大変ありがたいことに、山田研の修了生で、小学校の養護教員をしている先生の論文が、日本教育工学会論文誌の教育実践論文として採録となりました!!新年早々、よいお知らせでした。修士論文の1章分だったのですが、この章は絶対に論文化しなさい、データ収集にご協力して下さった先生方、校長先生のご助力に報いなければならないと言って、修了生ががんばって論文にしました。
江藤真美子・山田政寛 (2018) 健康教育と防災教育をつなぐヘルスリテラシー教育デザインとその効果, 日本教育工学会論文誌, 41(4)掲載予定
査読・担当をして下さった先生方におかれましては、採録に至るまでご指導を下さりまして大変感謝しております。ありがとうございました。おかげさまで、このデータによる分析結果が日の目を浴びることができました。また、この授業実践にご協力下さいました小学校の先生方、校長先生(現在はお辞めになられたのですが)に感謝致します。いろんな方に支えられてこの研究は成立しているものだと思います。
テーマとして、地域柄、自然災害が多くあり、その自然災害時の健康維持に繋がる、実質的な対策として、健康教育を取り入れ、それにゲーミフィケーションと知識構成型ジグソー法を取り入れた授業実践研究です。小学校、中学校ではなかなか健康教育に取り組む時間がなく、授業割り当ても1年に数時間しかありません。その限定された枠の中で、少しでも効果的な健康教育ができないかとがんばってきた修了生の成果だと思います。全国的にもなんとかしたいと思っている養護教員は多くいるようなので、本研究成果が日本の養護教員のみなさまのご実践の参考になればと思っています。
教育工学で防災関係の教育工学研究をやっているのは、東大の山内先生チームといくつかくらいしかなく、防災教育に対する教育工学研究の知見も出すことができたのではないかと思っています。
よかったです。