2月頭に締め切りがあったIEEE ICALT 2024(CORE B)ですが、大変ありがたいことに2本、採択されました。査読者の先生方、ありがとうございました。発表はいつぶりだろう？ルーマニアでの開催以来か！懐かしい。

Yamada, M., Geng, X., Goda, Y., Teasley, S.D. (in printing). Investigating Metacognitive Behaviors with Online Learning Support Tools, Proceedings of IEEE ICALT 2024, accepted as full paper

本稿はe-Bookシステムのログ、学習ダッシュボードのログを横断的に分析し、メタ認知意識と成績に関係するログを特定したものになっています。これにより、Fine-grain dataを使って、学習意識や学習成績を推定したり、学習支援システムを開発する時に注意すべき学習行動を活用することができるわけです。その後はそういう研究を目指していきたいと思います。ようやく、まず第一歩の成果を踏み出すことができました・・・安心した。

Li, T., Geng, X., and Yamada, M. (in printing). Emotional Evocation in VR: Evaluating Japanese Psych-Mimetic Word Learning System, Proceedings of IEEE ICALT 2024, accepted as short paper

本稿は、VRを活用した、日本語の情意語学習支援システムにおいて、感情喚起についてどのように分析すべきか論じた内容になっています。先行研究を用いて、感情喚起分析するフレームワークを、オープンデータをつかって分析し、どれくらい活用できそうか、検討したものになっています。VRを活用した言語学習支援システムというものは多くありますが、感情喚起に焦点化して、その妥当性を検討するというところには大きなオリジナリティがあると思っています。李さんは修士学生ですが、CORE BでShortにacceptされたのは成果としてとてもいいと思います。修士学生として、かなり上出来です。あと修了までもう少しですが、精一杯、やり切って欲しいです。

開催地が北キプロスなので、さすがに渡航は難しいですね。キプロスまで片道30時間くらい、そこからタクシーで移動・・・一度、キプロス（南）には行ったことがあるので、空港からの移動はある程度、想像つくんです。いやいや、そもそも北キプロスは行けない感じです。オンラインで参加します。