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サイボウズ、ポスドク積極採用の方針
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20375650,00.htm?ref=rss
博士課程に進学する学生は基本的に大学に残って研究者を目指したいものです。ここ数年の政府の方針で、科学技術が強い日本を復活させるということで、有能な研究者を出すため、博士を増やすことをやってきました。国立大学では博士課程の学費を無料とするところもあります(最近の大学は経営難ということもあるので、この方針はなくなってきましたが)。
しかし、大きな問題として、ポスドク(ポスト・ドクター)問題があります。 「博士課程を卒業した」というのは世間的に響きはいいのですが、就職は大変難しいのが現実です。これは大学名なんて関係ありません。私も企業で働いて、採用側もやったことがあるので、企業就職で大学名が効くのは確かにあると思いますが、博士課程を卒業して、大学に教員・研究者として勤務するための就職は話が違うのです。
指導教官の力もありますが、自分がやっている研究、分野も大きく関わります。あと運もあります。運をつかむまでは非常勤講師でもして、食いつないでいくしかないのです。博士という名誉の裏にはほんとに厳しい世界が待っています。さらに、最近の少子化ということもあり、大学のポスト自体が削減傾向にあることや、あったとしても時限つきの職というのが多いです。契約更新があればラッキーですが、更新なしという条件で採用というところも多いです。そういう人は数年後、就職活動をしなければなりません。
就職するためには研究をしないといけません。その時限つきのポストにいる間に、業務をしながら、自分の研究をして、論文を出していかないと次がないのです。任期なしの職に就くまで、走り続けないといけません。休む間などないのです。これが博士課程を卒業し、研究者を目指す人の現実です。私も時限つきのポジションで研究する1人です。私は自分の研究を上司から推奨されていますし、スポンサー様からも私の研究については好印象を持って頂いている(と信じていますが)と思いますので、まだ幸せな方かもしれません。なによりも時限つきであっても研究職につけたこと自体が幸運でしょう。次からが勝負でしょうね。
その中で、企業がポスドクを採用するという動きをどう考えるか?です。もちろん研究者を目指したい人は企業就職をしたくないという人も多いでしょう。でも私は違う考えを持っています。最近の大学側の採用方針は研究もほどほどにできて、教育と大学経営に貢献できる人を欲しいというのが強い傾向でしょう。これから研究費はどんどん削られるか、何かしらの条件がついてくるような気がします。そんな中で、研究一筋よりも企業で勤務した経験があるというのは強みになります。企業で、コストパフォーマンスを意識して勤務するというのは、普通の大学教員ではなかなかできません。しかもこれは国公立・私立大学問わず、求められる経験になるでしょう。
私は研究SE・開発SEとして3年間勤務しましたが、この経験は全く無駄になっていません。修士1年の頃から、通常は博士課程の学生からではないと難しい非常勤講師ができたのも、企業経験を見てくださったからでしたし、研究プロジェクトでも企業経験があるため、呼んで頂いたということもあります。非常勤の面接にいくと、面接官の先生からも企業経験については興味を持って聞いて頂いています。今の私の職があるのも企業経験があるからというのも、大きな理由の1つです。
私のこの経験から考えると、企業経験というのは無駄ということは全くなく、むしろメリットだと思います。もちろん研究歴が切れないように、どこかで非常勤でもいいので、研究ポジションを頂いておくとか、研究発表・論文投稿は継続的にしないといけませんが。
サイボウズはわかりませんが、ポスドクの現状や希望を理解してくださっていて、今後もこのようにポスドクを採用するという動きは大変喜ばしいことだと思うのです。
サイボウズ、ポスドク積極採用の方針
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20375650,00.htm?ref=rss
博士課程に進学する学生は基本的に大学に残って研究者を目指したいものです。ここ数年の政府の方針で、科学技術が強い日本を復活させるということで、有能な研究者を出すため、博士を増やすことをやってきました。国立大学では博士課程の学費を無料とするところもあります(最近の大学は経営難ということもあるので、この方針はなくなってきましたが)。
しかし、大きな問題として、ポスドク(ポスト・ドクター)問題があります。 「博士課程を卒業した」というのは世間的に響きはいいのですが、就職は大変難しいのが現実です。これは大学名なんて関係ありません。私も企業で働いて、採用側もやったことがあるので、企業就職で大学名が効くのは確かにあると思いますが、博士課程を卒業して、大学に教員・研究者として勤務するための就職は話が違うのです。
指導教官の力もありますが、自分がやっている研究、分野も大きく関わります。あと運もあります。運をつかむまでは非常勤講師でもして、食いつないでいくしかないのです。博士という名誉の裏にはほんとに厳しい世界が待っています。さらに、最近の少子化ということもあり、大学のポスト自体が削減傾向にあることや、あったとしても時限つきの職というのが多いです。契約更新があればラッキーですが、更新なしという条件で採用というところも多いです。そういう人は数年後、就職活動をしなければなりません。
就職するためには研究をしないといけません。その時限つきのポストにいる間に、業務をしながら、自分の研究をして、論文を出していかないと次がないのです。任期なしの職に就くまで、走り続けないといけません。休む間などないのです。これが博士課程を卒業し、研究者を目指す人の現実です。私も時限つきのポジションで研究する1人です。私は自分の研究を上司から推奨されていますし、スポンサー様からも私の研究については好印象を持って頂いている(と信じていますが)と思いますので、まだ幸せな方かもしれません。なによりも時限つきであっても研究職につけたこと自体が幸運でしょう。次からが勝負でしょうね。
その中で、企業がポスドクを採用するという動きをどう考えるか?です。もちろん研究者を目指したい人は企業就職をしたくないという人も多いでしょう。でも私は違う考えを持っています。最近の大学側の採用方針は研究もほどほどにできて、教育と大学経営に貢献できる人を欲しいというのが強い傾向でしょう。これから研究費はどんどん削られるか、何かしらの条件がついてくるような気がします。そんな中で、研究一筋よりも企業で勤務した経験があるというのは強みになります。企業で、コストパフォーマンスを意識して勤務するというのは、普通の大学教員ではなかなかできません。しかもこれは国公立・私立大学問わず、求められる経験になるでしょう。
私は研究SE・開発SEとして3年間勤務しましたが、この経験は全く無駄になっていません。修士1年の頃から、通常は博士課程の学生からではないと難しい非常勤講師ができたのも、企業経験を見てくださったからでしたし、研究プロジェクトでも企業経験があるため、呼んで頂いたということもあります。非常勤の面接にいくと、面接官の先生からも企業経験については興味を持って聞いて頂いています。今の私の職があるのも企業経験があるからというのも、大きな理由の1つです。
私のこの経験から考えると、企業経験というのは無駄ということは全くなく、むしろメリットだと思います。もちろん研究歴が切れないように、どこかで非常勤でもいいので、研究ポジションを頂いておくとか、研究発表・論文投稿は継続的にしないといけませんが。
サイボウズはわかりませんが、ポスドクの現状や希望を理解してくださっていて、今後もこのようにポスドクを採用するという動きは大変喜ばしいことだと思うのです。

