異領域(?)の研究者たちの雑談のチカラ

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今、北村先生と論文を書いています。これはBEATという組織とは関係なく、個人のつながりから、「一緒に書きましょう」ということで書いている論文です。


北村先生がご専門である部分と私が関心がある部分が一致していて始まったお話なのです。


この論文が採録されれば、もちろん大変うれしいことですし、頑張った甲斐があるなーと思うのですが、この論文を執筆するプロセスが私にとって大変価値があるものでした。


今回、執筆している内容について、北村先生といろいろお話をしました。その会話はふとしたことからでした。本当に雑談レベルからです。北村先生がご専門とされている社会心理学・社会情報学の観点からの理論に関する解釈、私が専門としている教育工学の観点からの解釈、その相違についてお話をしていくうちに、私が知らなかったこともお話を聞くことができました。論文を書くという、研究者として大変重要なこと以上に価値があった時間でした。大変勉強になりました。おもしろかったです。


社会心理学と教育工学は全く異領域ということはありません。最近のようにコミュニケーションツールを学習の中で使用することが当然のようになってきた現在、参考にできるところは大変多いと思います。


重要なのは、専門分野が違っていても(今回のように、ある程度は領域が重なっている方がおもしろいと思いますが)、ちょっとした雑談から、共通の関心を見つけ出し、勉強する機会ができて、論文を執筆するまで行くという発展が可能であることです。ちょっとした雑談から始まって、私にとっては学び直しの機会となり、さらにお互いに業績を残すというところまで価値がある時間でした。


異領域間(北村先生は教育工学領域で論文執筆やご発表もされているので、異領域間ではないですが)の緩いコミュニケーションから始まる研究は大きな力があるものだと実感しました。


この話に関係なくもないのですが、私の妻が大学院博士課程のワークショップで、異領域の分野について、研究計画を立てようというものをやったそうです。物理とかやっている博士学生が日本文学の研究について研究計画をたてたりするわけです。もちろん1人ではなく、複数人でグループでするんだそうです。結構、壁が高そうなワークショップのように感じるのですが、意外に大変ウケがよく、お互いに研究手法の相違を確認することができ、お互いに研究の価値を理解し、お互いの研究に対して興味を喚起することができたんだそうです。私が思うに、直接的に研究に結びつかずに、何か同級生間の結びつきなど情意面に強く効くような気がしますが。


これも今後、どういう効果があるのか、追跡して検証してもらうと面白いことがわかりそうですね。

コメント(2)

なんだか学習環境デザインにも通じるお話だと思います。
いい雰囲気の研究室なのでしょうね。

研究ができる環境にいることは、とても素晴らしいことです。
次は、僕らと一緒にいい研究しましょう。