるのですが、そういった理論との接点を探索していくのもいいですね。興味深いです。時間がある時にでもこの分野でも研究もしてみたいです。