2008年12月

NIMEにいます

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2008年もあと少しで終わりですね。残りあと2日。

せっかくの休みなのですが、特に何もするわけでもないので、嫁さんにつきあって、NIMEに来ております。ちょっと論文執筆やいろいろやってしまいたいことがあるので。家でやろうと思っても、できない性格なんですよね。昔から。ゲームなんて買ってしまうと、ダラダラしてしまいそうです(といいつつ、ドラクエとクロノトリガーを買いたいなーと思う近頃ですが)。なので、修士・博士の5年間、家で休むことなく、研究室で過ごしていたのだと思います。5年間のうち、3回は研究室で新年を迎えましたね。おかげで自分でいうのもなんですが、それなりの業績が残せたのだと思います。

NIME、今年度でなくなってしまうんですよね。いいところにあるのに。
教育工学、特に教育における情報技術とメディア普及に大変な貢献をしてきた研究組織ですが、来年度からどうなるのでしょうか。

質疑応答スキル

この時期、修士も博士も発表シーズンです。いろんな発表を見ますが、「この人、全く練習してないな」と明らかにわかるものから、しっかりを用意をして、質疑応答まで含めて、いい発表をされる学生さんもいます。

「いい発表、聞いたなぁ」と思える発表というのは、発表スライドや発言する内容よりも質疑応答の良さもかなりのウェイトを占めると思います。私自身、学会や国際会議、学内の発表を見ても、「いい発表を聞いたな」と思うのは質疑応答の内容がいい時だと思っています。

発表自体はスライドの作成や口頭でいう言葉、1人の練習で対応できる部分もあるのですが、質疑応答はそうはいきません。

私が思うに、質疑応答は発表練習、ゼミ発表や学会発表を繰り返しやる方法が一番いいと思っています。発表練習では同学年や後輩を集めてやるだけではダメです。なぜならば想定質問がされない可能性が高いからです。先輩やお時間を頂けそうな先生にもご参加頂き、練習を重ねるのがいいです。

大学によって、教員や審査会のカラーが違うので、なんとも言えないこともあるのですが、私は質疑応答には1つの型(流れ?)があると思います。

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1:お礼を言う(「ご質問頂きまして、ありがとうございます。」や「大変参考になるご意見を頂きましてありがとうございます」など。プレゼンテーション技法でもよく書かれていますが)

2:できれば、質問者がされた質問内容が自分の研究においてどういう点に関わるか、どういう意義があるかを簡単に言う(「先生のご質問は○○に関する方法についてかと思いますが」、「先生のご質問は私の研究領域では○○という分野に関係していますので、大変重要なご指摘です」など)

3:質問に端的に答える。長いのは絶対にダメ。ダラダラ話されても何が言いたいのかわからない。Yes・Noの質問なら、Yes・Noでまず回答する(お友達や後輩がダラダラ長い回答をした時は「やっちまったな!」(クールポコ風)と言ってあげてください)。Yes・No、どっちか判別がつかない時は、最初に「それはケースによって変わります」など、最初に答えを言う。続いて、簡単に理由を説明するといい。

4:再度、質問者の質問の意義深さなどを簡単に言う(「先生のご質問は○○の観点では大変重要でして、今後、本研究を発展させていく上で必ず検討しなければなりませんので、今後の方向性を見極めるのに、ヒントになりました。」など)

5:お礼をいう
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これが基本的な型だと思います。ただ、審査会の場合はたいてい自分の研究範囲を超える質問も出てきます。その場合は、自分の研究の範囲・制限を答えて、その範囲内で行った研究成果の価値について説明を簡単にします。続いて、上記の型の4と5を行うのがいいと思います。


質問は3にも書きましたが、簡単に答えることが重要です。まず最初に回答は何なのか、はい・いいえ、賛成・反対などはっきりと言いましょう。多くの方に質問をして頂くことは大変重要で、そのためにはタイムマネージメントをしなくてはいけません。質問できなかった先生はストレスを溜め、結果的に審査が厳しくなることもあります。発表者の回答時間と質問者の質問の時間が質疑応答のタイムマネージメントに一番影響します。質問者に対しては司会者が対応してくださいますが、発表者の方は自分でやらなければいけません。回答に時間がかかりすぎると司会者に怒られることもあります。司会者だけではなく、審査会後に指導教官にも怒られることでしょう。回答時間が長い、さらに何が言いたいのかわからないというのは最悪な状況です。「なにが言いたいのかわからないのでいいです」と質問者の先生に言われてしまったら・・・


わからないこと、途中まで理解できたことは正直に確認しましょう。不明なままで回答しても、よくわからないことになり、混沌とした世界が待っているだけです。「すみません。○○についてお聞きでしょうか?」、「先生の○○とおっしゃっられたところまでは理解できたのですが、その先について、もう一度お願いできますでしょうか」など、答えるのがいいと思います。


あと「修正します」というのは最後の手段です。明らかにミスだった場合や抜けていた場合は素直に「ごめんなさい」と謝って修正するのがいいと思いますが、そうではない場合は、やはり多少、「柔らかめ」に戦っておかないといけないと思います。自分の考え(データに基づいたものですが)もご理解いただかなくてはいけないのですから。


ただ、この型が活きるのは、自分の研究について自分がよく理解をし、下準備をしっかりしておかなければいけません。「結局、あなたがやっていることって何なんですか?」と最終審査などで言われるほど、むなしいことはないです。質問に対しても、データを示すべきところはデータを示して、回答しなければなりません。そのための予備スライドは必ず用意しなければいけません。例えば、プレゼンテーションで実験・実践の手続きについて長々と説明するわけにはいかないのです。そのため、細かな話はあとに残しておきます。あと考察について、ここが一番の議論になるところですが、ここについても先行研究について記述した予備スライドは用意するべきです。修士論文、博士論文で実際に掲載しているデータをできれば視覚的にわかりやすい形でスライドを作成した方がいいです。私は博士審査では、35分のプレゼンテーションでスライドは58枚、予備スライドは60枚から70枚くらい用意しました(合計120~130枚程度)。


これらのことを「教えてください」と言われて、教えてもできるわけでもないです。練習に練習を重ね、ゼミや学会の発表を積極的に続けるしかないと思います。ゼミは自分が所属している研究室のゼミだけでは足りないと思います。外部の大学や勉強会で発表をして、修行するのがいいと思います。それを繰り返し、質疑応答の型を身につけて、知識と自信をつけなければいけません。


先生も先輩も誰も「練習しましょう」なんて言ってもらえることはないです(言ってもらえる研究室は優しい先生で幸せな研究室です)。自分から「練習したいので、お願いします」と言わない限り、誰も助けてくれません。


審査会を迎える学生さんは年末年始、休みがないと思いますが、発表練習、特に質疑応答についてはしっかりと対応できるようにがんばってください。

自分の専門が活かせるとは限らない世界

修士・博士課程を経て、大学教員・研究職する場合、今までの自分の専門が活かせないことが多々あります。大学教員・研究職の公募が出ているものの、1人の枠に対して100名とか200名もの人が応募します。その数百倍という競争を勝ち抜いて、やっと内定を頂けます。大変厳しい世界なので、修士・博士課程で勉強し、研究してきた蓄積が就職先では活かせないということもあります。自分の専門性が活かせる職に就くことができるのは、企業就職でも同じだと思うのですが、本当に幸せなことだと思います。


つい先日、恩師である赤堀先生とお話をしていた時に、「(大学教員(大学や研究機関での研究職を含む)を目指す以上、)今までの専門とは違う仕事をするのはよくあることだ」というお話をされました。大学等で研究職に就くことが難しい現状から考えると自分の専門とは異なる分野への就職も覚悟して、就職活動をしなければならないことは1つの事実だと思います。


今まで自分がやってきた研究内容でも、領域依存の部分もあれば、そうではない部分もあります。いろんな分野で活かせる知識や技術があると思います。それを自分で理解できるか、これは1つの鍵だと思います。とはいえ研究職に就く人は自分が研究している領域をどんどん突きつめたいという思いがあると思います。でも、それは業務として自分の専門領域と異なることをやることになっても、個人の研究として今までの専門をしてはいけないということではないと思います。難しい分野もあるとは思いますが(例えば、生物学)、業務として行う研究、ライフワークとして行う研究は分けて考えるべきではないかと私は思います。


さらに赤堀先生は「それは自分にとって新しいチャレンジになる」ということもおっしゃられました。今まで行ってきた研究とは違う領域のことを業務として行わないといけない時、確かにモチベーションが下がる部分はあると思います。しかし、すべては考え方だと思いますが、自分の今までの専門とは異なる研究や業務に就くことは同時に自分の知識や専門性を広げるチャンスでもありますし、自分の専門へ活かすことができる要素もある(それを見出すことができるかは本人次第だと思いますが)と思います。


研究者になりたい人というのは、今までの専門とは異なる、新しい分野の職についても、新しい分野について勉強しない人もいます。特に教育工学というのは学際領域なので、さまざまな専門性を持った方がいますが、いうても「教育」という冠がありますので、教育に関する知識、理論、周辺理論は知っておかなければいけません。それが面倒であると言って、教育に関する知識を持たず、理論を知らずに研究している人もいるように思います(勉強しながら研究するのはいいとして、勉強する必要がないと考えている人もいるようです)。それは私はいかがなものかと思います。


こういう考え方はどのように身に付けるか?難しいと思いますが、私は企業時代に身につけました。もちろん、企業というのはヒエラルキー組織ですので、会社を辞めない限り、上司の指示・命令には原則従わなければなりません。そういう構造内にいるので、「仕方がない」という気持ちもありました。ただ、私はいずれ大学院に行きたいという気持ちは新人の頃からありましたので(まさか辞めることになるとは思いませんでしたが。辞めなくても大学院に行ってもいいと書いてあったので、学部生の浅はかな想像で、辞めなくてもいいものだと思ってましたから)、自分がやりたくないことも、自分の専門とは違うことでも、役に立つ何かが身に付けることができると考えていました。自分にはあまり興味がない内容でも書籍にあたり勉強しました(当然のことですが)。学生であれば、先生からお願いされるお仕事や先輩と共同でプロジェクトをやるなどを通じて学習できますし、意識も変わると思います。それをしている学生とそうではない学生とは大きな差が出てきます。


自分の専門が必ずしも活かせない職に就く可能性が大きい、この世界。その可能性を踏まえて、努力して、チャレンジ精神を持ち、新しい勉強をし、研究を続けるという努力が強く求められるのだと思います。

#とある先生が「教育工学が盛り上がるのはいいことだと思うけど、教育に関する知識・理論を知
#らなくても、勉強しなくてもやっていけるという勘違いしている先生も増えてきていて、それは
#本当に困ったことだ」とおっしゃってました。たとえば、e-learningをすれば、教育工学研究になる
#と考えてしまうことです。これはダメですね・・・

努力せぬもの、落ちるのみ。

新入団会見でいきなり「ノムラの考え」注入

採録されました(1勝4敗)

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先日、国際論文誌対応(http://mark-lab.net/2008/12/post-70.php)でお話しました、国際論文誌ですが、幸いにも採録となりました。

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Dear Mr. Masanori Yamada,

Congratulations, your paper, The Role of Social Presence in Learner-centered Communicative Language Learning Using Synchronous Computer-mediated Communication: Experimental Study, is accepted for publication

Thank you for submitting your work to this journal.

Yours truly,
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論文誌名はComputers & Educationという雑誌です。
Computers & Education

この論文誌、日本人が1人、Editorial Adviserに入っています。それはなんと東京未来大学学長で、JAPETの会長をされています坂元昂先生です。

前のエントリーでも書きましたが、統計(因子分析が妥当ではない)という条件について、考えていたところ、相談に乗って、いろいろ対応法など教えてくださいました北村智先生(私の隣の席ですが)には心から感謝致します。

また、私の英語の論文をずっとチェックしているアメリカ人の友人にも感謝いたします。

いつ掲載されるのか、わかりませんが、とりあえず、採録通知を受けたということで、報告致します。

しかし、今年の論文投稿は、1勝4敗です(1敗は国内の論文誌ですが)。今年はインパクトファクターがついている論文誌を2本通そうと考えていましたが、高い壁でした。う~ん、目標達成ならず。とりあえずインパクトファクターがついた論文誌(1.602。ちなみにNatureは26くらい)に1本、北村先生やネイティブチェックをしてくれた友人のおかげもあって、採録されたのは大変うれしいことでした。教育工学系でインパクトファクターが付いている論文誌というのは自然科学に比べると少ないので、それもまたうれしいことです。あと、国際会議AAALはポスターで採録になっていましたが、キャンセルしました。

前に中原先生@東大、北村先生とお話をしていたのですが、インパクトファクターは論文誌の価値を決めているのではなく、その中にある論文がどれほど引用されているか、幅広く他の研究に貢献しているかを示している指標です。

ですので、私がこの論文誌に投稿した論文がすごいわけではありません。北村先生が言われるには、それぞれの業界で世界的に名前が通っている研究者の論文が採録されるとインパクトファクターが上がるので、不安定な指標なんだそうです。

確かにその通りですね。最近、Studies in Second Language Acquisition(SSLA)という論文のインパクトファクターが下がっているので、これはおそらく、そういう著名な先生方がSSLAに最近投稿していないことが1つの理由としてはあるかもしれませんね。

採録は厳しいのかどうかという点では、私のような、若輩者から見ると、インパクトファクターがある論文誌はそれがついていないものと比べ、査読が厳しいように思いました。私のような、まだまだ浅い経験で語るのも問題なのですが、この少ない経験でそれを感じました。今回、統計について厳しく突っ込まれるのも初めてでしたし(確かに、突かれて当然のことをしていたのですが・・・)。

1勝4敗と、勝率が悪いですが、世界の研究者たちに読まれている国際論文誌の厳しさを知りましたし、どういう点で突っ込まれるのか、勉強することができました。いい経験になりました。

これからもチャレンジしたいと思います。

しかし、敗戦から学ぶことも多いのですが、成功体験って重要ですよね。
今日は東京農工大で行われたティーチングポートフォリオのセミナーに参加しました。


最近、教員の評価、とりわけ、教育への貢献に対する評価をどうするのか、よく目にします。大学教員というのは、今まで研究業績で評価されてきているので、授業など研究以外のところでの貢献についても正当に評価しようというような動きが出てきています。

本日は東京農工大学で開催されたティーチンポートフォリオセミナーに参加し、大学評価・学位授与機構の栗田佳代子先生のご講演を聞いてきました。


今まで、教育評価を行うとしても、学生からのアンケート、シラバスなどの内容で全体的な目で大学教員の評価というものがなされていなかったということです。このがティーチングポートフォリオというものは、研究、教育とその他の活動と全体的に、且つ教員が主観的に観点を決め、その観点に沿う客観的資料を基にして自らの実績について記述するものというものということでした。


これはFDの一貫として行うという話で進めてれてきているので、大学教員と大学組織、双方へのメリットが説明されていました。教員にとっては自らの実践について振り返りができることや、評価者へのアピール、自分の実践についての効力感を感じることができるなどのメリットがあり、組織としては教員がどういうことをしているのか把握することができ、外部へアピールすることができる、大学の質的向上を見込むことができるなどがあるということでした。評価としては、教員のアラを探すのではなく、激励するという視点で使用されるべきとのお話がありました。


実際にティーチングポートフォリオを書くワークショップ(というのかな?ミニ演習をワークショップというのであれば、ワークショップなのだろう)もあり、大変有意気でした。


こういったものの普及としては、大学の文化が大きく左右されると思いますが、執行部からの理解、強制で行うものではなく草の根的に地道に時間をかけて行うのがよいなどのお話がありました。


最後の議論になるのは、やはり組織の話、普及の話が多かったです。これはFD系のセミナーに出るとこうなることは宿命なのでしょうか。導入の素地が日本では整っていない、学長などの執行部からのトップダウンでする方がいいのではないか、などの議論がありました。たしかに大学というのは学長が変わるとガラリと変わるので、草の根的に進めてきたことも一気につぶれることも容易に想定できるなと思いました。


私が考えたことは、大学教員のキャリアってなんだろう?ということです。大学に限ったことではないのですが。企業ではポートフォリオという言葉は使いませんが、自らの業績について上司に説明し、評価を受けることは当然のことです。私も企業にいたころにやっていたので、私にとっては今日のお話は目新しい話でもなかったです。しかし、こういう新しいことを大学という組織にどのように適用するのか、というところには大変な興味があります(残念ながら、この点に関する事例などはよくわかりませんでしたが)。


このような評価に関わることが大学という組織に当てはまりにくいのは、研究業績を上がることが優先される傾向にある大学組織では教育に関する業績が評価されないことに大きな問題があるのでしょうか。組織全体において普及するという点では東京農工大学の先生が最後におっしゃっていたのですが、草の根的に行うのと、執行部からのトップダウンの双方で行うのが良いというお話がありました。私はその通りだとは思うのですが、1つ、大切な観点があると思います。それは執行部が大学教員という人的資源の育成という視点を持つ必要があるのではないかと思います。


しかし、そのためにはこのようなティーチングポートフォリオの使用がどういう効果につながるのか、目に見える形で示す必要があるのではないかと思います。情意面の効果は確かにあると思いますが、執行部に「情意面に効果がありました。動機付けによかったです」と言っても、「う~ん・・・」とあまりいい顔はしてくれないように思います。とはいえど、客観的指標で量的な評価を行うのも大変難しいところではあると思うのですが、量的に出せないと言って、出そうとしないという姿勢はおかしいことだと思います。こういう組織にとって新しい試みは失敗はあっても、何かしらのチャレンジは必要なものなので、量的なデータを収集するための追跡調査などの試みはあってもいいのではないかと思います。


しかし、この手のものを大学組織で普及させるという話をする場合、大学の授業の質的改善とか、学生の満足度向上、社会から求められる人材の育成を目標とするといった話で語られることが多かったように思います。企業では営利を上げるためという最大の目標があり、さまざまなサブの目標が立てられますが、ある程度の規模の会社になると、人材=人財という考え方を示しています。今回ご講演くださいました学位授与機構の栗田先生は実際にご講演中に「大学教員は人的資源です」というお言葉を遠慮がちに使用されたのですが、「いや、明らかに人財でしょ」と私は思います。


大学は企業とは違うということをおっしゃる方も多いと思いますし、違う点は多いことも事実ですが、私たち大学教員は大学組織においては研究と教育を実際に行う人的資源ですし、その資源の質を上げることが大学の質的向上に結びつくということなのではないでしょうか。私は大学教員のキャリアは教育に限らず、さまざまなものがあってもいいと思っています。何か技能的なものも大学教員としてのキャリアに結びつけるという、企業的な考え方も入れると何か意識が変わるかもしれません。新たなスキルが身につくことによって、研究の幅が広がるなど、大学教員にとってもメリットはあるように思います。「そんな時間があるか?」という人もいますが、企業の人も同様に忙しく、その中でスキルを磨く努力をしていることを考えると、何か方法はあるように思います。


あと、関係ないのですが、感じたこととして、こういった自らの業績に関する軌跡について記述するものは人事流動が激しい業界に合うのかもしれません。WebデザインやIT業界というのはその代表的なところだと思うのですが。栗田先生はティーチングポートフォリオはアメリカではテニュアになるための評価などで使用されるというお話があったと思いますが、テニュアではない教員、または若手の教員に自分のキャリアについて考える機会として大変有効だと思いました。テニュアの教員には簡単な1年分のポートフォリオを書くことと何かの研修を受けるという方が教員のキャリア意識は上がるのではないかと思います。


私自身、FDのセミナーを受けたというよりも、自分のキャリアを考える大変いい機会になりました。何やら、企業の自己啓発セミナーを受けているような感じがしました。


ところで、ふと思ったのですが、大学教員に企業で行われている研修を受けてもらうとどうなるんでしょうか?お金は結構かかるのですが。そういう大学は日本でありますか?私は不勉強なため、知らないのですが。たとえば、30代前半の教員には係長級のマネージメント研修、30代後半から40歳くらいまでは課長級、40歳から50歳は部長級というような感じで、HRM研修を受けてみるとか面白いかもしれないなーと思いました。中原先生@東大がご研究されている企業のミドル・エグゼクティブの人材育成みたいなものを大学教員も受けてみるというような話なのですが。私は受けてみたいですね。会社時代の同期も係長級に昇進する人も出てきていて、研修の内容を聞いてみると面白そうでした。勉強になりそうです。

本郷三丁目探検:鉄板焼き

今日は渡辺君@東工大&青学大と一緒に鉄板焼きを食べた。

本郷三丁目はいろいろお店があって、迷うのですが、今日も渡辺君に調査を任せてしまいました。
彼のリサーチ・・・というか勘でしょうか、何気に当たるんですよね。

東京に来てからお好み焼きというものをあまり食べないのですが、今日は久しぶりに行ってみました。
いやー、鉄板を前に、いろいろやりながら食べるというのも楽しいですね。会話も弾みます。

私はもんじゃというものの作り方がわからないので、東京出身の渡辺君に作ってもらいました。
前にもんじゃを食べたのは会社にいた時ですね。6年前くらい?でしょうか?その時も東京出身の
友達に作ってもらいました。

関西人はもんじゃを食べない人が多いらしいのですが、私はあれはあれでおいしいものだと思いました。
渡辺君のプロ的な腕が光ってましたね。

昼間にオムライスを食べたのですが、あれはハズレでしたが、夜はそこそこによかったです。

またいろいろ探検をしたいと思います。

ちなみに探検隊員募集中です(ぇ

本郷三丁目探検:刀削麺を食べる

ここ最近、本郷三丁目探検をしています。もう非常勤の時も含めて東京大学に来て2年半くらい経つのですが、ずっと前から気になっていたお店に入りました。

東京メトロ丸ノ内線を本郷通り側に出て、左に曲がると、料理人が麺を削っている看板が立っています。そのお店に入りました。同じフロアーの豚の焼き肉屋には何回か行ったことがあるのですが、今回は刀削麺屋の方に入りました。

13時半すぎくらいで、ガラガラでした。マスターが日本人、ウェイトレスが中国の方でした。中国語で何やら言い合ってる感じでした。いいですねー。このやる気のなさ。私は好きですよ。前もハンガリーのことについてブログを書きましたが、この旧共産圏(中国は共産圏だけど)の匂いはいいです。ドキドキしますよね。私はこギレイで、「ポッシュ!!」みたいなお店はあまり好きではないので、こういう店が肌に合いますね。学部のころに貧乏旅行してたせいもありますが・・・

1人なのに「広いところでゆっくりしてください」と言われ、言われるがままの席に座る。


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頼んだのは坦々刀削麺とザーサイ飯のセット。

うまかった。ザーサイ飯は細切りにしたザーサイ、とうがらしとネギが炒めてあるんですよね。これはうまい!また刀削麺もいける。太さが均一ではないので、麺の固さとかどうやって調整しているのかわかりませんが、うどんみたいな感じで私は好きです。

また、坦々麺のスープも胡麻が聞いてて、うまい。そこまで辛くないのですが、汗がダラダラ出てきました。もともと汗っかきということもあるのですが。

しかし、マスターがずっと中国人のウェイトレスに指導してました。それがおもしろくて。

「こういうのはやって覚えてよ」とマスターが言えば、不完全な日本語で「1つ1つ言われないとわからない」と言い返す。やるねー。マスターと中国人のウェイトレス(たぶんバイト)あずっと言い合いをしていた。

最後にマスターが「もう、わたしも脳溢血で倒れちゃうよ」と。おもろかった。

また来たいですね。次は辛くないやつで食べてみたいです。ここは絶対、行きます。お店の名前は忘れましたが、場所は覚えました。ドトールの横あたりです。今回の探検は成功です。先週が失敗だけあって、今回の成功は大変うれしいですね。

国際論文誌対応

今まで出していた国際論文誌2本なのですが、2本とも落ちてしまい、修正して、他の国際論文誌に出し直しています。

そのうち1本は2か月で条件が返ってきました。条件数は6つ。ですが、大変厳しい条件で、これで出しても通るのか・・・と不安もありますが、がんばって修正しました。特に統計の部分はかなり根底から結果が変わる可能性もあって、隣の席の北村先生に相談して、ご助言を頂きつつ、修正しました。北村先生のご助言のおかげもあり、結果が変わる部分が最小限にとどまったので、修正への負荷を減らすことができました(北村先生、ありがとうございました)。

とりあえず、昨日・・・というより、本日ですね、朝3時半くらいに修正は終わり、今、条件への回答文を書いています。日本の学会と違い、丁寧に書く文化はあまりないように思いますが、英語で書くのがなかなか辛いです。まあ、だったら国際誌に出さなければいいじゃない?と言われるかもしれませんが、研究知見を世界に出すのは大変いい経験になりますし、海外の研究者の観点も勉強になって意味があると思います。たぶん、これからもたびたび弱音を吐いたり、不満を言ったりすると思いますが、海外の論文誌へのチャレンジは続けていくと思います。

12月8日までに再投稿しなければなりませんが、その前にネイティブチェックにも回さないといけないので、間に合うかどうか・・・不安ですね。

さらに12月10日までに、AACEのSITE(Society for Information Technology & Teacher's Education)のセカンドコールにも出すので、10日までは英語漬け&忙しいですね。

がんばります!

しかし、SITE、通ったら、それはそれで大変だ。2月25日からバルセロナ(3月1日帰国)、翌日からアメリカへ・・・あまり職場を空けるわけにはいかないので、少し早めに帰ってこなくては。ただ、多少の心の救いは、ちょうどこのころは今のプロジェクトも落ち着いている(ことを望んでいます)と思われ・・・る???。