来年度は1名の留学生を受け入れることになりました


2月頭に本学大学院の入試がありましたが、来年度より、1名の留学生を大学院生として迎え入れることになりました。10月より研究生で受け入れていましたが、英語はとてもよくできるので、論文はかなり読んで、レビューし、自分が何をやりたいのか、少しずつ形になってきていると思います。日本語とメンタル面が若干不安だったので、正直言って、「もうあと半年、かかるかもな」と思っていましたが、無事合格できました。

言語教育向けのシミュレーションやゲーム型の教材開発をしたいとのことなので、修士2年の間でどこまでできるのか、わかりませんが、がんばってもらいたいと思っています。

そしてJSET研究会@九州大学で、10月からやってきた現段階までの成果を発表してもらいます。まだ詰めが甘いところが多々あるのですが、自分が半年間やってきたことを前に立って説明するという経験はとても大事なことで、研究のペースを作っていくのにも、とてもよいことだと思います。日本語でプレゼンする経験もつきます。1年半後の中間発表、2年後の口頭試問に向けて、これまで以上にがんばってもらいたいです。

国立大学図書館協会シンポジウムを終え


IMG_1145先日1月28日に、国立大学図書館協会シンポジウム@名古屋大学でお話をさせて頂きました。岡部課長@東京大学附属図書館、内島部長@神戸大学附属図書館や金沢大学附属図書館の村田課長、守本さん、中本さんの金沢大学附属図書館ラーニングコモンズを立ち上げ、いろいろ模索していた時のメンバーとも久々に会いました(中本さん、金粉入りのコーヒー、ありがとうございます!)。三大学図書館連携の時にお世話になって、今も図書館科研でお世話になっている次良丸課長@名古屋大学附属図書館には、午前中、新しくできたアクティブラーニングスペースのご案内もして頂きました。前に見学させてもらったことがあるのですが、それ以降に新しくなったところをご案内いただきました。ありがとうございました。本でよくお名前を見る小山先生@日本大学とも初対面を果たしました!

 

IMG_1147近田先生が名古屋大学在籍時にされていたアカデミックライティングのセミナーもされています。今は外国人の先生が、学部向けにされているとのことでした。カフェ的な感じで、キャッチ―でいいですよね。学生にとっても、見やすいです。

 

 

 

 

 

 

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サポートデスクもがんばってされていますね。ソフトウェアを使って、論文執筆のサポートをされているとのことでした。

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これ!名古屋大学附属図書館とカーリルがタイアップして、タブレットやスマホのカーリルアプリをつかって、読みたい本を検索し、場所、行き道を教えてくれるってやつです。これを金沢にいたとき、もっと学習支援向けにしたもので、科研で出したんですけどね、落ちました・・・しかし、数年でここまでできるようになったんですね!すごいなあ。

そして今日、国立大学図書館協会シンポジウムの感想が送られてきました。私はフォーマル学習支援を中心とした大学図書館の学習支援について国内外の事例について講演をしました。概ね、勉強になった旨、決意表明など中心でした。私は図書館員さん向けのセミナーでお話をさせて頂くことが、ありがたくも増えているのですが、感想として、「勉強になった」はあまりよいものとして捉えていません。インプットで終わってしまうような話になってしまったな・・・と反省をしています。でも、このシンポジウム、いいのは、講演の後に、5つの分科会に分かれて、議論を行い、代表者が発表するというのはとてもいいです。講演でも言ったのですが、私はその先も求めたくて、議論した内容をぜひ図書館員さんの職場へ持ち帰り、話してみて欲しいと。自身の職場の問題・課題として捉えて、考えて欲しい、ソリューションを試行レベルでいいので、考えて、試して欲しい。そのデータを取って、評価し、改善していくという研究をやって欲しいと思っています。

図書館員さんたちは、情報検索、情報整理・分類など、インプットにする部分はとても強みとしてお持ちです。しかし、問題はその先です。これは図書館員さんの課題だけではなく、話をする講演者の問題でもあります。その先へ意識が向くようなお話をしないといけないなと思います。

あと、課題に感じているのは、大学教員向けのFDと同じなのですが、このようなシンポジウムに来ない図書館員さんたちの意識変革だと思っています。感想を読んでみると、概ね良い感想がほとんどなのですが、よく考えると、そのようなシンポジウムに来る方というのは、何か問題意識を持っていて、それをなんとかしたいと考えている職員さんが大半なので、相当ポイントを外した話でもしない限り、ポジティブな意見が出てくるのは、自然と言えば自然なんです。このセミナーの話を出席者の図書館員さんが持ち帰り、意識変化がなかなかできない図書館員さんに話をした時に、どういうことが起こるのか、ここはこれからも課題になると思います。管理職も含めて考えていかなければいけない点になります。

私は「学習支援したくない」という図書館員さんはいても良いとは思いますし、そういう存在を非難はしません。適材適所というものがあります(それを判断するのは課長など管理職ですが)。ただ、大学図書館が向かう方向については理解をし、自分の職務範囲でもよいので、協力するという姿勢は求められるだろうと思っています。また、大学図書館が目指す方向は教育・学習のトレンド、大学が目指す教育・学習観で変化することはあっても、職員さんの異動で変化されるものではないと思います。新しいことを学び、図書館の変化を図書館員さんたち自身で行うことができるような組織文化を創る。これがゴールのように思いますし、そういう図書館の支援をしていきたいと思います。

学習支援についていうのであれば、教員でもなかなか意識変化できない人たちも残念ながらいます。もしかすると、教員組織自体が硬直化していることもあると思います。先日のシンポジウムでも思ったことですが、教職連携というのがうまくできればいいですが、図書館員さんの意識が高く、教員集団がダメな場合は、もう図書館が独立して、学習・教育施設としてやっていけばいいんじゃないでしょうか?それくらいの力が大学図書館にはあると思います。

2月のJSET研究会で2件の発表があります


2月になり、授業期間が終わりました。2月になったら、落ち着くのかなと思いきや、そんなことはなく、授業がないからこそ、いろんな仕事があります。2月は試験期間に加え、学部生・修士学生の口頭試問、大学院の入試、学部の入試が続きますね。ある意味、授業期間よりも忙しいと言えるかもしれません。

今年の2月28日は日本教育工学会研究会が九州大学 箱崎キャンパスで行われます。情報基盤研究開発センターの多川先生が現場のマネジメントをされています。山田の関係では2件の発表があります。

  • 第二言語リスニング能力の改善を目的としたゲーム型学習支援システムデザインの検討
    唐霏爾(九州大学大学院),山田政寛(九州大学大学院/九州大学基幹教育院)
  • スマートフォンを活用した大学図書館ゲーム教材の開発 -ARCSモデルに基づく自発的学習の動機付けを目指して-
    井川友利子,工藤絵理子,野原ゆかり,金子晃介(九州大学附属図書館), 山田政寛(九州大学基幹教育院)

1件目は英語リスニング学習支援システムをゲーム型にしたいということでしたので、そのために必要な先行研究レビューの結果を簡易な形で整理したものです。研究のペース、他大学の学生や研究者、実践者がどういう研究をしているのか、学んでもらうという育成を目的に発表にチャレンジしてもらいました。また日本語プレゼンの形式や日本語プレゼンに慣れることがとても大事なので、それも重視しています。

2件目は本学の附属図書館と共同で行っている実践研究です。図書館付設教材開発センターの金子先生のご協力もありまして、附属図書館内で情報検索したり、図書館のサービス活用を学ぶことができるゲームを開発しました。その開発したゲームを紹介させて頂きます。今、このゲームの効果を評価しています。来年度も実践的な効果を見ることができればと思っています。

もしご興味がありましたら、ぜひご参加ください。また、年度末の研究会はプチ全国大会規模にはなります。平行セッションが6,7つあります。小学校、中学校、高等学校など現場の先生もご発表されます。ご興味あるかたは是非ご参加下さい。参加は無料です(予稿集は1000円)。