九州大学 山田研究室

Top 25 Hottest Articlesに選ばれていた

2010年10月25日

Twitterでもつぶやいたのですが、Editor-in-Chiefから「採録は厳しい」なんていわれている海外論文誌に再投稿しようとかんばっているわけですが、そのためにちょっと読んでいた論文で、なんか聞いたことある知見だなと思ったら、私の論文が引いてありました。海外の論文だったので、うれしかったです。
条件回答のために、海外論文誌をいろいろ見て、探し回っているわけですが、私が以前採録頂いた(おかげで、査読が振られるのだけど)、エルゼビアのComputers & Education誌の中でTop 25 Hottest Articlesというのがあったので、見ていました。2か月ごとに出ていて、最新のが2009年の7月から9月のものなのですが、「へぇー、Second Lifeの教育利用とかってこの頃はよく読まれていたんだー」とか「Reviewもあるのね。モバイルの評価フレームワークか、おもろそうだな」とか、思いながら見ていたわけです。
そんで2009年4月から6月の間で読まれた論文ランキングを見ていたら、そのTop25の25位に私の論文が!えー!マジ?ちょっとこれはうれしいかも。この論文は大変だったな。条件に着々と回答していたのですが、ちょっと厳しい条件が1つあり、北村先生@東京大学に相談にのってもらったんだっけ。対策についてお知恵をお借りしたんです。北村先生には感謝しています。
ありがとうございます。FD系のセンターにいると、研究という意識が段々薄れていきそうで本当に怖く、常に「研究する!」、「査読つき論文に出す!」という強い意思を持っておかないと辛い部分があるのですが、海外の論文誌、特に教育工学の論文誌でもインパクトファクターがついている論文誌でほんのちょっとの期間だけでも多くの方に読んで頂けたことは本当にうれしいことで、感動しています。「読まれる」といっても、引用されているわけでもなく、批判の対象という意味で読まれているということもあるので、一概に良いとは言えないかもしれないのですが、教育工学の分野に興味がある海外の研究者や学生などの皆様に読んで頂けたということだけでもうれしいと思います。
本当にありがとうございます(日本語じゃ通じないんだけどねw)。私の研究は日本ではなかなか広まらないですし、教育工学からは「CALLはよくわからない」と言われ、英語教育からは「英語教育者がやった研究じゃないしな」と言われ、なんとも中途半端な立場ではあるのですが(もちろん、日本の論文誌自体にあまり投稿していないということも一因としてあるが)、これからも皆さんの研究や実践にお役に立てるような研究をしていきたいと思います。

http://top25.sciencedirect.com/subject/social-sciences/23/journal/computers-education/03601315/archive/22/

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