3月9日、10日と山内・中原研究室の合宿に参加しました。寝坊をしてしまい、乗ろうと思った電車に乗れず、1時間遅れで、出発しました。開催地の館山には12時20分ごろと、合宿開始の1時間前についたので、時間的にはかなり余裕だと思ったのですが、バスが1時間に1本ということで、次のバスが13時。これは間に合わないので、残念ながらタクシーを使用し、会場へ。片道4500円也。行きだけで7500円も使ってしまいました。


初日には、修士0年生と1年生による、修士2年生の修士論文ポスター発表と、教員による方法論セッションが開催されました。両方とも研究の基本的な方法論について学ぶことができる重要な機会です。特に先輩の論文を読むというのは、単に研究手法を学ぶだけではなく、研究室文化を学ぶいい機会だと思います。
助教による方法論セッションでは私は開発セッションを重田先生@東京大学 大総センターと一緒に担当しました。開発研究は方法としてはわかりやすいのですが、なかなかパワーがいるものなので、身に付けるべきスキルを勉強するだけではなく、どうやってスケジュールを立てるか、技術と研究領域のレビューが重要になります。
ただ、レビューばかりしているといつまでたっても開発できないので、技術的な新規性で勝負するのか、領域的な新規性で勝負するのか、意思決定しなければなりません。ここが1つの分かれ道になりますね。もちろん後者の方が、レビュー量も多くなりますし、システム評価も多角的に行わなければなりません。
当然、開発物の効果として、学習者の主観評価だけではなく、能力の向上、使用ログ、使用のされ方など、問題とする観点によって、様々な評価手法をとる必要が出てきます。重田先生からは開発研究を行うにあたり、心づもりや、効率的に行う方法、力を焦点化するべきポイントについてお話がありました。Friendsを大切にしようというのはおもしろいです。確かにその通りですね。開発物のアイデア、開発方法など書籍や論文だけではなく、先輩、友人、後輩とのコミュニケーションの中で発想されるものも多いです。コミュニケ―ションは大事ですね。


2日目は山内先生、中原先生、西森先生によるパラセッションです。どのセッションも興味があり、どれにしようか最後まで考えましたが、私は中原先生の教育工学における研究モデルに関するセッションでお話を聞きました。最初に佐藤学先生とAnn Brownの考え方の類似点と違いを考え、今までの教育工学における研究方法とこれからどうやって研究をしていきたいか議論しました。
私は業績からわかりますように、開発研究をしてきた人間です。私はそこまで技能はないですが、おもしろいものを開発することが好きです。おもしろいものを作って、どうやって教育に使えばいいか、考えるのが好きです。ですが、これからはそうもいかないような気がしたのです。それで中原さんのセッションでお話を聞くことにしたのです。
これは勉強になりました。今まで自分の研究やり方とこれからどうするか、図示する課題があったのですが、これは考えました。自分が組織において、業務に追われることも考え、その中でどのように研究するか。業務が研究に結びつくような形でどう研究していくか。これはもちろん、現実的には難しいことだと思います。ですが、何か、うまくできないものか、考えて、行うことができる機会があるならばやってみたいと思います。
あと、中原さんの最後のスライドでおっしゃってたことは
「指導教員はResearch Visionは教えてくれない。Visionは自分がつくり、実践し、自分で壊し、作りなおす」ということでした。自分が持つResearch Visionは時代によって変わっていきます。その流れを意識して、自分がどういう研究をしていくか、どうやって研究していくかを常々考えなければいけません。特に私たち研究者は。
本当に勉強になり、いい機会になりました。ありがとうございました。



