後期授業始まる


後期の授業が始まりました。昨日は人間環境学府教育システム専攻が提供している「メディア教育論演習」です。大学院向けの科目です。メディア教育に関する理論、研究手法、評価方法など研究の基本になるところをおさえ、演習なので、メディア教育研究の研究計画を立てたり、研究で使用するメディアの開発も行いたいと考えています。

ですが、本学の院では、教育・学習におけるICT活用に関する研究をする学生さんはかなり少ないので(いや、いない(笑))、メディア教育をテーマとしますが、受講者それぞれの関心にあった研究テーマを発展させる形で進めていこうかと思っています。前期の教育情報工学(大学院)より受講者が少し増えて良かったです。少人数で、お互いの研究領域について理解を深めつつ、ディスカッションをし、「自分で理論に沿って、自分の研究計画を説明できる」ようにしていきたいと思います。びっくりしたのは、職場の自己啓発休暇を活用して、受講している学生さんもいるということ。これは感動しました!その学生さんの強い想いに応えられるような授業をします!

そして、今日から始まった統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻の「学習科学」。今年度から私が学内非常勤という形で担当することになりました(ボランティアなのかな?)。これまでの授業内容も考慮して、前半は知識習得編、後半を実習という形とし、何かしらの学習プログラムなどを学習科学の研究知見を活用して企画してもらうというものにしました(テーマは決まっていますが、知識習得編の最後に発表しようと思います)。「学習科学」をライブラリーサイエンスという大学院で必修とするのは珍しいと思います(不思議と教育学部・人間環境学府では提供していないんですよね)。最近、図書館関係のお仕事でいろいろお話をさせて頂くことがありますが、図書館員の皆様が教育・学習に対して強いご関心があることは伝わってきます。文部科学省学術情報基盤実際調査の結果を踏まえて、学術情報委員会の審議で「大学図書館員のアクティブラーニングへの積極的関与が求められる」という記載もある通りですね。このような背景の中、ライブラリーサイエンスにて、学習科学の授業を行うことは大変意味があることだと思っています。

文部科学省 学術情報委員会(第3回)資料1 学修環境充実のための学術情報基盤について(審議まとめ案)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/031/attach/1336647.htm

また、この授業では金沢・名古屋・静岡大学の3大学図書館連係事業で、図書館振興財団よりご支援頂いて開発を行った、インフォメーション・ライブラリアン育成のための学習コンテンツを使うことにしました。これを授業時間外で学習してきてもらい、授業中では事前に学習してきてもらった内容に基づいて、議論を中心とした授業展開をしたいと思っています。最近、良く言われる反転授業(Flipped Classroom)をやってみたいと思います。

さて、来年度からスタートする基幹教育の1つ、課題協学の試行授業も後期にすることになりました。前期、課題協学の授業見学をしていて、私自身も経験しておきたいと思いました。こちらは前期が終わるあたりで後期に担当することが決まりました。こちらも来年度から本格的にスタートする前に授業を行っていく上で注意すべき点など把握して、来年度に向けた改善をしていきたいと思います。