九州大学 山田研究室

ラーニング・アナリティクス特集号が日本教育工学会論文誌にて刊行されました

2018年02月15日

刊行が遅くなりましたが、日本教育工学会論文誌特集号「教育情報化時代のラーニングアナリティクス」が刊行されました。

永岡先生@早稲田大学を委員長に、松田先生@首都大学東京、森本先生@東京学芸大学のお2人の先生が副委員長、渡辺先生@東京工業大学、宮澤先生@東京学芸大学、私が幹事を担当しました。無事に刊行できたのも、ご投稿くださったみなさま、幹事団の先生方、特に12月最終週の年末まで幹事校正をしてくださった渡辺先生と宮澤先生には感謝を致します。

掲載論文・資料も、バラエティーに富んでおり、初等中等教育、高等教育、MOOCをフィールドにしたものから、入試データの分析、ログの分析など様々な観点でラーニング・アナリティクスに迫る論文が掲載されています。ラーニング・アナリティクスにご関心があります研究者・実践者のみなさまはぜひお読み下さりますと幸いに思います。

私は恐れ多くも、総説を担当致しました。ラーニング・アナリティクスの専門論文誌でありますJournal of Learning Analyticsを中心にレビューを行い、国内外のラーニング・アナリティクス研究の動向についてレビューを行いました。松田先生・渡辺先生は、近年、その重要性が増してきているIRの観点から、森本先生、稲垣先生@東北学院大学は初等中等教育におけるラーニング・アナリティクスの研究や実践動向について展望論文をまとめられています。これからデジタル教科書の導入、WiFi環境の整備、BYODの推進など進む中で、実践としても考慮すべき内容が含まれています。

ゲストとして緒方先生@京都大学にも展望論文のご執筆をお願い致しました。緒方先生は情報工学の観点からラーニング・アナリティクス研究の現状についてレビューをして下さいまして、九州大学におけるラーニング・アナリティクス研究の知見を中心にご紹介下さっています。

とりあえず、無事に刊行され、安心しております。

これで特集号の幹事団に入るのは3回目で、もうそろそろいいかなと思っていたのですが、次回の特集号「アクティブラーニングのデザイン・実践・評価」でも幹事団入りとなりました。もう新規投稿は締め切られ、原稿の差し替え期間となっています。こちらの方では副委員長を担当することとなりました。無事に刊行できるよう、いい論文誌になるようにがんばりたいと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

PAGE TOP