論文が採択されました!


今年はいろいろ研究成果のパフォーマンスを上げていきたいなと思い、論文や国際会議を出していこうと思っていますが、大変嬉しいことに、投稿していた論文が採録されました! といいましても、昨年度CELDA 2015でBest Paper Awardを受けたもので、それを追記・修正したものなのですが・・・CELDAのコミッティーの先生方から、国際会議CELDA2015で発表した内容を方法、ディスカッションなどを追記・修正したものを論文誌に出すよう推奨されていて、大変ありがたく、投稿しておりました。「軽微な修正」ということで1回目査読が返ってきましたが、なにげに重いものも結構あって、大変でしたが、ちゃんと成果になってうれしいです。

採録されたのはJournal of Computing in Higher Education誌(Springer, インパクトファクター 0.500)です。内容はCELDA2015で発表した内容で、自己調整学習と積極的先延ばし行動(Active procrastination)、課題提出時間のログの関係性について、パス解析をしたものです。こうやって国際的にも評価をしていただけると、モチベーションが上がりますね!!ますますいい研究をし、国際的に発信をして、教育工学研究領域の発展と、教育・学習をよりよくしていく、役に立つ研究にしていきたいです。

最後になりましたが、査読者の先生方に厚く御礼申し上げたいと思います。ご指導を頂き、感謝しております。ありがとうございました。

Yamada, M., Goda, Y., Matsuda, T., Saito, Y., Kato,H., & Miyagawa, H. (in printing). How Does Self‑Regulated Learning Relate to Active Procrastination and Other Learning Behaviors?, Journal of Computing in Higher Education
http://link.springer.com/article/10.1007/s12528-016-9118-9

中間発表会を終え・・・プレゼンに思う


この度は私の研究室の修士学生2名が中間発表会を受けました。質問内容を聞いていたのですが、新鮮な感じでした。教育工学ではあまり聞かれないことについてご質問してくださったり、内容によっては教育工学の研究者全体が考えないといけないこともありました。

#なので、学生に回答しなさいというのもちょっと酷な感じもあったり・・・汗
#私も大学院時代から思っていたことでもあるけど、学生への質問というのは、
#その指導教員に対する質問であったりするんだよね。

うちの学生たちもご指導を受け、いい研究にしていけそうです。修士論文執筆も考えると、研究ができるのは残り半年もないですが、いいものにしていってほしいですね。

ところで、中間発表会でうちの学生たちを始め、修士学生のプレゼンを聞いて、いろいろ思ったことがあります。あくまで私見です。また修士の中間発表会という場に限定してのことです。

1:練習はしっかりしないといけない
やはり練習している・していないというのはすぐにわかりますね。質疑応答での対応もそれがわかります。想定質問も考え、どう回答するかもシミュレーションしていると、質疑応答も堂々としていますし、見ていて、しっかりしていて、好印象に映ります。練習をしっかりしなければなりません。

2:予備スライドは作っておく
時間制限のある中で、すべてを説明することは難しいです。細かい情報は予備スライドを作って、質疑応答で対応するというのも戦略です。細かい情報を見せて、そこに時間をかけるよりも、流して、結果・考察など、自分の研究のオリジナリティを示す上でメインのところに時間をかけるようにしましょう。これをするにも1で書いたように、練習をいっぱいして、想定質問を考えておかないといけませんね。

3:図表、動画など、わかりやすいメディアを使う
口頭で説明するよりも、動画・画像の方が伝わるなら、それらを使わない手はないです。

4:「戦う」場ではなく、指導してもらう場であること
修士の中間発表会ですから、教員も完璧な研究ができているなんて思ってはいません。博士課程学生ならまだしも修士ですからね。いろんな表現をする教員がいますが、基本的には「論理的にずれている点(根拠がない、データによる裏付けがない、解釈・表現が飛躍しているなど)・詰めが甘い点・視野が狭い点」などについて聞いています。それは今後、研究をすすめる上で修正してほしい・検討してほしいということです。無理して、取り繕って、回答しても、そこからまた更に大きな穴が空き、ボロボロになっていきます。

5: 修士学生であっても堂々としていればいい
教員の前とはいえ、その研究をやったのは「あなた」なのであって、その専門家は「あなた」なのです。理論面など弱いところも多々あるとはいえ、その研究を一番説明できるのは「あなた」です。そのためにも、自分の研究については一番自分がわかっていなければなりません。これができないと、質問のトリートもできません。つまり、受けた質問が何について聞かれているのか、ポイントをついた質問なのか、ずれたものなのか(それは説明不足などでプレゼンを誤解されている可能性も高い)も判断がつかないです。

以上が主に感じたことでしょうか。これらのことに早く対応できるようになるためにも、修士1年、可能であれば、学部生のころから学会の全国大会レベルから定期的に発表して、場慣れしておくのが良いかと思います。もちろん、ここまで来るには、ちゃんと研究をしていないといけません。修士2年の夏にもなって何もしていません、何もレビューしていません、何もデータがないとかはマズいですね。先行研究をちゃんと読み、研究計画をたて、実施し、データとして結果を出しているというところまで行って、上記のことが大事になりますので、ここは忘れてはいけません。

あと、前に「質疑応答スキル」というエントリーも書きましたので、ご参考にしてもらえるといいかと思います。
http://mark-lab.net/?p=189