2009年6月

ED-MEDIA2009

昨日、戻ってきました。ハワイも暑かったですが、日本の暑さとはやはり質が違いますね。成田のジメっとした空気が「日本に戻ってきた」ということを実感させてくれます。金沢も暑いには暑いのですが、まだこちらは涼しい方ですね。

あとはインフルエンザにかかっていないことを願うばかりです。なんか、体のだるさがあるのですが、これは時差(飛行機の中で寝たので大丈夫だと思うのですが)の影響でしょうか。

ED-MEDIA2009で頭に残ったものを紹介します。

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Bower, M., Hedberg, J. Educational User Interface Design

認知心理学、認知負荷、マルチメディアラーニングの観点から教育システムのユーザーインターフェースについて検討を行い、システム開発・評価を行ったというものでした。認知心理学ではByrnes(2001)の人間の学習における7つのプロセス(注意、選択、統合、記憶など)、認知負荷についてはSweller(2005)の3つの認知負荷タイプ(Intrinsic cognitive load, Extraneous cognitive load, Germane Cognitive load)、Mayerのマルチメディアラーニング理論がありますが、それらを検討材料としたということでした。


そこに協調学習の要素も入れて、システムインターフェースの改善をAdobe Connectに対して再デザインを行うというプロセスでした。最初はテキストチャット、ビデオカンファレンス、教材など盛りだくさんのインターフェースだったのですが(そりゃ認知負荷高いでしょう)、改善後はコミュニケーション媒体については選択、教材表示画面は大きく、教材リストは削除された。システムは科学教育で利用され、評価を行ったところ、評価は高かったということでした(評価のところはちらっと見ただけで、他を見に行きました)


しかし、ちょっとわからないのは、いろんな理論を引っ張ってきてはいるのですが、人によって認知的側面だけではなく、コンピューターの習熟度なども異なるので、「これが最適なインターフェース」ということは主張しずらく、最終的には人に自分に合った機能やデザインを選択させるということにつながることにならないのか?と思ったのですが、違うのでしょうか?仮にそうだとするならば、それは何か違うなぁと思ったりもします。

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Weaver, B., McIntosh, P.C. Providing Feedback on Collaboration and Teamwork Amongst Off-Campus Student

オンラインの大学院には働いている人が多く所属しています。対面教育もないので、協調学習におけるチームワークを醸成することが難しいです。そのため、チームワークを醸成するためのコースを提供し、Wiki上の活動でチームワーク力を評価したということでした。Wikiにはチーム間・チーム内における情報交換を円滑化する効果があるということです(Goodnoe, 2005 cired in Minocha and Thomas, 2007)。その評価のために、評価基準を作成したというところがポイントでしょうか。その評価基準はグループメンバーと協調学習を行った形跡があること、一貫性のある結論が出るように個々人の活動を統合する、お互いの協調学習における活動を認め、歓迎することなどがあります。

この協調学習についてスタッフと学生からインタビュー(非公式的なものも含む)を行い、どのように協調学習が行われてきたのか評価をしたところ、最初の方は学習の成果物としてはあがってくるが、チームワークはそこまで活発的ではなかったということでした。しかし、時間が経つにつれ、学生が徐々に自らのプロジェクトを修正しようとするため、協調的な活動(ディスカッションなど)を行うようになってきたということでした。


これは実践研究ですね。対面講義が行われたないeラーニング上で協調学習を行うには確かに壁があることですし(文化差があると思いますが)、どう支援すればよいのかというのは世界でこのような実践をされている共通の悩みの1つだと思います。実践としていいものだと思いました。ただ、そのチームワークを育成するという意味でWikiでよいという根拠はなんだったのか、また評価基準を作成されていたので、その評価の観点から今回の実践はどうだったのかというところについては言及がなかったので、この点が気になりました。

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Ferrier, M. Simulation Video Games as a Business School Teaching Tool

ビジネスの流れを理解するために、公開されているフリーのシミュレーションゲームを使って講義を行った結果について報告がありました。


そのゲームはCapitalism2とMetacriticの評価が高いものを使用したものであるが、特にCapitalism2はスタンフォード大学のビジネススクールでも利用された実績があり、教育利用するための方法などについて記述されているとのことです。


Capitalism2の世界では株式市場が動いており、参加者は材料を購入し、製造業に販売する仕事、工場やアウトレットを経営することなどでビジネスのシミュレーションを行い、学習をしていく。また点数を与えるルールを作成し、実践を実施したということでしたが、私はあまり学術的にゲーム利用について説明されたものではなかったので、ここで出てしまいました。


プロシーディングスによるとほとんどの学習者がシミュレーションゲームは学習環境として適しているとのコメントがあったそうです。


やはり、なぜゲームがいいのか、動機付けだということだったのですが、やはりその根拠について理論的に触れてほしかったなと思います。教育工学系の学会は職人技を披露する場ではなく、学術的根拠を基に研究知見の水平展開を考える場と思うんですが。おもしろいゲームでしたし、興味はあったのですが、残念な部分もありました。

ちなみにCapitalism2のレビューがありました。

Capitalismの公式ページ

かなり難しそうです。社内人材の育成までも考えられたんですね。深いゲームです。

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Morrison, J., Addressing the Problems of Faculty Resistance to using Educational Media in Active Learning Instructional Strategies


アクティブラーニングが最近よく耳にします。私が前に所属しておりました東京大学でもKALSというアクティブラーニングを効果的に行うための学習空間が建設されておりますし、全国にこのような動きというものが広がっています。しかし、そういう空間、または通常教室であっても、アクティブラーニングに対して抵抗感がある教員がいます。なぜ教員はそういうことをやらないのかという点をみんなで考えましょうというような話でした。


そのアクティブラーニングの手法として、Problem-Based Learning, Inquiry-Based Learning, Project-Based Learning, Experiential Learningの4つがあるのですが、通常、講義を考えるとインストラクショナルデザイナー(日本ではほとんどないですが)がニーズ分析から教材の構造、内容検討をSMEやインストラクターと行い、実施しますし、講義をするという意味においてはそれだけで事足りるわけです。しかし、最近は動機付けから、基礎学力の向上、社会で求められる能力の育成の手法としてアクティブラーニングが行われているわけです。そういう方法をなぜほとんどの教員はやらないのだろうかという問い、それを広めるためには何をすればいいのかということです。


それを周りの人たちとグループを組んで、話し合うということだったのです。いろんな問題が出ていました。お金がかかる、仕事がなくなるかもしれない、時間がない、サポートがないなど。その問題解決についても教員にインセンティブをあげる、十分な授業サポート、専門の教員を雇うなどです。


このセッション自体がアクティブラーニングという形だったのですが、インバイトセッションとしてはかなり不満が残るものでした。ワークショップとか、授業相談会のような話ならわかるのですが。そういうのが理解を深めて、それぞれが持ち帰って考える機会になるんだという意見もあるかもしれませんが、それだったら、なぜその人がインバイトされたのか、なぜその人でなければならないのか、理由がありません。講演としては強く不満が残るものでしたが、西森先生@東京大学、松河先生@大阪大学とKALSを含めたアクティブラーニングの課題やこれからどうすればいいのかということについて意見交換ができたことは大変良かったと思います。


最後、部屋を出る時に松河先生より「学習者の満足度を上げるというレベルの授業改善であれば、普段使用しているパワーポイントの文字の大きさ、デザインを修正するとか、配布するとか、教育工学の観点に立って、地道にできることをすれば、結構よくなるのではないか?」という意見があり、それは真っ当な意見だと思いました。新しい授業技法とかツールとかありますが、それ以前に自分でできることはやったのか?ということだと思います。授業改善とか言っても、結構基本的なことを抜かしているのかもしれません。

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昨年と比べてWeb2.0という言葉はほとんど見られなくなりましたね。Web2.0的ツールの中でもソーシャルソフトウェアを中心にした研究が増えたように思います。Web2.0というのは概念でしかないので、その概念の中でもどこに絞るのか、選択した概念とツールの設計との関係性、期待されるアウトプットの関係を持った研究が増えたということだと思います。たぶん、Web2.0というものを全体的に捉えるのには無理があるということですね。一度整理するというのは意味がありますが、もうそういうことはきっとされているでしょう。

Web2.0と学習システム

コミュニケーションを中心にした学習やシステムに関するものが中心だったことと、学校外の学習について研究が増えてきている気がします。ソーシャルソフトウェアを扱うということは学校内外の学習支援をすることを期待することにもなりますから。ただ学校外というのはどういう場面なのか、またそれをどう評価するのかというところがポイントになりそうです。その場面に応じた設計をしたツールの研究などおもしろいと思いますね。箱だけ用意してもあまり意味はないということだと思います。学校外の学習については様々な要因が関係しますから。研究としておもしろくも、難しくもあります。

ゲームの研究もまだまだあります。「楽しさ」と「学習」の関係性について触れているものもあります。
そして今回は台湾の方が多く受賞されていました。
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しかし、今回はワシントンでがんばっている大浦くんと話ができたことはよかったです。やっぱ勉強していますね。刺激になりました。今、金沢でも勉強会をやっていますが、私自身でも勉強したいことがあるので、やりたいと思います。同じ方向で関心がある人が今周りにいないので、それが逆に難しいところではなるのですが、がんばりたいと思います。遠隔でもゼミに参加していますが、そういう機会も大事にしたいです。ゼミから離れると研究の勘が弱くなりますね。私は「実践」ではなく、「研究」を重視していますから。

今回の滞在最後のハーゲンダッツ

lemon.jpg
宣言通り、レモンのソルベを食べました。
そして、昨日買ったシャンパンの小瓶を飲む。
今日で最後ということを実感。

あー、ラズべリのソルベ、ワイルドベリーのヨーグルトとか食べたかったなぁ・・・次こそ制覇したい。

最終日

今日は最終日です。私は一日早く帰ります。おもしろい発表がありました。また報告します。

とうとうこの景色ともお別れですね。いやーハワイね・・・発表会場からきれいな海が見えるというのはどうなんですかね?ほんと。

来年はトロントです。

採録

今日は発表でした。昨夜から眠れず、徹夜で修正を行い、発表をしました。赤堀研究室の先輩の加藤先生方(兄弟)@東京福祉大学・東京女子大学、松河先生@大阪大学にきて頂きまして、大変助かりました。ありがとうございました。


いやー、毎回思いますが、英語力が毎年落ちてます。もっとわかったはずなのに・・・ということが多くなりました。リスニングですね。かなり落ちてると思います。全然だめでした。学部の頃の方がもっと話せてました。今回は司会がスコット先生@早稲田大学で助かりました。スコット先生は日本語がかなりできますので、安心してましたが、ずっと英語でした(笑)質疑も結構活発でした。実験デザインのところで結構つっこまれたという感じですね。発言数で対面の方がビデオカンファレンスよりも多かったのですが、順序効果も出ちゃったんですよね。韓国の教育工学会会長をされていますカン先生@梨花女子大学もいらしてまして、緊張しました。カン先生もSocial Presenceの研究をされています。カン先生は赤堀先生とも交流がありまして、昨年でしたか、赤堀研究室にもいらして下さいました。


この研究については追加でデータ収集も完了したので、それも合わせて再分析して、より大きな研究へ発展させていきたいと思っています。


ところで、前回、こちらでも書かせて頂きました、北村先生@東京大学との共同執筆の資料論文ですが、採録となりました。どうなることやらハラハラしておりましたが、よかったと思います。査読者の先生、そして北村先生には本当にお世話になりました。ありがとうございました。大変感謝しております。北村先生曰く「偉くない先生のレビュー論文が採録されたことに意味がある」と。そういって頂けるとうれしいです。


これからも「研究する」という気持ちを忘れずに、研究をがんばっていきたいと思います。また論文の詳細が決まりましたら、こちらでもお知らせいたします。

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ちなみに今日はヨーグルト・バニラを食べました。味はバニラでした。

明日はヨーグルト・ワイルドベリーか、ソルベのレモンを食べようと思います。

レアなハーゲンダッツ

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日本では売っているのを見たことがないのですが、アサイ-のハーゲンダッツが売っていました。

こっちのハーゲンダッツは安いですね。

明日はヨーグルトのハーゲンダッツを買おうと思っています。

ハワイに着いて

ハワイについて1日が過ぎました。とりあえず、レジストレーションを済ませて、今、たまったメールにレスを書いたりしています。

hawaii1.jpg
 hawaii2.jpg



ホテルはなぜか最上階のスィート。予約サイトではそんなこと書いてなかったのに。でも、なんか部屋が広いだけのような感じがしなくもないです。シャワールームから変なにおいがします。ただ、景色は最高ですね。オーシャンフロントです。


今朝方にパワーポイントの作成が終わり、練習をしなければなりません。時間が余るのではないかと心配しとりますが。とうとう明日。私の周りでは私が一番最初になるので。とりあえず、なんとかなりそうです。今回、日本人のアワードはないです。昨年、望月先生@専修大学が取られましたので、今年も来るか?と思ったのですが。


あと、シアトルから後輩の大浦くん@ワシントン大学が来ました。彼もがんばっているようです。彼がいる専攻ではインフォーマル・ラーニングの研究が盛んなようです。山内先生や中原先生@東京大学もおっしゃってましたし、ここ数年のBEATでの研究のように、学校内の学びというのは結構研究でも実践でもされてきているので、インフォーマルの学びに関する研究に視点がシフトしてきているのだと思います。また、人間の一生の中で学校内で学習するよりも学校外で学習する時間の方が圧倒的に多いことを考えると、この視点というのは当然の流れといえばそうかもしれません。研究対象として難しいですけど。


教育工学の研究者はもうちょっと緩い視点、緩い頭を以って、研究をすることが大切ですね。あまり「教育というものは!」というような理念や縛りをもつと、大切なことが見落とされていくでしょうし、現在の学生の考え方や学習スタイルなどに合わせた学習環境を開発することは難しいのかもしれません。もちろん、理論的背景を勉強することが前提ではありますが。

そろそろ出発

あと数時間後にはホノルル行きの飛行機に乗ります。金曜日、土曜日、日曜日と研究のミーティング&ゼミに出てました。研究のミーティング、ゼミは前も書きましたが、大切ですね。自分は研究をしているんだという意識になります。今朝のミーティングでもまだ自分が見えていない部分が認識できました。


今、松河先生@大阪大学にラウンジに入れて頂きまして、パワーポイントを作っています。発表が初日というのに、まだできていません。急がなくては・・・さらに某学会の原稿投稿締切が迫っています。はぁ・・・やることがいっぱい。さらにセンター長より、パンフレットを早くあげてほしいという要望が・・・(こっちの動きが遅いのに、「そんな無茶な~」という感じもしますが・・・)がんばります!

懐かしい写真3

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スロバキア・コシツェに、2004年、調査に行った時。国際会議iEARNカンファレンスのエクスカーションでスピシュ城に行った時。1241年のワールシュタットの戦いでの戦場の1つらしいです。
先日、本学で元エンジャパン、現在は独立されてビジネスコンサルタントをされている篠原功治さんのお話をお聞きする機会がありました。テーマはインターンシップの現状についてでした。


私が就職活動をしているときはインターンシップというのはまだそこまで広まってなく、一部の学生が行っていたと記憶しているのですが、最近はどこの大学も導入しており、単位を出すような大学もあるそうです。今は相当競争率も高く、インターンシップに参加できない学生も多いということでした。


インターンシップを行う企業によって様々で、学生が気にする就職活動の一環としてのインターンシップとされる「セミナー型」や「仕事見学型」、実際に働く形になる「体験型」、「実践型」というものがあるのだそうです。アルバイトと一番の違いは「体験(学び)」が目的であって、「お金」のためではない点ということです。


インターンシップを行う企業にはいろいろ思惑はあるのですが、「ゆとり教育世代」または「携帯電話世代」とも言われるらしいですが、その世代が就職活動をそろそろ迎えるということで、企業側にとっても、最近の学生の様子や状況を判断するために良い機会になっているようです。この世代というのは、「人間関係を作り上げる能力」がちょっと欠けていることや「対面でお話がうまくできない」、「指示待ち人間」、「耐える力」が弱い子が多い世代なんだそうです。確かにそういう状況を把握して、仕事体験をさせることで、どこまで変わり得るものなのか観察することは企業にとって大きなメリットと言えそうですね。


学生にとっては仕事を体験できるだけではなく、会社の雰囲気を把握することができることや自己分析に役に立つといったメリットがあります。しかし、これらのメリットを活かすのも、インターンシップでの経験をインターンシップ後の活動、学生生活に活かすことにポイントがあると篠原さんはおっしゃってました。


私として気になったのは、「インターンシップに行って帰ってきた学生は本当に変わるものなのか?」、また「インターンシップは採用に関係ないとは言っても仮に成長して帰ってきた学生がいたら、その学生とインターンシップに参加できなかった学生とは差ができるので、結局、参加できた学生が有利であることは変わらないのではないか」ということです。


質問をしてみたところ、インターンシップに参加した学生が一番変わるのはマナーなんだそうです。挨拶、お礼などをはっきりと言うことができるということでした。私が思うに、他にもあるとは思いますが、習慣化されるのがマナーであって、他は自分のリフレクション次第ということでしょうか。マナーといっても大きいですよね。マナーで周りの人に対する印象は大きく変わりますから。


2つ目については、大学でもインターンシップに参加できなかった学生たちのフォローはやった方が良いと言うことでした。甲南大学はインターンシップに参加できなかった子など対象を絞ってはいないのですが、ビジネスゲームをするなどで、インターンシップの状況にできるだけ近い講習をされているのだそうです。


しかし、大学で実施する場合、気になるのは、「なりきりEnglish!」ではないですが、「真正」な文脈をどう作るかだと思うのです。工夫としてよくあるものでは、ビジネス経験をされている方をお呼びして、講義をして頂くことですが、学生がどこまで乗っかってくるかというところが気になります。


インターンシップという企業で働く体験という、実体験にどこまで近づけていくことができるか。特に地方は学生に企業と接点が地理上持たせにくいので、大学での支援が重要になると思います。またインターンシップに参加した学生から、得た経験を学内に展開させる仕組みを作ることも必要だと思います。


就職というのは人生を左右するもので、大学において大切なイベントです。大学にとっても大学評価の1つにもなることなので、力を入れている大学が多いです。しかし、現状では大学ができることはかなり限られています。大学教員も職員も「営利を追求する」企業の人ではないので、支援が難しいのが実情です。特に地方大学ではかなり頭が痛い部分でもあります。この部分について大学側の体制を全学的に思考を変え、見直すことが求められるように思います。


教育の研究をする者にとっては何かおもしろいことができるような気がします。就職活動支援に関してはよくありますが。

課題研究発表締め切り迫る

日本教育工学会第25回全国大会が9月19日から21日まで東京大学本郷キャンパスで開催されます。

発表原稿の締め切りが課題研究発表(査読付き)が6月25日、一般は7月中旬になります。

私は前回、ゲームの教育利用に関するセッションのコーディネーターをさせて頂きますことをこちらでもお知らせしたのですが、もう残り1週間強になりましたので、もしゲームの教育利用に関するご研究、ご実践をされている先生方、または企業の方、学生さんがいらっしゃいましたら、発表をご検討頂けますと幸いです。

再度、こちらでお知らせさせて頂きます。どうぞ宜しくお願い致します。


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K-3: ゲーム・シミュレーションを利用した教育:現状とこれから
コーディネータ:栗山健(学習研究社),清水悦幸(内田洋行),山田政寛(金沢大学)

世界的に教育にゲームを利用する実践や研究が徐々に増えてきている.教育工学系の国際会議を運営している組織の1つでもあるAssociation for the Advancement of Computing in Education (AACE)でも,教育ゲームの設計手法や新たな情報技術を使用した教育ゲーム開発等の研究,また教育現場に幼児向け教育ゲームやシリアスゲームなどを導入した実践など幅広い研究・実践報告が
されており注目されている.日本でも携帯型ゲーム機を教育現場に導入するといった実践や教育向けゲームの開発も活発になってきており,これから注視していくべき教育工学の分野と言える.本セッションでは教育ゲームの設計・開発から,学習効果の測定,教育現場におけるゲーム・シミュレーション利用と言った実践研究まで,教育とゲーム・シミュレーションに関する研究を幅広く募集する.
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詳しくはこちら
日本教育工学会 ニューズレター第164号

ところで、最近、石川県内ではオタマジャクシが空から落ちてくるという話があります。なんか全国でも報道されるようになりましたね。なんでかわかりませんが、金沢市では報告はされていないみたいです。つむじ風説が有力なんだとか?なぜですかね。そういえば、私の家の近所の水田では水が涸れてしまっていて、ちょっと深くなったところに大量のオタマジャクシが溜まっていて、死んでしました。乾燥してましたね。変な匂いがするので、なんだろ?とは思ったんです。これをつむじ風が巻き上げたら、そうかもしれませんよね。

観点

欧州サッカーのシーズンが終わり、テンションが低い日々を過ごしております。移籍のシーズンということで「白」チームがカカ、C.ロナウド、合計で200億円を越える移籍金で獲得したとか。「銀河系軍団」は失敗しているので、バルセロナは同じことをしないことを心から願うばかりです。しかし、2008-2009シーズンはバルサ3冠という、輝かしい結果でした。あのプレイが見たい今日この頃です。


ところで、もうハワイまで残り数日となりました。ハワイ前にいくつかミーティングが日本で行われるので、参加しなければなりませんが。


最悪なことにまだパワーポイントが出来ていません。はぁ・・・ため息が出ます。しかも発表日は初日昼です。最高のスケジュールなのですが、この状況となると急がなくてはなりません。


今、実はとあるところで発表をしようと思っていまして、ちょっとレビューぽい方向で書こうと思っているのですが、なかなか観点が決まりません。観点をいくつかに絞って書かないと途方もない内容になってしまい、結局何が言いたいのかわからなくなってしまいます。


難しいです。論文となれば書くことができる量も増えるので、何か考えられそうなのですが、発表なので、書いても良い量もかなり限られています。


どうするかな・・・もう私には時間がありません。
先日、うちの娘のお宮参りをしました。夜にお義父さんと教員免許更新制度についてお話をしていました。教員免許の有効期限は10年で、教員を継続するためには大学で講習を受けて、更新しなければなりません。その内容は具体的にはよくわかりませんが、文部科学省のWEBページによると、学校の変化、教員としての教育観、子どもの発達段階と変化などについてあるようです。


お義父さんのお話によると、このような講習があるのは、もちろん最近の不適格教員が増えたことにあるのですが、モデルとなる熟達した先生が少なくなったということが間接的ですが、強い要因があるということでした。昔はモデルになる、熟達した先生が学校にいて、新人や若い教員はこのような講習を受けなくてもモデルから学び、講習でやるようなことを自ら察知し、行動できたということでした。また、モデルからはこのような講習以上に地域や学校周辺の環境にある独自の問題に合った考え方や対応なども学ぶことができたということです(脇本くん@東京大学 中原先生の学生さんの研究を思い出します)。


なるほど、教員の力というのも汎用的な教授スキルやマネージメント能力とその地域に合ったものもあるということですね。それは確かに言われてみればそうですね。その学校周辺の家庭環境や遊戯施設なども関わってきそうです。


最近は教員の異動も自分が住んでいる地域に近い学校に異動することが多いらしいです。そういうことを考えると、一般的な教授スキル、教育学の復習もいるのかもしれませんが、地域との関わりに関係する教員の能力というのもどのように育成するのかということも大切かもしれません。お義父さんによると、現場ではむしろ、学校それぞれに特徴的なこと、特殊な問題に対応できる力を育成する研修が望まれているということでした。


FDやSDでも同じようなことが一部は言えるかもしれません。大学の状況、大学の特徴を知ることは教職員にとって、特に新任教員、新任職員にとって大切なことになります。私は金沢大学の学生の特徴についてセンター長からお話を聞いて、都市圏の大学とは状況が違うことがわかり、後期からの授業内容について考えるヒントになりました。また私はFDやSDも受講者の経験も配慮するべきかと思っています。教育歴や大学教員歴、職員歴など配慮して、手軽な研修(教員交流もあり、必要な要点が押さえられているもの)があると良いと思っています。授業改善という話であれば、教育学部などの先生方には教育理論の話をしても仕方ないので、普段の授業などについてディスカッションをするなどあっても良いと思います。


教育学部以外、つまり教育や学習に関する研究と関わって来なかった先生方もいらっしゃると思いますが、そういう先生方も大変貴重な教育経験をされてきているわけなので、その教育経験で問題になっていたと思われることに絞って、その問題点と解決策、それが教育学や心理学の方面でどう言われているのかという話をするといいように思いました。また教育研究をすることの魅力についてもお話するといいかもしれないです。それもワークショップのような形も取り入れられると中堅の先生方も興味を持つように思います。企業の研修でも新人研修、管理職入門研修(私がいた会社はあるそうです。職位が管理職になる前のクラスになると受けるらしいです)、ミドル研修、エグゼクティブ研修がありますよね。


教員の研修もFDやSDもそうだと思うのですが、一般的な集合研修で内容も一般的なお話をされても、やはりモチベーションも上がりませんし、現場に持ち帰って活かすことができないことなれば、それはあまり効果があるものだとは思えません。それはやはり、教職員の経験や文脈にできるだけ近い形の内容を研修という形で軽い学習形態で提供することがポイントのように思います。

勉強会第1回目

今日は勉強会1回目でした。こちらに来て、自主的に始めた、初の勉強会です。前のエントリーでも書きましたが、私はSocial Networkingに関する文献を読みました。


参加者は3人でしたが、やる気と勉強会の雰囲気が大事だと思います。「欠席できるもの、してもよいもの」という意識ができると自然消滅、または出なくなるというのが私の苦い経験でもあります。また、参加者が輪読で文献を読むことを担当することが大切ですね。勉強会へのコミットメントを示すことだと思います。これらが大切なことですね。


参加者はみんな研究のバックグランドが違うので、意義深い議論ができました。単なる教育的な枠からだけではなく、ツールを使う学習者の立場、行動の意味など、多様な観点から話し合うことができました。勉強になりました。


今、おもしろい構想ができてきたので、それを進めるためにもこの勉強会は大切にしたいと思います。次回は私は国際会議に出席し、1週間ほど日本を離れてしまうので、3週間後になります。


この勉強会の後には松田先生@青山学院大学、加藤先生@放送大学、合田先生@大手前大学やCSCL参加者有志と自己調整学習勉強会に遠隔で参加しました。これは今回、青山学院大学で取りました科研費に関する勉強会です。この勉強会では自己調整学習に関する文献の輪読を行うことなりました。



自己調整学習について、塚野州一先生方が翻訳されているシリーズがあるのですが、この本はまだ翻訳がされていないようです。今回の科研費に関してはテーマがあっているので、読むことになりました。今日、1回目でしたが、興味深い話が多く出てきましたので、楽しみです。

#もし自己調整学習にご興味があり、お勉強されたいということでしたら、論文を読まれることが
#よいと思いますが、上で書きました通り、自己調整学習についての文献が塚野先生方が翻訳
#されていますので、ご一読されるとよいかと思います。
#理論の方は日本語も難しいので、原著も併せて読む方がいいように思います。

  

インターフェースに怒る

私の大学では、出張するために、旅費申請システムというものを使用します。今までは赤堀先生や山内先生の秘書さんにお願いしていたことですが、これからは私がしなくてはいけません。そういう状況では、確かに旅費申請システムが手軽に使えるということは大変いいことだと思います。


しかし、このシステム、本当に使い勝手が悪いのです。まず、用語の意味がわからない。さらに、入力すべき数値などのフォーマットがわからない(例えば時間はXX:XXなのかなど)。時間でも、業務の終了時と書いてあれば、時だけかけばいいと思い、17時に終わるのであれば、17と入力するじゃないですか?17:00と書かないと行けません。それなら「業務終了時刻」と書いて欲しいものです。


また、宿泊費、日当、食事、雑費、航空券、電車、船など費用が先方負担なのか、科研なのか、など入力するのですが、使わないものについても、どこから出すのか入力しなければなりません。例えば、京都に行くのに船を使わないでしょう?


入力が完了し、さて、申請!と思っても、まず行程作成依頼というのをやらねばなりません。そんなこと、わかりませんよね。作成依頼した後に申請なのですが、申請後、入力誤りがあり、事務に差し替えされた場合がさらに大変。事務から指摘されたところを修正するにも、「同じ日程で既に出張登録されています。申請する場合は、日程を変えて下さい」とメッセージが出てしまい、修正ができない(ここは何か操作ミスをしたかもしれないが、そのミスが何かわからない)。


それならと思い、一度申請情報を削除しようと思い、削除すると、なぜかわからないが、出張申請データが残っており、修正が可能になる。しかし、事務から指摘された部分も消えている。なので、どこを修正すればいいのか、わからない。


こんなにシステムのインターフェースに怒りを感じたのは、会社時代に自社で使っていた給与明細システムに対して怒った以来です(もういい加減に直ってるだろうと思いますが。使い勝手も最悪でしたが、それ以前にエラー表示にTomcatのエラーを英語そのまま表示してましたからね。そこで終わってる。。。業務用でそれはかなりまずい)。すごくイライラしました。最悪です。この怒りをどこにぶつければいいのか。本当はインターフェースの写真を載せたいですが、内部システムなので、それはダメだと思いますので、やめておきますが。


法人契約して、使っているシステムだと思うのですが、それならそれで、インターフェース修正して欲しいと心から願いますね。他にも使っている大学法人や企業あると思うのですが、文句は言わないのだろうか?ホント、時間の無駄使いでした。


会社時代、研究開発部にいましたが、ゲームクリエーターをやっていた上司(プログラムはもちろん、発想も豊かで、人間的にもかなり魅力的な人)にチームで作ったシステムを見せたときに

「あのね、裏のアルゴリズムがすごくてもね、こんなの誰が見てくれるんだよ!展示会に表側にただの真っ白の背景にプルダウンメニューとか、入力エリアだけが表示されててね、レスポンスも単にしろ背景で、文字が並んでいるだけで、見ている人はどう思うのよ!」(イメージとしては、Javaで、Servletで動いている仕組みはすごいのですが、表のJSPが見た感じ、色指定を全くしない、HTMLに見えるって感じですね)

と言われたことがあります。


インターフェースは大事だと思います。特に初等・中等・高等教育の学生さんを対象とする教育システムの場合はインターフェースも考えないといけないですね。使い勝手だけではなく、色、画像など、デザインの部分も。

懐かしい写真2

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セネガルの小学校

美しい緑色のモスクがある学校です。

中には入れさせてもらえませんでしたが。














senegal2.jpg
セネガルで、今、ワシントン大学にいる某Oくんが入院をしました。

そのときにうっていた点滴。

ここで起こった話が未だに私が「鬼教官」と言われる所以らしいですが、それは全く身に覚えがありません・・・とでも言っておきます。

勉強会

金沢に来て、ゼミに出る機会がなくなりました。東京に出張に行ったときに加藤先生のCSCLゼミに参加させて頂く程度です。


ゼミというのは刺激になるもので、学生さんががんばってみるのを見て、「自分もやらないと!」と思いますし、自分もゼミ発表して、自分の研究のペースメイキングをしていかないといけないと実感します。
実験方法、統計手法、考察などその背景も含めて議論ができる場というのは大変良いモノだと思います。


ゼミとまでいかないのですが、もっと勉強したいと思いまして、最近、金沢大学の有志4人で勉強会をすることにしました。メンバーがそれぞれ勉強したい理論やテーマに関する書籍を読んで、レジュメを作って発表し、議論するものです。読む本はバラバラなのですが、根底には「協調教育」に関連する流れがあるもので、1つのテーマに載る形にしました。ただ、参加するだけではなく、参加者は全員、書籍を読み、レジュメを作って、発表するという参加者全員が行うことと決められたもので、赤堀研究室でいう、論文ゼミの形に似ています。参加する以上、それくらいの気持ちがあって当然という形でやっていきます。


私は青山学院大学の松田先生から教えてもらった本を読もうと思い、購入して、今、読んでいます。



とうとう来週から始まります。こうして「研究をする!」、「論文を書く!」という強い意識と、そのための理論などを勉強する時間を意地でも作るという気合いと行動が必要だと実感しました。

環境配慮

本日から6月ですね。梅雨ですか。金沢は朝は涼しいのですが、昼近くになると、かなり暑いです。


6月1日から法律が施行されるらしいですね。薬の区分でつけられ、登録販売者がいるコンビニなどでも購入できる薬が出てくるとか。便利ですね。


ところで、石川県では本日からスーパー等でのレジ袋の無料配布がなくなります。一切配布しないところから、1つ5円で販売するところもあります。大学生協でも5円で販売することになります。


手軽なゴミ袋がなくなったなぁと思いつつも、大きな環境対策にもなると思います。ちょっと前にデザインがいいエコバックのブームがありましたが、自発的にエコバックを使う意識が芽生えると良いのですが。こういう条例などの法律で人間の意識を縛るのではなく。私は学士の時に書いた卒業論文のテーマが環境配慮製品に対する意識だか何かをしたのですが、意識を変えても、行動面で変化を与えるのは難しいことが実感としてあります。これは一種、ボランティア精神が求められることがあります。


環境配慮が進んでいる国として私はドイツとスウェーデンが最初にあがるのですが、ドイツとかスウェーデンはどういう方法で国民の意識改革と行動促進をさせたんでしょうね。環境・エネルギー教育をするというのは当然ですが、教育を施しても実際の行動へ簡単につながるものではありません。何か外的動機付けを行ったのでしょうか?外的動機付けだけでは行動は持続しないので、外的動機付けから入ったとしても内的動機付けへ移すプロセスが必要になるのですが。


この石川県のレジ袋有料化がどういう効果をもたらすのか、楽しみです。


ちなみにうちはエコバックを千葉の時から使用していましたが、私はいつも持ってなかったので、レジ袋を使うことが多かったです。これからは気をつけたいと思います。