前に教育においてSNS利用で成功しているものはほとんどなく、難しいという話をしました。
少なくとも日本では教育向けSNSには社会的広がりという点が大きく欠如しているからです。アクセス制限、情報制限、参加できる職種などの属性など制限が強く、社会的広がりはあるのか?ということに強く疑問があるのです。
実際に研究発表を見ても、単純に言うと「それって、SNSじゃなくてもいいですよね。BBSやグループウェアと何が違うのでしょうか?」ということなのです。やはり"i Know"は数少ない成功例と言えます。
今回は面白い記事がありました。教育におけるSNSが持つ1つの大きな可能性について考えたいと思います。
IT Pro
「ミネソタ大学がSNSに教育的価値、米高校のデジタルデバイドが解消」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20080623/309208/
MySpaceとか、Facebookは自分でデザインを作成できますね。ここはmixiとは違うところでしょうか。日本と比較し、アメリカではeラーニングでも自分の情報を公開する人が多いです。自分の顔写真も公開している人がいます。オンラインでは自己開示がしやすいという社会心理学からの知見もあります。
この調査は6ヶ月間、13の都市近郊にある高等学校で、16歳から18歳の学生に対して実施されました。SNSの利用を通じて、テクノロジースキルが身に付いたという話が多く、つづいて創造性とかコミュニケーション能力が身に付いたという主観的な評価がされています。これはまさにインフォーマル・ラーニングです。教員から教えておらうわけでもなく、何かを学習したいという学校における学習と関連した目標があるわけでもないです。友人、親から教えてもらったり、自分で学習することで自分の空間をインターネット上に持つことができ、世界の人と交流を持つことができるということでしょう。ミネソタ大学のGreenhow研究員はMySpaceなどのSNSで共有される生産物、例えば誌や映像を共有し、それを伝えあうことできるという点で、教育利用の潜在的メリットがあるとしています。
また家庭の所得に関係なくインターネットの利用率もあがり、SNSの利用が広がることで、デジタルデバイドが解消に向かうのではないか?という期待もされています。
日本では、そこまで顕在化したデジタルデバイドはないと思いますが、若年者層のほとんどが携帯電話を日常のコミュニケーションデバイスとして利用してますので、「携帯電話ならできるけど、パソコンではできない」ということが多いです。私も非常勤で情報科目を大学で教えていましたが、そういう学生が多かったのを実感としてあります。しかし、携帯電話でもパソコンと変わらないアプリケーションを使用することができるようになってきました。企業などはもちろんパソコンの利用が求められるのですが、ハイレベルのコンピューターリテラシーを身につけさせるつなぎとして携帯電話の利用は期待できるかもしれません。さらにこれをSNSの利用と結びつけるというアイデアはありだと思います(本来のSNSの利用目的とは異なりますが、偶発的、インフォーマル・ラーニングとしては大変効果がありそうです)。
あとはSNSにある悪影響ですね。ここをどうカバーするか・・・プライベートの利用については学校側、教員側は責任を持たないとしたいところですが、授業をSNSを使用してしまうと教員が責任を持たなくてはなりません。責任としてはありますが、学校を卒業すると情報管理、収集、善悪の判断は自分でしなければなりません。その判断をどうするのか、というところで、一定の責任を持ち、メリット・デメリットの説明を行い、サジェスチョンを行いつつも、個人の価値判断によるものであるとして、「判断は自分でしなさい」というのがSNSを教育利用をした場合のリスクを回避する現実的な方法かもしれません。
University of Minnesota
First-of-its-kind study at the University of Minnesota uncovers the educational benefits of social networking sites
http://www1.umn.edu/urelate/newsservice/NS_details.php?release=08619_3591&page=NS
少なくとも日本では教育向けSNSには社会的広がりという点が大きく欠如しているからです。アクセス制限、情報制限、参加できる職種などの属性など制限が強く、社会的広がりはあるのか?ということに強く疑問があるのです。
実際に研究発表を見ても、単純に言うと「それって、SNSじゃなくてもいいですよね。BBSやグループウェアと何が違うのでしょうか?」ということなのです。やはり"i Know"は数少ない成功例と言えます。
今回は面白い記事がありました。教育におけるSNSが持つ1つの大きな可能性について考えたいと思います。
IT Pro
「ミネソタ大学がSNSに教育的価値、米高校のデジタルデバイドが解消」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20080623/309208/
MySpaceとか、Facebookは自分でデザインを作成できますね。ここはmixiとは違うところでしょうか。日本と比較し、アメリカではeラーニングでも自分の情報を公開する人が多いです。自分の顔写真も公開している人がいます。オンラインでは自己開示がしやすいという社会心理学からの知見もあります。
この調査は6ヶ月間、13の都市近郊にある高等学校で、16歳から18歳の学生に対して実施されました。SNSの利用を通じて、テクノロジースキルが身に付いたという話が多く、つづいて創造性とかコミュニケーション能力が身に付いたという主観的な評価がされています。これはまさにインフォーマル・ラーニングです。教員から教えておらうわけでもなく、何かを学習したいという学校における学習と関連した目標があるわけでもないです。友人、親から教えてもらったり、自分で学習することで自分の空間をインターネット上に持つことができ、世界の人と交流を持つことができるということでしょう。ミネソタ大学のGreenhow研究員はMySpaceなどのSNSで共有される生産物、例えば誌や映像を共有し、それを伝えあうことできるという点で、教育利用の潜在的メリットがあるとしています。
また家庭の所得に関係なくインターネットの利用率もあがり、SNSの利用が広がることで、デジタルデバイドが解消に向かうのではないか?という期待もされています。
日本では、そこまで顕在化したデジタルデバイドはないと思いますが、若年者層のほとんどが携帯電話を日常のコミュニケーションデバイスとして利用してますので、「携帯電話ならできるけど、パソコンではできない」ということが多いです。私も非常勤で情報科目を大学で教えていましたが、そういう学生が多かったのを実感としてあります。しかし、携帯電話でもパソコンと変わらないアプリケーションを使用することができるようになってきました。企業などはもちろんパソコンの利用が求められるのですが、ハイレベルのコンピューターリテラシーを身につけさせるつなぎとして携帯電話の利用は期待できるかもしれません。さらにこれをSNSの利用と結びつけるというアイデアはありだと思います(本来のSNSの利用目的とは異なりますが、偶発的、インフォーマル・ラーニングとしては大変効果がありそうです)。
あとはSNSにある悪影響ですね。ここをどうカバーするか・・・プライベートの利用については学校側、教員側は責任を持たないとしたいところですが、授業をSNSを使用してしまうと教員が責任を持たなくてはなりません。責任としてはありますが、学校を卒業すると情報管理、収集、善悪の判断は自分でしなければなりません。その判断をどうするのか、というところで、一定の責任を持ち、メリット・デメリットの説明を行い、サジェスチョンを行いつつも、個人の価値判断によるものであるとして、「判断は自分でしなさい」というのがSNSを教育利用をした場合のリスクを回避する現実的な方法かもしれません。
University of Minnesota
First-of-its-kind study at the University of Minnesota uncovers the educational benefits of social networking sites
http://www1.umn.edu/urelate/newsservice/NS_details.php?release=08619_3591&page=NS

