学生が投稿していたARを活用した日本語の複合動詞学習支援システムの研究論文が通りました


すばらしい!!うちの学生さん、10月から博士進学をしたのですが、早速、修士論文の成果を論文になりました。デビュー作が海外誌、しかもSpringerでSCOPUS indexの論文誌です。なんか感動!!査読をして下さいました先生方、ご担当下さった先生方に感謝致します。

Geng, X., Yamada, M. An augmented reality learning system for Japanese compound verbs: study of learning performance and cognitive load. Smart Learn. Environ. 7, 27 (2020). https://doi.org/10.1186/s40561-020-00137-4

日本語の複合動詞って知っています?動詞を2つ組み合わせてできる動詞で、まさに「組み合わす」なんてそうですね。「取り外す」とか「拾い上げる」とかも。「取り外す」と「外す」って何が違うんですかね?「拾う」と「拾い上げる」も・・・たしかにその違いって何?って海外の方に聞かれたらわからないです・・・

本研究はその違いを概念化したイメージ図式というものを活用して、ARで表現することで学習支援するシステムを開発し、評価したものです。紙で書かれた単一の動詞カードがあるのですが、それを開発したARアプリでかざすと・・・そのイメージが出てきます。動詞カードを組み合わせることで、複合動詞のイメージが表示されます。間違っている組み合わせの場合は「間違っている」ことが表示されます。

ゲーム的な要素も感じますし、CGで作成された具体的なイメージが表現されるので、わかりやすいですね。これからもっとこのシステムの改修を進めていったり、実際に利用して、評価していきたいです。もし研究利用にご協力下さる日本語教育関係の方でご興味を持たれましたら、お知らせ下さると幸いです。なお、本論文はOpen Accessですので、お手にとってくださるとうれしいです。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

JSET2021年春季全国大会の発表・参加受付を開始しました!


JSET2020年秋季全国大会が終わり、1か月ほど過ぎようとしています。ポスター発表のみでのオンライン発表で、そのためのシステムも新調し、運営もすばらしかったです。

秋季全国大会が終わって、1ヶ月ですが、10月2日より2021年3月に開催されます春季全国大会の発表・参加の受付を開始しました。寸前までいろいろ準備していましたが、JSET執行部の先生方、理事のみなさま、なによりも春季大会企画委員会委員のみなさまのおかげを持ちまして、受付を開始することができたことに、感謝しております。

https://www.jset.gr.jp/taikai38/index.html

春季大会は口頭発表のみの大会になります。関西学院大学西宮上ヶ原キャンパス(とてもきれいなキャンパスです)で、コロナ明けの対面開催を参加者のみなさんでお祝いしましょう!!と行きたかったのですが、昨年度の信州大学大会、先月の秋季大会に引き続き、オンライン開催となりました。さすがに現在の状況では対面開催に踏み切ることができません。残念ですが、よい大会にしていきたいと思います。昨年度とは試行でしたが、今回は公式にオンライン大会となります。

昨年度と同様、一般研究発表ではSIGに合わせたテーマで発表を募集しますし、一般研究発表の中でも、教育工学研究の若手育成を目的とした学生セッションも行います。また科研費等の公的な研究費をお持ちの会員向けに、研究チームの研究成果に関するイベントを開催することができる自主企画セッションも受け付けています。自主企画セッションの設置費がかかりますが、研究成果を平行展開するワークショップ、研究成果に関する議論を深めるシンポジウムなど開催できます。こちらもぜひお申し込みください(春季大会企画委員会のメールアドレス宛にご応募ください)。

シンポジウムは「 デジタル・トランスフォーメーションが変える教育の未来」 というテーマで行います。様々な分野でデジタル・トランスフォーメーション(DX)という言葉が聞かれるようになりましたが、このコロナ禍でますます進んできていると思います。教育では初等中等教育ではGiGAスクール構想でまずは1人1台端末と、WiFiを・・・なんて言っていたら、新型コロナウィルス感染症拡大により、大きなきっかけでDXが進むようになりました。大学等高等教育機関では、地域によって違うとは思いますが、後期になって対面授業が徐々に行われてきているものの、原則的にオンライン授業を行うということになっているところも多いと思います。しかし、この授業のオンライン化、ICTをフルに活用することで、さまざまな形態の授業でもいろんなことができることがわかってきました。このシンポジウムでは九州大学名誉教授・前副学長の安浦寛人先生を基調講演者としてお招きし、安浦先生が進められてきた教育のDXについてご講演下さります。その後、パネルディスカッションにて、早稲田大学の森田先生、東京学芸大学の高橋先生、大阪大学の白井先生によるご発表とパネルディスカッションを行います。まさに時を得たテーマだと思います。私も今から楽しみです!

一般研究発表は11月27日17時まで、自主企画セッションは11月6日まで(自主企画の採否通知は11月13日までにします)受け付けています。昨年度と比べ、早くなっていますので、ご注意下さい。

その他、昨年度と異なる部分もありますので、上記JSET2021年春季全国大会のウェブサイトをご覧下さい。

多くの方のご参加をお待ちしております。