8月5日から福岡でWorldCALL2008が開催され、参加&発表してきました。興味をもって聞いた発表についてご紹介します。

Regina Hampel, Mediation, Materiality and Affordances: Using Multi-modal Online Tools for Language Learning
私が今の自分の研究を始めたきっかけの1つになった人の発表です。イギリスのオープンユニバーシティーではオンラインの言語教育を古くから行っていて、様々な実践を報告してくれます。



Regina Hampel, Mediation, Materiality and Affordances: Using Multi-modal Online Tools for Language Learning
私が今の自分の研究を始めたきっかけの1つになった人の発表です。イギリスのオープンユニバーシティーではオンラインの言語教育を古くから行っていて、様々な実践を報告してくれます。

2つのケースについて、CMC環境を言語教育に使用する際のポイントを説明されていました。 CMC環境はそもそも、学習の動機付けや意味交渉をすることによる言語能力の向上に効果があると言われていますが、それをおさらいした感じの発表でした。すみません。すでに知っていました・・・というよりも、彼女の著書で、今回の発表内容は一部書いてありました。
ただ、彼女の発表を聞いて、私は不思議に思い、今だによくわからないないのは、テキストチャットとか、ビデオカンファレンスとかコミュニケーションツールをなんでも統合してしまっているんですが、それぞれの媒体がどういう効果があって、どういうパフォーマンスの向上に良いのか、説明がされていません。「統合するのはいい」と言われても、その根拠はなんだろう?と考えてしまいます。言語教育者はここのところをよく見ていないと思います。オープン・ユニバーシティーもLyceumというツールがあり、Hampel先生も評価をし、さまざまな論文で知見を述べられているのですが・・・統合するのであれば、それぞれが統合されることの効果を統計的に見なければ、ツールの有効性は主張できないと私は思います。統合することで、学習やコンピューター操作の認知負荷が高くなるという研究もありますので。

ただ、彼女の発表を聞いて、私は不思議に思い、今だによくわからないないのは、テキストチャットとか、ビデオカンファレンスとかコミュニケーションツールをなんでも統合してしまっているんですが、それぞれの媒体がどういう効果があって、どういうパフォーマンスの向上に良いのか、説明がされていません。「統合するのはいい」と言われても、その根拠はなんだろう?と考えてしまいます。言語教育者はここのところをよく見ていないと思います。オープン・ユニバーシティーもLyceumというツールがあり、Hampel先生も評価をし、さまざまな論文で知見を述べられているのですが・・・統合するのであれば、それぞれが統合されることの効果を統計的に見なければ、ツールの有効性は主張できないと私は思います。統合することで、学習やコンピューター操作の認知負荷が高くなるという研究もありますので。

Mike Levy & Claire Kennedy, Mobile Learning for Italian
今回のWorld CALLのプレジデントをしているMike Levyの発表です。私は実は、この発表内容は知っていました。本で書かれていた内容と同じでした。ですが、世界の携帯を使用した言語教育とはどういうものか、改めて知るいい機会だと思ってみました。
英語話者に対して、イタリア語でSMSを通じて、質問が行きます。それに対して、学習者はイタリア語で返すというなんてことない使い方なのですが、理論的に考えると、単純な構造であっても、言語教育で必要とされるポイントは押さえているとは思いました。
今回のWorld CALLのプレジデントをしているMike Levyの発表です。私は実は、この発表内容は知っていました。本で書かれていた内容と同じでした。ですが、世界の携帯を使用した言語教育とはどういうものか、改めて知るいい機会だと思ってみました。
英語話者に対して、イタリア語でSMSを通じて、質問が行きます。それに対して、学習者はイタリア語で返すというなんてことない使い方なのですが、理論的に考えると、単純な構造であっても、言語教育で必要とされるポイントは押さえているとは思いました。
これが結果です。うそでしょー!って言いたくなります。「どんだけー!!」ってね。こんなまじめな学生はいますか?ほとんどの人が携帯電話を使ったイタリア語学習が楽しかったとか、学習のためになったと言っています。これは国民性もあるのかもしれませんが、普通、日本人の学生なら、嫌がると思います。1日1通くらいならばアリだと思いますが・・・みなさん、学生ならどう思いますか?私は1日1通くらいならいいですが、それ以上になると絶対いやですねー。でもインフォーマル・ラーニングの1つとして考えるならば、ゆるい学習なので、それはいいと思います。
しかし、日本のように、完全に作りこんで使用するというところまでは言っていませんね。欧米では携帯電話よりスマート・フォンを使う人が多いので、モバイルという場合はたいていスマート・フォンかPDAを指すことが多いですね。しかし、しっかり研究している欧米はあっという間に日本よりもいい研究をする人たちが出てきそうな気がします。正直、Mike Levyたちの研究もあまりいいとは思いませんでしたが、先行研究を引いてきて、調査をした上で研究をしている、この姿勢の積み重ねは大切で、今後、いい研究をしそうな気がします。英語ができなくても私たちはもっと世界へ研究成果の発信をして、いい研究を続けていかないといけませんね。そのためには勉強です。もっと勉強しないといけません。私もまだまだです。もっとがんばります。

しかし、日本のように、完全に作りこんで使用するというところまでは言っていませんね。欧米では携帯電話よりスマート・フォンを使う人が多いので、モバイルという場合はたいていスマート・フォンかPDAを指すことが多いですね。しかし、しっかり研究している欧米はあっという間に日本よりもいい研究をする人たちが出てきそうな気がします。正直、Mike Levyたちの研究もあまりいいとは思いませんでしたが、先行研究を引いてきて、調査をした上で研究をしている、この姿勢の積み重ねは大切で、今後、いい研究をしそうな気がします。英語ができなくても私たちはもっと世界へ研究成果の発信をして、いい研究を続けていかないといけませんね。そのためには勉強です。もっと勉強しないといけません。私もまだまだです。もっとがんばります。

Hiroki Ishizuka, Kibler Ronald, Ryuichi Yorozuya, Development of a multimodal SNS system for use in language education
やっと、SNSの成功例らしいものを見た気がします。前に専修大学の望月先生とSNSの教育利用は難しいという話をしていました。私のブログでも何度か、SNSの教育利用は失敗例が多いという話をしていました。やはり「SNSに入ろう」という強い動機付けがないと、SNSに継続的に入らないですよ。
たぶん、今まで教育SNSで成功したものがないのは、相手が大学生ということや、SNSに入ることによる得られる情報の価値が少ないことがあると思います。この研究は小学校での英語の教え方や英語を取り入れた活動方法、それに関係するブログやディスカッションボードが用意されています。また、You Tubeのように、動画でその内容を見ることもできるようです。私の義父も言っておりましたが、小学校の現場は小学校英語の導入に向け、いろいろ検討していますが、混乱は続いています。このようなSNSがあると、方法論だけではなく、お互いの考え方、不安感も共有できて、いいですよね。これは成功するように私は感じますが、もうちょっとゆるーい形のコミュニティーも検討すると、もっとSNSが盛り上がるように思います。たとえば、教職課程を希望している学生さんを取りこんで、いろいろ相談できるような環境を提供するとか。実践的な学習コミュニティーを展開することができると思います。私の先輩であります、目白大学の藤谷先生も東北学院大学の稲垣先生と組んで、異文化交流教育のためのSNSを立ち上げて、その効果の検証をされています。
専門職のSNSは数々の成功例がありますね。しかし、教育に導入している例は少ないので、おもしろいと思います。ぜひ教育工学会でも発表してほしいです。
大学生相手の教育SNSで成功しているものを見たいですね。
また、続きはその2で説明します。
やっと、SNSの成功例らしいものを見た気がします。前に専修大学の望月先生とSNSの教育利用は難しいという話をしていました。私のブログでも何度か、SNSの教育利用は失敗例が多いという話をしていました。やはり「SNSに入ろう」という強い動機付けがないと、SNSに継続的に入らないですよ。
たぶん、今まで教育SNSで成功したものがないのは、相手が大学生ということや、SNSに入ることによる得られる情報の価値が少ないことがあると思います。この研究は小学校での英語の教え方や英語を取り入れた活動方法、それに関係するブログやディスカッションボードが用意されています。また、You Tubeのように、動画でその内容を見ることもできるようです。私の義父も言っておりましたが、小学校の現場は小学校英語の導入に向け、いろいろ検討していますが、混乱は続いています。このようなSNSがあると、方法論だけではなく、お互いの考え方、不安感も共有できて、いいですよね。これは成功するように私は感じますが、もうちょっとゆるーい形のコミュニティーも検討すると、もっとSNSが盛り上がるように思います。たとえば、教職課程を希望している学生さんを取りこんで、いろいろ相談できるような環境を提供するとか。実践的な学習コミュニティーを展開することができると思います。私の先輩であります、目白大学の藤谷先生も東北学院大学の稲垣先生と組んで、異文化交流教育のためのSNSを立ち上げて、その効果の検証をされています。専門職のSNSは数々の成功例がありますね。しかし、教育に導入している例は少ないので、おもしろいと思います。ぜひ教育工学会でも発表してほしいです。
大学生相手の教育SNSで成功しているものを見たいですね。
また、続きはその2で説明します。

