連名の論文が採録されました


新年になり、立て続けにありがたく、おめでたいお話です。連名になっている論文が採録されたとのお知らせが来ました。

Yin, C.,Yamada, M., Oi,M., Shimada, A.,Okubo, F.,Kojima, K.,Ogata,H. (in printing). Exploring the Relationships between Reading Behavior Patterns and Learning Outcomes based on Log Data from e-books: A Human Factor Approach, International Journal of Human-Computer Interaction. (Impact factor: 1.118(2016))

殷先生@神戸大学が筆頭著者の論文で、私は第2著者になっています。殷先生が本学のラーニングアナリティクスセンターにいらした際にされていた研究で、中身を見ると懐かしい思いがします。長期戦でしたね。殷先生、お疲れ様でした。インパクトファクターつきで、すばらしい研究成果だと思います。内容としては、当時運用していたeBookビューアー上に蓄積された学習ログの可視化技術とそれからわかる学習スタイル、学習効果との関係性に関する研究で、学習者のeBook上の学習行動が見やすいインターフェースで表示されるシステム開発、そのインターフェースによって、前に戻って読む行為をする学習者がより良い学習成果を挙げている傾向にあるなどがわかるという、開発研究論文です。

査読者の先生方やChief Editorsのみなさまにはご指導を賜り、感謝を致します。ラーニングアナリティクス研究の発展に寄与する研究かと思います。ありがとうございました。刺激になりました。私もがんばってファーストの論文を出していきたいと思います。2018年始まったまだまもない!!なんて言ってると、もう1月最後なんですよね。がんばろっと。

Top 100 reviewersの1人になったらしいです


新年になって、メールが来たのですが、私、CALL誌(Impact factor 2.121(2016))のTop 100 reviewers in 2017の1人なったとのことでした。これがどれくらいすごいことなのかわかりません。ReviewerのMother numberもわかりません。

ただ、日本と違うのは、日本だとReviewというのが学術領域、学会の発展をさせるための貢献活動であり、ボランティアで行われ、個人の意思のみで支えられているところがありますが、海外ではどのジャーナルのReviewerをやっているのかという情報は研究者の評価にもつながります。その研究領域のトップランクジャーナルのReviwerであるということは、自分の研究能力を認められている1つの指標にもなるからです。とあるジャーナルでは、研究者からCheif Editorに対して「査読をさせてくれ」と言われることもあるようです。

そういう観点に立つと、今回のようにImpact factorつきの論文誌におけるReviewerとして、母数は知りませんが、Top 100としても評価されるというのは大変ありがたいことと思っています。どれくらいすごいのかもわかりませんが(100人中100位かもしれませんから)、とりあえず、「ありがたい」と素直に喜びたいと思います。

ちょっと最近、CALL系の研究が若干下火になっているようにも私個人は感じております。ICCEという国際会議で、Sub Conference groupsの1つでありますTELL(Technology-Enhanced Language Learning)グループのCo-chair, Executive Program chair、そしてTELL SIGのSIG Chairもさせて頂きましたが、だんだん元気がなくなってきているようにも思っております。SIG Chairの任期が終わりましたので、ICCEからはお役御免かなと思っておりましたが、2018年はTELL GroupのCo-chairをすることとなりました。何かTELLの発展につながることができればと思っております。

修了生の論文が採録されました!


大変ありがたいことに、山田研の修了生で、小学校の養護教員をしている先生の論文が、日本教育工学会論文誌の教育実践論文として採録となりました!!新年早々、よいお知らせでした。修士論文の1章分だったのですが、この章は絶対に論文化しなさい、データ収集にご協力して下さった先生方、校長先生のご助力に報いなければならないと言って、修了生ががんばって論文にしました。

江藤真美子・山田政寛 (2018) 健康教育と防災教育をつなぐヘルスリテラシー教育デザインとその効果, 日本教育工学会論文誌, 41(4)掲載予定

査読・担当をして下さった先生方におかれましては、採録に至るまでご指導を下さりまして大変感謝しております。ありがとうございました。おかげさまで、このデータによる分析結果が日の目を浴びることができました。また、この授業実践にご協力下さいました小学校の先生方、校長先生(現在はお辞めになられたのですが)に感謝致します。いろんな方に支えられてこの研究は成立しているものだと思います。

テーマとして、地域柄、自然災害が多くあり、その自然災害時の健康維持に繋がる、実質的な対策として、健康教育を取り入れ、それにゲーミフィケーションと知識構成型ジグソー法を取り入れた授業実践研究です。小学校、中学校ではなかなか健康教育に取り組む時間がなく、授業割り当ても1年に数時間しかありません。その限定された枠の中で、少しでも効果的な健康教育ができないかとがんばってきた修了生の成果だと思います。全国的にもなんとかしたいと思っている養護教員は多くいるようなので、本研究成果が日本の養護教員のみなさまのご実践の参考になればと思っています。

教育工学で防災関係の教育工学研究をやっているのは、東大の山内先生チームといくつかくらいしかなく、防災教育に対する教育工学研究の知見も出すことができたのではないかと思っています。

よかったです。

明けましておめでとうございます


もう2018年になって2週間近く経ちますが、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。新年早々、いろいろバタバタしております。前回のエントリーで今年は昨年ギリギリだった業績数を少しでも多くなるように研究をがんばっていきたいと書きました。そのようにがんばりたいと思います。新年早速、連名ではありますが、2本の国際会議発表があります。

1つチャレンジしていた研究費申請はどうやらダメだったので、次をどうするか、考えないといけません。大学におけるラーニングアナリティクス研究を推進するためにも、学習活動ログを広く取ることができる学習支援ツールの開発なども考えていきたいです。学習行動としても効果があり、さらにログを分析することで、効果的な学習支援や授業運営につながるようなものをデザイン・開発していきたいですね。eBook ViewerのBookRollのログを活用した学習支援システムのプロトタイプが2月にあがってくるので楽しみです。それに伴う研究業績も出していかなければなりません。

今年も、ファーストオーサーで論文をぜひ出していきたいと思います。また、JST Miraiのプロジェクトも今年は本格化していきます。教育工学・学習科学の研究をしてきたとはいえ、対象として高齢者はやったことがないので、また0からいろいろ勉強して、よい研究につなげていきたいと思います。うちの博士学生も3月に本格的なデータ収集を行い、論文を出していくことになっていくと思います。こちらも新しい研究になっていきます。いろいろ広がっていくのはいいのですが、どこかで収束させることも必要なので、その点も配慮しながら、進めていきたいですね。

本年もよろしくお願い致します。