ITと社会問題

CNet Japan
Web2.0 summit 2008年は環境など社会問題がテーマ
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20376786,00.htm

以前、このブログでも「googleで環境教育」というタイトルで書きましたが、Web2.0的コンセプトでも、それ以外のものでも、情報技術が世界が直面している社会問題の解決に少しでも貢献できることは大変喜ばしいことだと思います。

Web2.0的なコンセプトでは、どれだけ小さな意見でも自分から発信できることや、また小さなニーズに対しても応えるようなサービス展開が可能になるものがあります。オライリーはこの記事の中で集合知という言葉を使っていますが、小さな意見や取り組みをWeb2.0的な、視覚化ツール、共有ツールなどで顕在化させるというのはWeb2.0的な枠組みでできることだと思います。

また、この視覚化というのは大変効果があることだと思います。見せ方によって、人はその情報に対する認識が変わると思います。前に、どこかのサイトで世界的な水不足を訴えるものがありました。これは単純にテキスト情報で見せるのではなく、植物、動物、人間が一日でどれほどの水を取っているのか、必要とするのかを水色の水滴のオブジェクトを使って表現されていました。多く必要なものほど、大きく水滴で表現されます。さらに、確か、食物連鎖も表現されていました。もちろん人間は食物連鎖の上位にある動物ですので、植物や動物が採っている水を採っているわけです。これは大変インパクトがある表現方法だと思います。

しかし、現状ではなかなか社会問題の解決は至らない状況にあります。これはやはり世界的な問題ですので、一国だけの努力では追いつきませんし、一国の努力を1つの方向に持っていくことすら難しいです。

ITMediaエンタープライズ
「企業と個人、エコ製品に対する意識にギャップ」
http://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/0807/05/news002.html

日本ですら、このような状況にあります。

今、洞爺湖サミットが行われていますが、政策面での動きはやはり遅いものがあります。オライリーのように、環境政策とは違う世界の人でも関心を持って、自分がやっていることが世界の社会問題の解決に貢献できる取り組みをすることで、小さな動きを集めて、大きな動きへ変化させることができるのだと思います。

私は教育の研究の世界に身を置く者ですが、環境問題については学部の卒業論文でも書きましたので、関心はあります。今は言語教育を中心に研究を行っていますが、何か研究の一環として、できればと思っています。

そういえば、Web Designingで、Design Changes the Worldというコーナーがあったことを思い出します。これは世界のデザイナーが自分の1日の時間のうち5分をボランティアで世界が直面する社会問題の深刻さなどを訴えかけるためのメディアデザインに使うという取り組みです。これはおもしろいですよね。