2009年9月

風邪をひいた?

チリは寒く、ホテルも乾燥していて、風邪をひいたみたいなんです。ちょっと辛いですね。

今日はサンタルシアの丘で、学会がやっているバンケットがあったのですが、辛くて参加しませんでした。

もったいないですが、仕方ないです。昼も食べてないので、さすがに腹は減りましたが、食べる気までにはならないんですよね。

国宗先生に加え、不破先生@信州大学にも強力なお薬を頂きました。これでなんとかしのいで生きています・・・

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昨日はチャンピオンズリーグだったんですね。速報が流れてました。バルセロナはホームで2-0でディナモキエフに勝ちました。すばらしい。インテルは引き分けたみたいなので、今のところ1位です。

今日は発表

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KES2009 2日目。今日午後のセッションの一番最初に発表です。いやー、JSETとちょっと色が違う部分もあるので、はたして伝わるのか不安ですが、がんばります。やっぱり、開発中心ですね。私は開発の話も好きな方なので良いのですが。来年はぜひ他のBEATメンバーにも参加してもらおうw

しかし、こっちは寒いので、体調が悪くなったのか、頭痛がします。国宗先生@信州大学にバファリンをもらってしのいでいます。国宗先生にはお世話になりっぱなしだ・・・申し訳ないです。

「こ、これが終われば・・・」

しかし、帰ってからが大変。科研、本2冊の執筆(締め切りが両方とも10月)。あと授業。
やらねばならぬことがいっぱいだ。そう、こんなところで私は倒れている場合ではないのだ。

チリが今年最後の海外出張で正解だったかも。

チリ

実は今、国際会議参加のため、チリにおります。

また、何かありましたら、書きますので。

メールのレスが遅くなると思います。

すみません。
みなさま、お疲れ様です。もう10月ですね。秋になるというのに、時折、夏のような日差しがある日がありますよね。金沢も夜は涼しいのですが、昼はまだ暑い日があります。


ところで、来月17日(土曜日)に、本学が強く関係しております大学コンソーシアム石川主催で、FDフォーラム「学士力育成と教育の質保証を目指して」を開催いたします。


基調講演としまして、金沢工業大学 学長 石川憲一先生をお招きし、金沢工業大学のご実践につきましてご講演頂きます。また、石川県の高専と大学のFD実践についてご報告頂きます。
本センターからは堀井先生と末本先生が報告させて頂きます。


その後にですが、私も関係しております、大学間戦略GPにつきまして、古畑委員長よりお話しがあります。私が関係しているお仕事がちょっとわかるかもしれません。


ぜひお足をお運び頂ければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

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2009年度大学コンソーシアム石川FDフォーラム
テーマ:「学士力育成と教育の質保障を目指して」

主催:大学コンソーシアム石川
日時:2009年10月17日(土) 13時―17時20分 
(12時30分開場予定)
会場:石川県教育会館 3階 ホール 金沢市香林坊1-2-40

内容:

開会挨拶 大学コンソーシアム石川会長 中村 信一(金沢大学長)

第一部     13時10分~
●基調講演 『学士力育成と大学教育改革-金沢工業大学の実践ー』
石川 憲一 金沢工業大学学長

第二部 14時30分~17時
●報告 (各報告 20分)
1 専門学習達成度試験とプロジェクト型学習による学生の能力向上
山田 洋士(石川工業高等専門学校電子情報工学科准教授) 

2「短期大学士力」育成にとっての課題を考える
鹿野 勝彦(小松短期大学学長) 

3 金沢大学における学士力に関する学生と教員の認識 -全学アンケートの結果より-
堀井 祐介(金沢大学大学教育開発・支援センター教授) 末本 哲雄 (同 特任助教) 

●テーマに関するパネルディスカッション
司会: 富岡 和久 北陸学院大学人間総合学部長
パネリスト:石川 憲一、山田 洋士、鹿野 勝彦、堀井 祐介、末本 哲雄

●お知らせ 「戦略GPで変わる移転後の大学コンソーシアム石川」 戦略GP支援
企画委員会委員長 古畑 徹 (金沢大学教授)

閉会挨拶 大学コンソーシアム運営委員会委員長 向 智里(金沢大学学長補佐)

終了後(17時30分頃~)情報交換会 (会費制:3000円) 金沢21世紀美術館内「フュージョン21」

●企画趣旨
昨年12月の中教審『学士課程教育の構築を目指して』答申において示された重要な事項に、学士力という考え方があります。これにもとづき、今年度、文部科学省は、「各大学・短期大学・高等専門学校から申請された、各大学等における学士力の確保や教育力向上のための取組の中から、達成目標を明確にした効果が見込まれる取組を選定し、広く社会に情報提供するとともに、重点的な財政支援を行うことにより、我が国の高等教育の質保証の強化に資することを目的とした」「大学教育・学生支援推進事業」を実施しており、大学コンソーシアム石川加盟機関からも3校(金沢工業大学、石川工業高等専門学校および金沢工業高等専門学校)の取組が選定されました。全ての高等教育機関における共通課題である学士力の育成について議論することは、当地域のみならず、日本における高等教育の質保障につながるものと考えることができます。

大学、短大、高専の教職員、院生、学生および関心をお持ちの市民の参加を期待します。

離乳食

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とうとう離乳食が始まりました。

米の粥をもっとゆるくしたものですが、意外に食べます。













22日には、渡辺君@東工大などが来ました。車の件で(他にも)いろいろお世話になっているんで。うちで、すきやきを食べました。うちの子は人見知りを始めたのか、渡辺君が抱きあげると泣き始めました。あんなに外面(そとづら)がよかった子なのに。ええ、私が抱きあげても泣いてましたけどね。加藤先生@放送大学が抱きあげた時は泣かなかったんですけどね。むしろ笑っていた。

JSET第25回全国大会が終わる

JSETが終わりました。長かったようで短かった学会でした。私は自分の担当の課題発表以外、発表を見ることができませんでしたが、Twitterを見ていると、いろんな方が内容についていろいろ書いてくださっていたので、その場のテーマ、議論、雰囲気が少し伝わりました。


2日目は1日目の恐ろしいほどの忙しさはなくなりましたが、いろいろ気を緩めず、館内の循環などをしておりました。私は委員会担当でしたが、2日目の理事・評議委員会では想定外のミスがありました。これはちょっと驚きました。本部の方で緊急対応をして頂き、助かりました。委員会担当は未然に防ぐことができることが多いのですが、建物の立地など、なかなか難しい場合がありますので、そこのセーフティーネットは張った方がいいと思いました。


2日目の自称ワカモノたちの大宴会も盛り上がりました。渡辺君@東工大、東大などが幹事長としてうまく企画を立ててました。例年とは違い、会場も福武ラーニングスタジオで、ビタハピなるものを使って研究者の横のつながり、コミュニケーションを活性化させるという企画がありました。私は途中から参加で外から見ておりましたが、かなり盛り上がっていましたね。当日参加者も含め、138名の方にご参加くださいました。ありがとうございました。ワカモノたちの大宴会のあとは村上先生@京都外大、大山さん@京都大学、御園先生@東京大学など、渡辺君と飲んでました。


3日目は、学会の片付けも気になるところではあるのですが、課題研究発表の司会をすることになっていたので、これが心配でした。私が担当したのはK-3 ゲーム・シミュレーションの教育利用:現状とこれから というセッションです。課題研究発表前に委員会会場の掃除をしていて、ギリギリ間に合いました。栗山さん@学習研究社、清水さん@内田洋行のお二人にお助け頂きながら、なんとか無事に終わりました。


どれも大変興味深い発表でした。光原先生@徳島大学は小学生向けにPDAを使って、実際の現実環境とのインタラションを通じて、二進数を勉強するシステムとイベントを設計し、評価されました。徳島大学は開発力があるので、おもしろいことしますよね。ガチガチの教育関係研究者では出ないような柔軟な発想が魅力的です。ストーリーも作られ、実際に博士の学生さんや先生も参加されたそうです。評価では質問紙でも「楽しく勉強できた」という点も有意に伸びていましたし、成績も事後の方が伸びたという結果でした。


池尻君@東京大学は歴史のカードゲームの開発とその効果について検証したものでした。歴史を現在起こっている問題点と比較して、その解決策を見出していくことを目的としたゲームで、その問題構造が書かれたシートの上に、歴史上のキーワードが書かれたカードをチーム内で議論を行いながら配置していくゲームで、問題構造に関して全員のコンセンサスをもとに配置が終われば、解決法としてどういうものがあるか、自ら考えていくものです。負荷がありそうな感じがしますが、ゲームを利用しているビデオでは生徒さんはかなり白熱した議論が展開されていました。没入していましたね。まさしく「ゲーム」をしている感じがしました。


3件目の発表は藤本先生@ペンシルベニア州立大学のご発表で、歴史学習システムにおけるエージェントの開発とその効果に関するものでした。よく某ソフトでヘルプや検索をすると犬が出てきますよね。あのキャラが学習支援的な役割を持ち、学習者の支援にどういう効果があるかについて検証されていました。エージェントでも、物語性と学習者より劣ったエージェントを作り、歴史教育における効果検証をされていました。質問紙調査により、物語性がないエージェントがいるシステムと比較した結果、本実験のエージェントがいる群の方が「学習の楽しさ」や「関心の高さ」において有意に高いことが示されたということでした。


最後のご発表は遠藤先生@東工大附属科学技術高等学校で、情報モラル教育ゲームの利用に関するものでした。現在は実際に企業のモラルハザードにより、顕在化している問題を整理し、ストーリーを作り、演劇をさせ、リフレクションをするといったことをされているそうなのですが、劇だと教員の介在が難しいこと、「モラルを守らなければならない」という方向への統制が難しい場合があるということで、ICTを使ってできないかご提案をされていました。遠藤先生が開発されたゲームも、ゲームブックのような感じで、いろいろモラル判断をする部分があるのですが、条件分岐でランダムにイベントを起こすなどゲーム性も工夫されていたということです。遠藤先生は、単にゲームを提供するだけではなく、授業とセットにするべきということをご提案されてました。


総合討論では、学校教育の場合は時間というものを意識せざる得なく、1回のゲーム利用がどれくらいかかるものなのか、それはどうやって計算したのかという話がありました。評価の観点としても、いろいろ観点があると思うのですが、ゲームなら評価せねばならないという観点はどこかというところで議論を行ったところ、池尻君より「試行錯誤」という部分の評価について話がありました。この試行錯誤は1つポイントですよね。通常のeラーニングでも間違いながら学ぶということは大いにあるのですが、ゲームの特性として、試行錯誤というものが強く現れます。ここの点は確かに重要な評価点だと思いますね。藤本先生より「試行錯誤でも、どういうエラーをしたのか」という点も注目すべきという観点のご提示もありました。


ゲームの普及という観点でもお話しがあがりました。ゲームの普及には、登壇者から出た点としては気軽に利用できる開発環境、普及している利用デバイス上で動くゲームを開発すること、ゲームを構成するコンポーネントを軽くすることが挙げられました。今、携帯デバイスが商用システムとして流行していますが、それらの上で動くゲームが開発できればいいんですけど、なかなか難しいようです。しかし、FlashでWiiとかPSPとか、さまざまなデバイス向けのゲームを開発することができるAPIが出たような・・・今ならフリーで使えるのですが、デバイス上で動かすには何か制限があったような記憶があります。ちょっとあやふやですが。何か、ゲーム上のものが現実世界にも反映できるようなものがあればおもしろいかも。AR(拡張現実:Augmented Reality)というのが最近流行っていますが、その手のものが何かできないかな?と思っています。


今回、登壇してくださった先生方に共通するのは、外部とのインタラクションを含めた要素があるということだったと思います。その外部というのが、人間だったり、オブジェクトだったり、エージェントだったりするわけですが、私が調べた中でも社会構成主義を理論的背景に持ってくる論文が多かったわけですが、今回の登壇者の皆様はこの理論背景は引用されていませんでしたが、この流れを組むものの1つだと思います。


しかし、ちょっと私の力不足だったのですが、「なぜゲームなのか?」という問いをかけてみたかったですね。eラーニングではなく、なぜあえてゲームなのか?動機づけという理由だけなのか、ゲームだからこそある効果とは何か?ゲームの普及は学校外の生活におけるエンターテイメントの役割だったので、インフォーマル・ラーニングをターゲットにしたものも多いと思います。インフォーマル環境であるからこそ、毎日使ってもらえるように動機づけが大切ということもわかりますが、最近は様々なメディア、媒体が普及してきているので、それぞれのメディアや媒体がゆえにある特徴、独自性を見る必要はあるように思います。そこでなぜゲームということを考えたかったですが、今回はそれは挙げられませんでした。またゲーム・シミュレーションのテーマを挙げる機会があれば、ぜひお話ししてみたいです。


次回は金城学院大学。9月18日から20日の開催になります。名古屋ですね。楽しみにしております。
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皆様、お疲れ様です。帰りの電車の中です。

とうとう始まりました、JSET。今年は東京大学で開催しています。運営側に立つのは何年ぶりでしょうか?東工大の第20回記念大会ぶりです。あの頃は修士2年生でした。懐かしいです。朝、赤堀先生に会って、工学部2号館までご一緒したのですが、あの頃を懐かしんでおられました。


今回はシルバーウィークに開催、そして教育心理学会と重なったことから、どこまで人が来てくれるかと心配でしたが、733人と予想を超える人数でした。そのため、受付などでいろいろご面倒をお掛けしたことかと思います。山内先生を実行委員長に、椿本先生が事務局長で中心に誠意がんばっておりますので、ご容赦を頂ければと思います。シルバーウィークとはいえ、東京でやると人は集まりますね。


私は委員会担当(というよりも、委員会の委員なので)をしておりましたが、ほとんど遊軍でばたばたしておりました。東大にいたころは工学部2号館と福武ホールが遠いとあまり感じませんでしたが、今日、何往復したか覚えていませんが、意外に距離があるもんだなと思いました。


今回は委員なので、学会の発表は見ていませんが、シンポジウムは盛り上がったそうですね。満員でした。私はシステム開発をする方の人間ですので、興味がありましたが、残念です。明日のシンポジウムは今の業務に関連するのでぜひ聞きたいところですが、本センターから末本先生と竹本先生が参加されていますので、彼らに後で教えてもらいましょう。時間がありましたら、ぜひ行きたいと思います。


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そして、今日は自分の発表です。BEATの研究プロジェクトConomi+の第1期評価の結果についてポスター発表をしました。今回は口頭発表と会場が分散しているので、そこまで人は来ないだろうと思っていたのですが、結構来ていました。700も来ていたら、確かにいるかもしれません。私の発表も幸いにも人が途絶えず、いろんな方が聞きに下さってので、うれしかったです。休憩時間があったのですが、その間も多くの方に来ていただきました。口頭発表とは違って、十分に議論ができるので、研究を進めていくには本当に有意義な時間だと思います。


教育工学では言語教育はあまり強く注目されることはないのですが、足が途絶えず、たびたび時間を見つけに来て下さった方もいらして下さいました。言語教育ってずいぶん前から教材設計とか動機づけ理論とか、情報処理の話がされてきてましたが、教育工学ではなぜかあまり注目されてこなかった、というと言い過ぎかもしれませんが、目立ったトピックではなかったと言えると思います。


ですが、関心は様々だったのですが、多くの方に本発表を足を止めて聞いて下さり、うれしかったです。BEATメンバーにとってもやる気になる、大きなことでした。次期Conomi+評価がまた始まりますが、いい成果を得て、皆様の前で発表できることを楽しみにしております。その時はぜひ活発な議論ができればと思っております。


この後は今年から始まったワークショップがありました。足を運びたかったのですが。林先生@東京大学、私の後輩の渡辺君がコーディネーターで、村上先生@京都外大が開催された若手研究者の悩みワークショップも聞きたかったですね。


また明日も明後日もありますが、多くの方に学会へ参加して下さいますと幸いです。皆様にとって有意義な時間になりますように努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。


ところで、踏切に人が入り込んでしまって、電車が止まってしまいました。あー最悪。なんで、踏切が下りているのに立ち入るのだろう。普通、ありえないのだが。よくわからん人もおるものだ。困ったものだ・・・とほほ。お腹すいた・・・
えー、10月1日なのですが、大学コンソーシアム石川主催で、私がいるセンターが共催になるのですが、大学コンソーシアム石川FD研修会を行うことになりました(私は出張でいないのですが)。


テーマはリメディアル教育と高大連携というものです。リメディアルと言えば、私は御園先生@東京大学の研究を思い出すのですが、御園先生も高校や予備校、大学の初年時教育などで教鞭を執られている実践的研究者です。


私は専門でもないので、浅はかな知識しか持ち合わせていないのですが、リメディアル教育対象の学生さんたちは、科目の理解も大切なのですが、それ以上に態度面、学習方法の育成が大切であると思っています。たぶん、その方法としていろいろ工夫しなければならないのだと思います。ここにFDというものが関わってくるのでしょう。


私も自分で言うのもなんですが、結構きつい教育現場に立っていたことがありますから、わかりますよー。赤堀先生もこの私の経験を覚えてられ、「君はこれは人間修行だといって、がんばってたな。」と(笑)。いや、ほんと、一度ね、大学の先生はたった方がいいと思いますよ。私はあの経験は今でも活きてます。


石川県、北陸圏にお住まいの方は是非起こし頂ければと思っております。その他地域の方も、金沢という、ちょっと遠いところになりますが、ご検討頂けますと幸いです。

宜しくお願い致します。

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平成21年度第3回大学コンソーシアム石川FD研修会

主催:大学コンソーシアム石川

共催:金沢大学大学教育開発・支援センター

日時:10月1日(木)10時30分~12時

会場:金沢大学角間キャンパス総合教育1号館2階会議室

テーマ:リメディアル教育と高大連携

講師:坂詰 貴司氏 (芝中学校・芝高等学校教諭)

趣旨:最近の入学試験は各大学で様々な方式を採用しています。そのためにリメディアル教育の必要性が高まっていることと思います。今回はご出席のみなさまとよりよいリメディアル教育につい高大連携の観点から考えてみたいと思います。


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ところで、最近、この、抱えられている人。わがままで困ります。ほんと、困るんですけどー。

こっちはメールをしたり大変なのに・・・一緒に画面を見ています。

加藤先生@放送大学がお気に入りぽいんですよね。前もJSET編集委員会でも「子ども元気?」と。

「元気ですよ。それよりも、嫁さん(加藤先生の弟子だけど)が風邪ひいちゃって。声がガラガラなんですよー」というと、

「そうなの?風邪が子どもに移ったら大変じゃないか」と。

妻は
「弟子が風邪引いてるのに、何もなしかよー」と(笑)

Learning Barに参加してきました

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先週金曜日はEduce Technology主催のLearning Bar-イマドキの大学生を知るに参加してきました。
講演者は溝上慎一先生@京都大学でした。東京大学に2年半ほどいたのですが、実はLearning Barには初参加でした。中原先生@東京大学が中心にされています。


まず最初に今の大学生が大学生活で重視していることは意外にも「勉学第一」、また「勉学や楽しみもほどほどに」という結果が高いこと、授業外学習時間についてデータをお示しになり、そこから溝上先生方がされた大学生のキャリア意識調査の結果についてお話下さいました。大学生の授業外で過ごす時間種別(授業外学習、読書、インターネット、ゲーム、マンガ、サークルなど)をデータにして、学習者を


タイプ1:インターネットやゲームに対してのみ積極的な群
タイプ2:どれにも興味がない群
タイプ3:どれにも時間を使う群
タイプ4:サークルや友人関係に時間を使う群


の4つのタイプにわけ、それぞれのタイプが将来展望、充実感、また文理の差、入試難易度による差などご検討された結果など、多角的な視点で学習者タイプの特徴について示されました。

溝上先生はこのタイプ3をハイパフォーマーとし、このハイパフォーマーはアイデンティティ資本(Identity capital)が機能し、社会でも活躍できる人材になるのかどうかについて検討をされています。

このアイデンティティ資本の考え方というのは溝上先生のスライドによると「与えられる環境への『適応』ではなく、環境に戦略的に働きかける『主体(agent)』の形成が強く求められる社会において、『私とは何者か』というアイデンティティ形成が卒業の仕事や人生形成にとって資本として機能する」考えということです。ちょっと難しいので、ちゃんと理解しているかわからないのですが、「自分がそこにいる理由を明確化するプロセスは自分が積極的に環境に関与せねばらなず、そのプロセスが資本になる」ということ?違いますかね?すみません、間違っているような気もします。自信がない。


そのハイパフォーマーが実際に就職活動で第一希望に入社し、活躍しているかというとそうでもないようなのです。他のタイプとあまり変わらず、未内定であったり、就職活動自体をしないという人もいるということでした。


この結果については溝上先生はいろいろ解釈をされている途中ということでした。大変おもしろいお話でした。論文化されましたら、ぜひ読んでみたいです。

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私が思うに、大学のハイパフォーマーと企業人が見るハイパフォーマーは違うような気がするのと、アイデンティティ資本というものがあるとすれば、そもそも企業自体が現在も「与えられる環境への適用」が求められる社会なのではないかと。厳密に言うには、社員の立場、勤務年数によってどういう資本が機能するのか、変わるのではないかと思うのです。それは「資本」という言葉を使わないで言うのであれば、立場によってその人の業績・能力評価の基準が変わるような感じではないかと。人事部は「外で自己形成された自分が欲しい」と行っても、現場ではどうなのでしょうか。


「自分が何者であるか」ということは個に閉じては判断できないですよね。ということは「自分が何者であるか、自分がそこに居る意味、理由」は自分の周辺とのインタラクションによって構成されると思うんです。新入社員という時代は私も企業時代に経験がありますが、自分が「このチーム内で何者であるか」ということよりも、チームによって与えられた環境に適用し、その中で、「自分が何者であるか」、「そこにいる理由」を造っていくのではないかと思いました(こういうケースもアイデンティティ資本にあたるのかな?)。


ハイパフォーマーって、自分がやっていることの意味・意義を求めているのではないか、これは推測ですが、そう思います。そういう人って、企業という場は合うんですかね。就職活動でも、入社してもですが、採用側から主張が強すぎるなどで敬遠されるという可能性はないですか。入社後も「自分と環境が合わない」とかで辞める人が多いような気がします。私がいた部署はそういう自分がいる意味が問われていたので、溝上先生が言われるハイパフォーマーが活躍できた場かもしれません。私の感じでは、「アイデンティティ資本」が機能する人が認められるのは、現在の会社では30歳とか、ある程度責任がある立場になってからような気もします。


たぶん、ハイパフォーマーとされている学習者タイプって、企業就職するというよりも、大学教員やベンチャーの社長とか、漫画家とか、そういう人に多くないですかね(私は溝上先生が示された中のタイプにはどれにも入らなかったので、ハイパフォーマーではないのですが・・・(あえていうなら、タイプ4に近かったかも)。


3年程度ですが、企業で働いていたことがある私の経験から感じたことでした。もうあれから5,6年たって大きく状況も変わったんでしょうね。フットサルに人事部の同期がいるので、この話を元に今ってどうなの?って聞いてみます。来月になりますが。


この研究、おもしろいです。アイデンティティ資本の話があまりよくわかってなかったので、的外れな話が多かったかも。まだまだ不勉強です。また機会があればお話を是非お聞きしたいです。


Learning Bar、勉強になりました。グループの方とも議論をしましたし、家に帰って、妻にも話しました。大人気のイベントということで、抽選になってしまうことも多いなのだとか。もし参加されたい方は抽選になることも覚悟で申し込んでみて下さい。参加されたら、ぜひアウトプットをされることをおすすめします。気軽に食べて、飲みながら議論するというのがいいですね。こういうのって、相当頭が柔らかくないとできないですよね。そう、「ゆるく」考えることって重要なんですよね。なかなかそれがわかる大学教員っていないです。


Educe Technologies

中原淳先生のブログ NAKAHARA-LAB.NET

BEATセミナーに行ってきました:その2

BEATセミナー「オープンエデュケーション×教育改革」のご講演では、本間先生@立命館大学のご講演もありました。本間先生はもともと文部科学省の官僚だった方で、大学を取り巻く環境から大学における教育改革の方向性についてお話をされました。本間先生の官僚時代、京都大学での事務局長のご経験、また現在の立命館大学における副総長としての職務から、大学マネジメントの観点でこれからの大学はどういう方向へ向かうべきかというお話しを具体的に頂きました。


元官僚とは思えないくらい、はっきりと意見主張をされる方で驚きました。大学が社会人学生を引き受けることによって求められる変化、また今回、立命館大学がグローバル30に採択されていましたが、それに至るまでの学内調整や学内の説得、また大学職員さんのあり方と教員との関係についてなど、マネジメントでも様々な観点をご提示くださいました。


高等教育市場の縮小化の流れの中でも大学数の増加、運営費交付金が年々削減されるなかで、大学は資金をどう集めてくるか、設備を建てようにも高くなってくる。そんな中でも国際間・国内の大学間競争が強化され、大学評価というものが重視されてきています。


そんな中で、本間先生は大学の現状に対して、率直に問題点の指摘をされています。「言い訳のための大学自己点検評価をやめ、本気で大学を変えるための自己点検評価をしなさい」、「大学は自分がどうあるべきかを考えて動かないといけない」、「あまりにも強い教育重視」など、挙げられていました。研究をしなければ、外部資金の獲得は難しいですし、今後の生き残りも、大学としても教員としても難しいと私も思います。


大学は経営、研究、教育に関して、入学者や中退者からのデータをもとに分析を行い、今の大学の位置と今後を見据え、戦略を持たなければならないということでした。その中には経営の効率化やリソース投資の選択と集中なども含まれています。また、研究レベルの向上は当然として「教育力」の担保が最優先課題であるとおっしゃってられました。


いろいろ考えますよね。企業にいた身から考えると、業務改善、効率化というのは当然のように行われてきていますので、本間先生が言われることは当然のことだと私は思います。それがなぜ高等教育の場面になると「改革」という言葉になるのか。大学組織の特殊性を感じるものがありました。企業にいれば、社員個人の専門性は当然として求められます。それゆえにその会社にいるのです。


では大学はどうかというと、大学には専門性が求められないルーチン化された業務があり、それらを淡々とすればよいという認識が職員さんの中でも広がらないようにするべきであるとご指摘されました。そういう業務はアウトソーシングしてしまって、職員さんにはより専門性が求められる業務をやってもらうことが良いという、おもいきったことをおっしゃられました。今後、大学は教員と職員さんというのではなく、教員と専門職という形を作ることが求められると。教員と職員さんの関係も、今までは職員さんがへりくだった感じがしましたし、そういう関係ではなく、対等の教職員、1つの組織を盛り上げていく成員であることをお互いに認識しないといけないということなのだと思います。大学職員さんにもどんどん責任あるポジションについてもらって、事務局長、さらに副学長まであげて、教育改革はすすめていかないといけないということでした。


しかし、こういうことが言われるということは、おそらく大学にはこういう企業的思想が入ってこず、組織的に守られてきたという雰囲気があったのだと思います。ところが今の大学が抱える経営的な諸問題により、そうもいかなくなってきた。教育だけではなく、大学運営も効率化と運営の質的向上が求められている中、組織の体質の改善も企業のような形で求められてくるようになってきたということでしょう。


しかし、職員さんの専門性を引き上げるには組織的な支援が必要だと思います。今まで、それがうまく回らなかったのは、もちろん意識の問題もあるとは思いますが、職員側の組織体制にも問題があるのではないかと思っています。一枚岩になっていないということ。教員に対するFDのような感じだと思うのです。組織間でも変な力関係があるのではないでしょうか?職員さんの組織側でも、「この部局にはこういうことをさせれてばいい」というような意識があるのではないでしょうか。大学を変革しようにも、末端がルーチン化されているから、そこを変えればいいというレベルの話では決してないように思います。そういう仕事をさせてしまっている組織にも変革のメスをいれないと結局同じではないかと思います。


金沢でも大学のかじ取りをどうするかと気になるところですが、今後の方向を考えるときに、江戸時代の話を引き出しているようでは先はないと思いました。江戸時代、加賀藩がどうだったのか、歴史を見ればわかりますし、徳川政権で存続するためにお松の方を人質に出したり、裏ではもっと何かあったのかもしれません。そういう江戸時代における加賀藩の処世術ですが、その時代のことを引き合いに出されても、先に進むことはできないと思います。


別に日本の大学No.1を目指すわけではなく、金沢大学だからこその独自性を出していける、そのために何をすればよいのか、首都圏の大学がとっている方法を見ながら、考えていけばいいのではないでしょうか?この立場はおいしいと思いますが、情報収集はしっかりしておかないといけないと思います。シンポジウムだけではなく、国際会議も重要だと思いますね。


しかし、関係ないですが、大学職員さんのキャリア意識って、ここまで企業と組織が違うと、どういうものか気になりますね。調べてみたいものです。SDのヒントになると思うんですよね。そういうデータってあるんですかね。私がいた会社は新入社員のときに、メジャーなキャリアパスみたいなものが示されるんですよ。自分がどのパスを通っていくか、そのためにはどういう研修を何年目あたりで受けて、どういう仕事をするかというのが見えるんです。

#まあ、私や私と同じチームだった同期は当時、「そんな人にひかれたレールを走ってられるかい」
#と粋がっていたわけですが・・・

大学職員さんにもそういうものってあるんですかね。


田中先生@京都大学は教育のオープン化と教育改革について、FDをテーマに、学生の変容に対応する大学の構成のあり方を「ローカルと連携」という切り口でお話下さいました。FDもその1つですが、大学の教育改革について、様々な学会やシンポジウムでいろんなお話をお聞きするのですが、それが大学にとってリアリティーがあるものでないといけない。それが各大学というローカルな場において、どう受け入れられるかが課題となっているということでした。


京都大学は国内的にも1つのFDの拠点となっていますが、それでもなかなか難しい課題があるそうです。京都大学は様々なシンポジウムや相互研修、また博士課程の学生向けのFDを実施するなど、積極的な動きを学内だけではなく、学外的に行い、「オープン化」をされています。しかし、地域連携をされていても、構成員がどう考えているか、どう受け入れて、どう貢献するかというところは千差万別で、どういうリーダーシップをとるべきかというところも考えどころで、難しいそうです。


またこういった活動がうまくいっているのか、というところも、単なる数で評価するのではなく、その大学の地域、その大学の状況において、変わることなので、難しいというお話もありました。


本間先生の話もあわせて考えると、何か変化を起こす場合、全国的に取られている手法をとるというのもありですが、それだけではなく、その大学の特色も活かした方法でなければならないということなのだと思います。それが田中先生が言われる「ローカリティーの尊重」ということのだと思います。その「ローカリティー」、おそらく、各大学が持つ状況というものなのでしょうか、それにどっぷり浸かっては、それも何も進まないので、どの塩梅が良いか、ここが肝要なのでしょうね。


金沢の「ローカリティー」が江戸時代マインドだったら、ショックですけど、まあ、その江戸時代の処世術が大事であるならば、それはそれで良いと思いますが(私にはあまり大事ではないです)、それならばもっと独自性(地域だけじゃなく、日本、世界へ示すことができるような)をどこに出すのか、学内には本当にすばらしいご研究をされている先生方も多くいらっしゃいますので、そういう先生方とも議論してみるといいと思います。


私のような末端の人間が聞くのではなく、ぜひ上層部、管理職の方に聞いてほしいお話しでした。
妻の友人でもあり、私も研究でお世話になっている石橋先生(敬愛大学)が神田外語大学ご出身ということで、研究の話をするのと同時にあの、神田外語大学の新図書館の見学もさせていただきました。

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集合場所に向かう時に、1フロアがこんな教室に・・・全面ガラス張りの教室。きれいな部屋です。かっこいいですね。なんか展示会のような感じです。

丸くガラスで区切られた教室がいくつもありました。学生の集中力がちょっと心配になったりもしますが。

そのうちの部屋はCALL教室でした。











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これが新図書館です。某局の木村拓也扮する脳科学者がいろんな事件を解決していくドラマで使われたところです。

エキストラの数もすごかったそうです。ここから通称「ショムニビル(住友ケミカルだったっけな)」も見えますね。










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入口をはいると、図書館のカウンターがあり、このような解放感ある空間が広がります。表側は数人でしゃべることができる空間になっていて、中ごろから奥の方にかけては1人で使用する家具類が集まっています。基本的には1人で集中して勉強をする空間作りになっています。

表側の話声が響くような気がするのですが、そんなに響かないんだそうです。表側と中ごろにかけてひろくエリアをとってあるからんだそうです。


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こういうデザインの机も。

床は木で温かみがありますね。

ただ女性のヒールの跡がいっぱいついてしまうので、それが悩みなんだとか。簡単に直すことはできませんしね。











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2階は多言語コミュニケーションセンターになっています。英語以外の各専攻の地域で特色となっている建物が建物が建っています。

写真はスペイン語圏の建物です。このセンターには各専攻から専任教員が常駐し、気軽にコミュニケーションができ、学習支援ができる環境にあるとのことでした。留学生もこのフロアにいて、お話しできるそうです。

このドアの先、専任教員の研究室なんですよ。ここはいいかもしれませんが、茅葺きだったベトナムかどこかの国の先生はどうなってるんだろうと気になります。




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2階には教室もあります。ここで授業をして、昼ご飯をセンターで食べるという形もあるんだそうです。

ただ、2階は図書館とは管理している部局が異なり、蔵書アクセスはできない形になっているそうです。蔵書の管理がしきれないということでした。









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3階はカフェ、4回は庭で、そのまま1階に下りることもできます。この日は夏休み中ということもあって、閉まっていました。

なんか芝もあって、気持ち良さそうです。











気になる利用者ですが、最初は1年生が多かったものの、最近は徐々に増えてきているのだそうです。

このおしゃれ家具は理事長が自ら選定されたらしいです。1つ1つが高そうでした。他の大学がマネできないようなものを作りたいということで、相当力をお入れになったそうです。

いやー、確かに圧倒されましたね。確かにマネできません。学生の利用数も増えてきたり、こういう設備を立てることで、神田外語大学の受験者も増えている感じがするということでした。

この手のものを建てた時に、建てる経緯にもよるのですが、評価が求められます。この評価をどうするのか、最初はうまくいかないものなので、徐々にいろんなソフト面を充実させながら、大きくなっていくのだと思います。

最近、図書館の改築を行う大学が増えてきています。いろんなところをみて、「さすがにうちは無理」と思っても、本質的に何を求めるのかということを押さえながら、やっていく必要があるのだと思います。

いや、いいものを見させていただきました。ありがとうございました。

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駅から神田外語大学へ行く時、懐かしいビルが。ここで働いていたんだねぇ。たたずまいは変わらずですね。

今は懐かしきNTTコムウェア。このビルの7階と24階にいました。

1階がインターナショナルスクール?か何かになっていました。木で看板がよく見えませんでしたが、インターナショナルスクールと書いてあったような。

BEATセミナーに行ってきました:その1

昨日はBEATセミナーに参加しました。オープンエデュケーション×教育改革というお題で、飯吉先生@MIT、本間先生@立命館大学、田中先生@京都大学のお三方のご講演と議論がありました。ちょっと長くなりそうなので、何回かに分けて書きます。


飯吉先生からはMITやカーネギー財団の例を挙げ、教育のオープン化とその意味について、質保証や国際競争などの日本が現在抱える大学の問題に合わせてお話し下さいました。教育のオープン化というと、私なんてOCWをすぐに思い浮かべてしまうのですが、それだけではなく、そこで利用される方法、技術も含まれるようです。通常、企業人の感覚でいうと、先手を取って、先手をとった利益をとることを目指します。大学でも研究はそういう面があります(そういうのをクローズドというようです)。しかし教育という側面ではオープン化することで、コンテンツの蓄積だけではなく、利用方法の改善、またFDの促進(単純な例だとコンテンツの利用方法の理解や利用方法の改善があるのだと思います)などがメリットがあるとされています。


ただ、オープン化するにはそれなりの大学の体制が必要で、それなりの熟練が必要なのだと思います。まず大学がイノベーティブでなければならないと。イノベーティブというところでMITや京都大学の例があがっていました。あたらしい教育手法やシステムを導入する時にも複数の学部・学科が目標や問題点、解決策を共有し、導入の推進する効果についてMITのTEALを例に説明されていました。ただ、このTEALの導入もMITは苦労されたそうです。TEALを使った教育プログラムに合わないとか、TEALで提供される教育プログラムを求めていない学生に対する問題です。もちろんTEALの効果は大講義室と比較して良い効果があることを研究をして示されているということはあります。しかし、良かれと思ったことが実は学生のニーズを捉えきれていないことがあるということです。この問題がNewYork Timesの記事に掲載され、表に出てきた時も、MITはこの問題についてずっと議論をしてきたんだそうです。そのためMITでは大教室での講義という選択肢も作ったということでした。また大教室でもTEAL以上におもしろい講義を努力をされていて、その様子がYou Tubeにアップロードされていましたが、サーカスのような物理の講義で学生はその講義にのめりこんでいました。


このオープン化という話は学内レベル、国内レベルで収まるのではなく、日本の大学が抱えている国際競争力の問題、世界の中の日本の大学という位置づけを考える上で、世界に対するオープン化を考えていかないと国内で勝てても世界では残っていけないということだと思います。飯吉先生はグローバル化を踏まえた人材育成(MITは学部1年生に海外でインターンやボランティアをさせるなどを積極的に海外で活躍できる人材育成をしている)について説明されていたので、国内の大学で生き残るかというよりも、人材育成レベルでは国内の大学が切磋琢磨して、団結して日本の大学としての力をつけよというメッセージを伝えられたのだと思います。飯吉先生も例に挙げられていましたが、グローバル30をただの留学生受け入れの話や英語で講義をするかどうかという次元ではなく、教育のオープン化という観点から、グローバル30をどう考えるかというところまで考えなければ痛い目に合うような気もしました。


さて、教育のオープン化で国内の大学の質改善が促されたとしても、日本の大学間(世界での大学間かもしれませんが)の競争というのが消えたわけではありません。飯吉先生はMITの例で、教育のオープン化が進んでも、MITで受けられるメリットが全て公開されたわけではないということを新聞で書かれていました。その大学で受けられるサービス、教員とのインフォーマルなコミュニケーション、研究・学習コミュニティーはその大学にいないと受けられないことです。


これ、どういうことかというと、私が思うに「大学の研究力」だと思うんです。教育のオープン化で教育の質的改善は向上することが期待されます。しかし、その時に大学の強みがないとその後、生き残っていけないのではないかと思います。大学は教育機関でもありますが、同時に研究機関です。日本ではFDという言葉を使い、教育改善という方向で進んでいます。しかし、FDというのは、単に教育の改善ということではないと私は思います。大学教員の資質向上というのであれば、研究の観点での資質向上はどうなっているのでしょうか?日本の大学教員は研究志向が強いとされていますが、研究をしているのでしょうか?そういうサポートは大学としてされているのでしょうか?科研費取得を支援することなどありますが、お金の話ではなく研究の実施、成果の公開、普及に対して大学教員はどこまでやっているのでしょうか(自分にとっても大変耳が痛い話なのですが)。この点は大学としてどういう強みを持つのかということに強く関わるように思います。研究活動へのFDは?と思っています。授業改善というような、あまり目先のFDをすると痛い目に合うように思います。


どこに大学としての強みを持つのか、「教育に力を入れる」と宣言した大学はどうなるのでしょうか。最近、増えているようですが。教育のオープン化には関わらない、またはそこまで積極的な参加をせず、独自路線を進むのでしょうか。そうなると教育のオープン化で得られるであろうメリットは自分で作り上げていくということになり、徹底的なクローズ化した大学を目指すしか自分の強みが発揮できなくなるんじゃないでしょうか。こう考えるのは極端でしょうか?しかし、大学によって役割が違うような気もしますので、その役割の中で活路を見出すことになるのですかね。


しかし、私は教育重視とか研究重視とか、そういう二項対立で話すことではないと考えています。「重視」という言葉が悪いのだと思います。「学生は大学では研究をする」でいいんじゃないかと思うのです。学部、院生に見合った研究をすればいいのだと思います。研究することが教育をしないということではないと思います。研究するプロセスは別に研究内容を理解することだけではないですし、どう学ぶか、どうやって研究を進めていくかというところが研究するにも仕事をするにも大切なのだと私は思います。こちらの世界にきてわかりましたが、研究できる人は企業でも成功できると私は思っています。その逆も然りです。考え方の違いがある程度です。私の周りにいる方は研究者が多いですが、きっと企業でも成功すると思います。


以上の話を聞いて、教育イノベーション、教育のオープン化の後に来るもの、それが本当と意味での大学間の競争になるじゃないのかなぁと・・・


その時、金沢大学はどうなっているんですかね?
「教育重視の研究大学」ですか・・・私は何か強い不安を感じています。地方大学は地方大学の考え方や、地方大学の「文脈」というものがあると思いますので、わからない部分もあるのですが。金沢大学は自分でいうのもなんですが、まだパワーはあると思っています。研究もしっかりやっている人はいますし、自分の立場をうまく作っている人もいます。まだ全国区の大学であることはあと数年はできそうなので。今のうちに考えないと辛い部分があるように思います。特に「強み」を持っておかないと。


生き残りを考えないといけないのは大学ではなく、教員であると飯吉先生がおっしゃってましたが、そうなのだと思います。


研究と教育の両立・・・というより、自分の研究分野における後継者というと大げさになりますが、自分の研究分野に入ってくれるきっかけを作る努力=教育ということではないでしょうか。一つの研究ではないですかね。

Twitterと連動したサイト

私の周りではTwitterを使う人が増えてきていますが、全国的にはそこまで多く利用しているというわけではないようですね。

それでも「つぶやく」というのは手軽でおもしろいところがあります。「つぶやく」ことなので、返信を期待することもないのですから。

このTwitterを使ったシステムというのは数多くあるようなのですが、Google Mapと連携しているというのも面白いですね。

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Vodafoneが提供しているこのサイトですが、もともとはローミング料金を廃止することを伝えるための広告サイトだったということなのですが、Twitterを使って、休みにどこにいくのか「つぶやく」サイトになっています。

ハッシュタグ(Twitter上のつぶやきのグルーピングに使われるもの)を使って、年齢、性別、郵便番号、目的地をTwitter上でつぶやくと、サイトのGoogle Mapに結果が反映されます。プライバシーの関係もあるので、年齢、性別、郵便番号を略すこともできます。



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私も実際に打ってみました。そうすると、出ましたね。

私は特につぶやいていませんが。













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つぶやいたら、そのリストが表示されます。おぉー!















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目的地ランキングも表示されるのですね。東京が多いです。


















このサイト自体に何か強い意味があるのかわかりにくいですが、Twittearthにしても、Twitterと何かを連携させることでおもしろいモノができる可能性を知りました。「つぶやく」という簡単なメッセージサービスと連携できるもの。私は教育工学の人なので、学習に活かすことを考えるのですが、学校外の、気楽な学びに使えないか考えています。

おもしろいなー

Vodafone:#ukholsmap

合宿が終わる

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8月29日から恒例の夏合宿@山中湖に参加してきました。今年からは趣向が変わり、4つの大きなテーマに沿って、グループを分け、それぞれのグループが文献などを調べて、まとめて、セッションを行うものになりました。今回の4つのテーマは階層線型モデル、ソーシャルキャピタル・ソーシャルサポート、FD・SDを研究するには、アクションリサーチです。








階層線型モデルはたとえば、協調学習の効果を分析するときに個人のデータだけではなく、その個人が所属したグループの特性など配慮して分析を行う方法です。協調学習では学習者個人はグループなど、他の学習者とのインタラクションが影響するので、相互に独立ではありません。学習成果において、学習者間のインタラクションが影響するので、学習者間で独立ではないということです。今回の合宿では階層線型モデルの入門的なお話から、協調学習の分析でなぜ階層線型モデルが必要となるのか、具体的な研究例、ツールを使用した分析方法について説明がありました。


いやー、難しいですね。どこまで理解できたかわかりませんが、実際の研究例を見てみると、重回帰分析のようなものでしょうか?おそらく、クラスや学校、グループなどの特性を示す変数も加えていき、妥当なモデルが抽出されるまでやっていって、最終的に導き出されたモデルで示される値を見て、各変数の特徴を見ていくということでしょうか。例えばクラスの人数が多いほど、成績が高くなるなど見ることができるということのように思います。私は数式が苦手なので、公式のようなものはよくわかりませんが、そんな頭の持ち主が考えた精一杯の理解です。すみません。ただ、気になるのは、被験者の人数と実際に分析できるツールですね。重回帰分析に似たようなものということになると、ある程度の被験者数がないとなかなかうまく結果が出ないような気がします。毎回、100人、200人の被験者を集めて評価できるのならいいのですが、そうもなかなかいかないケースも多いと思うのです。その場合はどうなるのか?というのは一番の関心事です。


2つめのソーシャルキャピタル・ソーシャルサポートも歴史的な背景から実際の研究例を挙げて説明されていました。SNS問わず、学校外の学習に注目が浴びている中、ソーシャルキャピタルというものの理解も勉強になると思います。しかし、このソーシャルキャピタルというものも研究領域によって解釈が異なるようなのですが、端的に言うと、家族、グループなど社会によって形成される(広い意味での)資源ということになるのでしょうか。この資源というのは情報というものもありますし、規範、信頼というものも入るという研究者もいるそうで、個人がどのようにソーシャルキャピタルを利用するか、または集団がソーシャルキャピタルを創り出し、どういうメリットなどをもたらすかという観点で見方なり考え方が変わるようです。興味深かったのが、恩義や期待、また相互報酬的な行為の関係からソーシャルキャピタルを見るということでした。他者による行為によって感じられる恩義とそのお返しというのは完全に同価値(代替性)を備えていないということ、説明の補足が加藤先生@放送大学から「未決済恩義の量」がソーシャルキャピタルで重要ではないかという話は何かおもしろいヒントがあるように感じました。


アクションリサーチなのですが、これは実践と研究をどう合わせてやっていくかという点を常に課題にしている教育分野の研究者にとって大切なことだと思います。私の頭の中は研究一色になっているので、アクションリサーチというものが、調査対象者が問題解決能力を身につけ、自立させるための方法という側面があることに驚きました。鈴木先生@茨城大学が読まれた文献から、研究者と教師は同じものを見ながらも、考え方のフレームワークが異なるので、「研究する価値がある問いは何か?」という問題定義でズレが生じるという話があり、興味深かったです。研究者はある事象に対してメタレベルで見るが、教員は手順の組み合わせで見るということや、研究者のアイデアリソースは理論であるが、教師は直感的な教授者知識であることが多いというのもよく言われてはいますが、それも納得がいく話でした。故に研究者が教員の熟達化研究をするということがあり、実際に教員育成に活かすことができる知見を出すことができるのですが。


研究手法としては、研究者が何かしらの介入を行う場合は理論的に裏付けられているものを使用し、介入したことに対して、詳細な記述が必要になるということのように思います。ということはデータを収集する手段は多重化しておいた方がいいんですかね?


FDについては、私が担当した部分ですが、いろいろ問題点があり、それに対するアプローチは多様にあると思いました。教師の熟達化の研究はずっと今までされてきましたし、これを援用することも可能でしょう。その場合はたぶん、その前に大学という組織はどういうものなのか、大学教員という職はどういうものであるかと初等中等の教員との違いを明らかにしつつ、研究する必要がありそうですね。いろいろ文献を読んで思ったのですが、教員個人の話をする前にまず上にも書いた、組織がどうなっているのか、組織の特徴を調べないとなんとも言えんなーという気もするのです。大学によって変わる部分があるので、なかなか共通した認識は持ちにくいとは思いますが。

あと、それに関連して、普及面に向けた研究をするのもおもしろいと思います。いろいろアイデアはあるのですが、まだちょっと整理しきれていません。もうちょっと文献を読んでみたいと思います。FDというよりも、適用する理論的背景をしっかり抑えておかないといけないと思いました。

大学教員学会(一般教育学会)の論文誌やIDEなど読んでみると、まだまだ研究の余地はありそうです。


大変勉強になった合宿でした。こういういつもとは違う形式もおもしろいと思いました。
このサイトは金沢大学 大学教育開発・支援センター 准教授 山田政寛(やまだ まさのり)のブログです。教育工学の観点からICTを使った教育環境の構築と評価に関する研究を中心に行っています。