Best Paper Award for Short Paperを受賞しました


何の前触れもなく、今回もこのような栄誉ある賞を受賞することができました。本当にありがとうございます。情報通信研究機構様(NICT)のご支援により行っております教育ビッグデータの研究の成果がInternational Conference on Advanced Learning Technology (ICALT 2015)にてBest Paper Award for Short Paperを受賞致しました!

Short paperなので、Awardはないと思っていたので、かなり油断してました。司会の先生がタイトルをコールしているのですが、”self-regulated learning”と言われたので、本研究プロジェクトのマネージメントをしている緒方先生と「似たような研究している方いるんですねえ」と話していたら、緒方先生が「あれ?僕の名前が載っている。あ、山田さんのやつですよ!」と言われ、かなり驚きました。事前にお知らせも全くなかったので、どういう動きをすればいいのかもわからず、ただただ、前でタジタジしておりました・・・恥ずかしい。

内容はeBook readerである”BookLooper“のログで、5秒以上見られたスライド数、マーカー利用数、アノテーション数と自己調整学習尺度であるMSLQ(Printrich and DeGroot, 1990)の関係を相関分析で調査したというものです。30名ほどの授業を対象に調査をしたので、高度な分析はできないので、今後の研究に向けて、どういう変数がききそうか、どういう分析があり得そうかなど、目星をつけるために行ったものなので、ほんとシンプルなものです。まさか受賞するとは思いもしませんでした。査読者の先生方、プロジェクトのみなさん、連名者の先生方のおかげで受賞することができ、関係者のみなさまには大変感謝しております。このプロジェクトは情報系の方がメインで動かれているので、私のような教育工学でも評価では心理データで評価する研究者の立ち位置は難しく、私なんかがここで何が出来るのか、どうすればよいか悩んでおりましたが、自己調整学習という教育心理学において、とても重要な理論との関連を示すことを目指している研究が情報系のIEEEの国際会議で受賞したので、まだまだ限定的な調査ではありますが、意義については認めて頂いていると思いました。感謝致します。今後、このプロジェクトで進めていくLearning Analyticsに基づいた学習支援、学習支援用のアプリケーションや機能の開発に貢献できるように思いました。

これからもこのプロジェクトが目指す教育データ分析に基づく、学習支援に貢献できればと思っております。ありがとうございました。

関連情報
日刊工業新聞:教育ビッグデータの利活用へ-九大など、学生2700人を対象にデジタル教材を導入
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150521eaah.html

カレントアウェアネス:九州大学が全学の1年生を対象に、京セラ丸善システムインテグレーションの電子書籍配信サービス“BookLooper”によって講義資料を配信、教育ビッグデータの利活用に関する研究を開始
http://current.ndl.go.jp/node/28448

受賞対象
Yamada, M., Yin, C., Shimada, A., Kojima, K., Okubo, F., and Ogata, H. (2015). Preliminary Research on Self-regulated Learning and Learning Logs in a Ubiquitous Learning Environment, Proceedings of the 15th IEEE International Conference on Advanced Learning Technologies(ICALT 2015), 93-95