またまた大変だった2021年も終わります

日本ではもう新年を迎えていますかね?まだかな?今年も大変な年でしたね。コロナも落ち着くと思いきや、新型がまた出て、収まる気配を見せずでしたが、コロナのことで、日常生活にもいろいろ変化があった1年でもあったかと思います。私個人としてはこのキャリアを始めてから初のサバティカルを頂くことができ、アメリカのミシガン大学で研究をしているのは人生で大きな出来事です。初の海外生活ですから、いろいろ戸惑うことも多いです。少しずつ慣れてきていますが、慣れた頃には帰国ですね。1年間頂きましたが、あまり意識しないと思っていたのですが、もう1年ないんですよね。残り8ヶ月ですか・・・よい研究成果を出せるようにしたいと思います。

さて研究業績ですが・・・2020年12月末のブログを見ていると、昨年は論文(共著)3本(いずれも国際誌、うち1本はSSCI)、国際会議は18本(うち1本はBest Paper Award受賞)、Book Chapterが1本でした。

さて今年ですが・・・論文(共著)1本(国内英文誌)、国際会議5本、Book Chapter 2本(そろそろ出版されるでしょう。編者の先生からもそのように説明がありましたし、出版年は2021年と出版社ページにも書いてあったので)という、寂しい結果となりました。研究室メンバーもがんばってくれたのですが、1名の学生は博士号取得に向けた審査が本格化し、私もそちらに当然最優先で注力していたため、なかなか業績が出せず・・・という状況が続きました。あと、オンライン開催の国際会議は楽と言えば楽な面もあるのですが、開催期間中の時差がかなりきつく、渡航とは別の意味で身体的負担が大きいこともわかりました。それが国際会議投稿へのモチベーションを下げた可能性もあるかなと思っています。便利だとは思うのですが、これが平日となると、修士学生は授業もあるし、博士学生まで含めるとRAやTA等のアルバイトもあるし、体にかなりこたえます。発表時間については大会運営側も時差をかなり配慮してくれるのですが、自分が見たい研究となると、眠気と戦わないといけない状況も多々発生します。真に「いやー、勉強になった!」「自分の研究に活かしてがんばろう!」とか、思えるのは、対面で参加し、その発表者の意気込みに直接、目や耳、話をして感じることが重要なんだろうなと、経験値として考えるものがあります。コロナ禍が早く収まればいいなと思います。

とはいえ、一番、私がこのキャリアで大きな出来事もありました。サバティカルもありますが、私が大学の研究者として初めて博士号取得者を出せるところまで来たということになります。実はまさに12月31日に取得となります。このキャリアを始めてから13年ほど経っていますが(博士号取得から)、初の博士号学生です。これは本当に感激です。とうとう博士号取得者を出すことができました。これは大きな節目に当たるかなと思っています。あと2名、博士課程学生がいますが、残り2人にも指導を行い、博士号取得を目指せるようにがんばっていきたいと思います。

今年度は島田先生代表のAIP加速研究が最終年度となり、ラーニングアナリティクス基盤開発と評価も1つの節目になりそうです。文部科学省からPlus-DX予算もつき、ラーニングアナリティクス基盤開発を進めていますが、まさにその基盤に研究知見も展開し、これまでのラーニングアナリティクス研究の知見を広げていくフェーズに入ります。来年から実運用をするので、これは大きな動きかなと思います。まさに情報工学・知能情報学の研究者だけではなく、教育工学など様々な研究者がラーニングアナリティクス研究に関わって、大きくしてきた成果と言えるかと思います。どちらかだけではここまでの成果も挙げられなかったと思います。

私個人の研究としても、次のフェーズとして、科学研究費を2つ、獲得しました。挑戦的研究(開拓)国際共同研究基金Bです。両方ともまさか通るとは・・・と思いました。特に前者は採択率1桁と言われるものですから、なかなか厳しいと思っていました。前者は教育データリテラシー育成、それに関わるラーニングアナリティクス基盤の開発・評価になっています。特に「教育データリテラシー育成」というものが重要です。この教育データリテラシーというものをただラーニングアナリティクスの観点から見るのではなく、教育哲学や教育社会学などからも検討し、これからどんどん加速すると思われるICT活用型教育において、効果的な成果を得るための前提を議論していきたいと思います。国際共同研究基金Bでは現在受け入れて下さっている、ミシガン大学情報学部のStephanie Teasley先生との共同研究で、こちらはダッシュボード開発を見据えたものです。今、いろいろデザイン検討の土台となるデータ分析をしており、これを研究業績化していきたいと思っています。そのデータに基づいて、ダッシュボードのデザインや開発に関する研究に取り組んでいきたいです。両方ともこれから大きくなる種ですので、来年は大きくなるように研究を進めたいと思います。

来年もいろいろイベントもありますが、1つ1つこなしていきたいと思います。大きな研究も進め、教育・学習環境の改善に寄与できるように1つ1つ努めて参りたいと思います。来年もどうぞよろしくお願い致します。

博士学生が次世代研究者挑戦的研究プログラムに採択されました

九州大学はJSTより次世代研究者挑戦的研究プログラムに採択をされているのですが、山田研究室の耿学旺くんが学内で募集していた本プログラムに採択されました!!本当におめでたい知らせでした。

耿くんはARを使用した日本語複合動詞学習支援システムの開発研究をしています。修士の頃から学外の研究費を獲得したり、博士後期課程学生になってから早速Springerの論文誌や国際会議でも多数、採録されたりとしっかりと成果を出している学生で、AIP加速研究でもRAとしても大きな活躍をしています。そんな彼がここでも成果を出してくれました。指導教員として誇らしいです。

博士号の審査に乗るためのCandidateになる条件までもう少しなので、ぜひこのまま頑張って欲しいです。これからも期待しています!!