自己制御学習の必要性


私の授業はICTを使った学習環境に関して学ぶものなのですが、その背景の諸理論についても簡単に説明をします。1年生が主な受講者で、いきなりICTと学習のからみを説明してもわからないので、受講者の過去の学習経験を振り返ってもらいながら、諸理論のさわりを理解してもらうことにしています。

特に私の講義はメタ認知、自己制御学習の重要性について気づいてもらうことを主眼にしています。ICTを利用した学習環境においても大変重要な設計ポイントになるので、それと合わせて説明しています。

メタ認知、自己調整学習に関する諸理論、学習においてソーシャルソフトウェアを利用するメリットとデメリット、危険性について話をしてきましたが、前期最後の講義で受講者が「夏休みは暇なので、振り返りをしたいと思います。特にこの授業でやったことを振り返りたいと思います」と言ってくれました。これは本当にうれしい言葉ですね。

会社時代の同期と飲んで、いろいろお話をしましたが、少なくとも私の授業を受けた受講者は数年後、自分で成長するきっかけを自分でつくり、考えて、自分の道を築いていける人になって欲しいと思っていますが、少なくともそのポテンシャルを他の人に感じさせるような人になって欲しいと思っています。教育工学へ興味を持ってくれるとそれは最高ですが、そうでなくとも良いです。数年後、私の授業でやったことを覚えていてくれたら、周りよりも少しハッピーになっていることを願っています。私はそうなるようなことを教えていますので。

Twitter上でもありがたいことに、私の授業についてご興味をもって頂いたり、励ましの言葉を頂いたりしました。うれしく思っています。一教養科目なので、受講生も少ないですが、ゼミのような形でやっています。数年後、楽しみです。

さて、本学はそろそろゴーストタウン化する時期に入ります。学生はほとんどいなくなりますね。

メタ認知や自己制御学習について
メタ認知はなかなか難しいお話ではありますが、下記の2冊は少し専門的な言葉も出てきますが、調べながら読むと、学部生でもわかると思います。やさしく書いてありますので。自分の学習にも役に立つのではないでしょうか。
 

もうちょっと専門的に知りたい、卒論などで参考にされたい場合は、下記3冊は良いと思います。シャンクやジマーマンの本はできれば原典にも当たって欲しいと思います。翻訳はやはり訳者の解釈や意訳もありますので、原典にも当たって理解するのが良いです。

  

学生だけではなく、企業に勤めてられる方で、若手・後輩の育成などを担当されている方にもメタ認知や自己調整学習のお話は役に立つと思います。自分で無意識にやっていることも多いですが、このような理論ではっきり言われると納得するものがありますし、これからも続けていこうという気にもなりますね。