私は前任の東京大学で、関わってはいなかったのですが、東京大学ががんばって推進しているアクティブラーニングという学習形態について耳にする距離にはおりました。私自身、研究としても授業をする教員としても大変興味深く、いろいろ文献を読んでおりましたが、金沢に来て、私がアクティブラーニングに関わることができるとは思っておりませんでした。
授業とは「知識を教員から学生へ伝達するもの」という概念から離れられない方も多いでしょうし、具体的に何をすればいいのかわからないという教員も多いかと思います。それは当然のこととも思います。
アクティブラーニングにおいて、検討すべき点というのはいくつかあるかと思うのですが、アクティブラーニングに関する背景理論、具体的な実践方法(教員が意識すべき事も含めて)、学習環境(教室という意味だけではなく、学習ソフトウェアも含むツール群なども合わせて)が主に大きな3点だと思います。
今回、金沢大学 大学教育開発・支援センターでは、アクティブラーニングに興味がある方、行いたい方、実際に実施されている方を主な対象にセミナーを開催致します。背景理論、実践、学習環境の観点から3人の先生方にご講演頂きます。
年度末のお忙しい時期かと思いますが、ご興味がおありになる教職員の皆様、また教育関係の研究をしている研究者や学生さん、また企業の方など多くの方にご参加頂ければと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。
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金沢大学創基150年記念事業シンポジウムシリーズ第5回
第7回 大学教育セミナ-
アクティブラーニングが創る大学教育の未来
近年、大学教育において、授業を教員から学生への単なる「知識の伝達」の場ではなく、教員-学生の双方向性、または学生間のコミュニケーションを通じて学ぶ、「知識の構成・再構成」の場として捉える考え方が強くなってきています。その状況下において、グループワークを中心とした問題解決学習、探求学習やプロジェクト学習など、アクティブラーニングと総称される、学習者の能動性を引き出す授業形態も導入されています。しかし、アクティブラーニングにおいて、教員は知識の伝達者だけではなく、学生の積極的な学習を支援する、いわばファシリテーターという役割を担うことになり、具体的なアクティブラーニング実施法について不明な点も多くあります。またアクティブラーニングは教員が主導する授業形態ではないことが多く、その授業形態を演出し支援する学習空間についても検討が必要となります。
そこで、本セミナーではまず日本で数多くの様々な教育実践、教育研究を取り組んでおられる白鴎大学教授 赤堀侃司先生より、アクティブラーニング実施の上で最も重要なことである学習者の能動性を引き出すために教員が考えるべきことについてご講演頂きます。また、アクティブラーニングの実践・研究をされている先生方をお招きし、アクティブラーニングの理論や実践、今後の展開についてご講演頂き、参加者の皆様と大学教育のこれからについて活発な議論をしていきたいと考えています。
なお、この催しは、文部科学省戦略的大学連携支援事業採択プログラム「大学コンソーシアム石川を中心とした共通の教養教育機関とICT教育支援体制の構築」の事業として開催するものであり、共催となる大学コンソーシアム石川では、「しいのき迎賓館」の新たなシティカレッジにおいて、アクティブラーニングが可能となる教室を整備する予定です。 シティカレッジを活用される市民の方々を含む、多くの皆様のご参加をお待ちしております。皆様のご参加をお待ちしております。
主催:金沢大学 大学教育開発・支援センター
共催:大学コンソーシアム石川
後援:日本教育工学会
日時:2010年2月22日(月)12:30受付開始 13:00開始 17:30終了
会場:金沢大学サテライトプラザ(金沢市西町三番丁16番地 金沢市西町教育研修館)
プログラム
総合司会:渡辺達雄(金沢大学 大学教育開発・支援センター 准教授)
13:00-13:10
・開催挨拶
樫見由美子(金沢大学 副学長/理事(教育担当))
青野透 (金沢大学 大学教育開発・支援センター長)
13:10-13:30
・趣旨説明
山田政寛(金沢大学 大学教育開発・支援センター 准教授)
13:30-14:30
・基調講演 主体的な授業を求めて-私の実践から-
赤堀侃司 (白鴎大学 教育学部 教授/東京工業大学 名誉教授)
休憩(15分)
14:45-15:30
・講演 知識・技能・態度の全体的育成を目指すアクティブ・ラーニング
-授業デザインと評価の関連に焦点づけて-
溝上慎一(京都大学 高等教育研究開発推進センター 准教授)
15:30-16:15
・講演 学習空間とアクティブラーニング-東京大学KALSの実践をもとに-
西森年寿(東京大学 教養学部附属教養教育開発機構 特任准教授)
休憩(15分)
16:30-17:20
・パネルディスカッション
司会:山田政寛
パネラー:赤堀侃司、溝上慎一、西森年寿
17:20-17:30
・閉会挨拶
西山宣昭(金沢大学 大学教育開発・支援センター 副センター長)
18:00
・情報交換会(希望者のみ、有料)
会場:金沢スカイホテル(金沢市武蔵町15-1)
参加ご希望の方は件名を「2月22日大学教育セミナー参加希望」として頂き、
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ご所属:
ご職名:
お名前:
情報交換会参加希望:参加・不参加、
FD研修修了証明書を要・不要(ご希望の方はご連絡先とメールアドレスもお知らせ下さい。また学外の方でご希望の方はご連絡先、メールアドレスに加えまして、郵便番号とご住所)
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以上をご明記の上、2月17日(水曜日)までに電子メールにて山田まで(mark @ mark-lab.net)お申込み下さい(@前後の半角空欄を削除してください)。 皆様のご参加をお待ちしております。
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金沢大学のことで言えば、アクティブラーニングと言われる授業形態を広めるにはまだまだ土台ができていませんし、これからだと思っています。幸いに、金沢大学には来年4月より図書館にラーニングコモンズ(と言えるかはこれからの図書館や私、また大学の努力次第だと思いますが)が出来、学習環境として、アクティブラーニングを行う環境は整います。これをぜひ活かした学習形態ができないか考える機会にもしたいです。

